「システムエンジニア(SE)を辞めたい」「自分は向いていないのでは」と悩んでいる方必見!
SEを辞めたいと思う一般的な理由や向いていない人の特徴、おすすめの転職先を解説します。
転職の際におすすめのエージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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1.SEを辞めたい!と思う理由4選
システムエンジニア(SE)として働く人であれば、1度はSEを辞めたい…と思ったことがあるのではないでしょうか。
様々な理由から、SEを辞めたいと悩んでいる方は非常に多いです。
まず、SEを辞めたいと思う一般的な理由を4つ紹介します。
- 仕事が忙しい・残業が多い
- 勉強が大変
- 給料が安い
- 客先常駐で人間関係が複雑
それぞれ見ていきましょう。
1-1. 仕事が忙しい・残業が多い
SEの仕事には、必ず「納期」が設定されています。
SEだけではなく、テスター、プログラマ、プロジェクトマネージャーなどさまざまな職種同士で連携しながら進めていく開発の仕事は、納期がかなりシビア。
「ちょっと間に合わないから明日でいい?」ということは通用しないので、納期に追われ、仕事が忙しく残業が多くなってしまう傾向にあります。
ワークライフバランスを重視する方にとってはつらい働き方ですよね。
1-2. 勉強が大変
常に技術が進化し続けているIT業界。SEとして活躍するためには、今の自分の知識に甘んじず最新の情報を収集・キャッチアップをしていくことが必須です。
業務時間内はもちろん、時には業務時間外にセミナーや勉強会に参加したり、プログラミングの学習をしたりしないといけないことも。
勉強することが苦手な人や、そもそもプログラミングの仕事が好きでない人には、難しい職業となります。
勉強で行き詰まり、苦痛を感じて辞めたいと考える方は非常に多くいます。
1-3. 給料が安い
ハードワークなSEのお仕事ですが、その割に年収が低いことも、SEを辞めたい理由の一つです。
同じエンジニア系の職種との平均年収を比較してみましょう。
職種 | 平均年収 |
---|---|
データサイエンティスト | 512万円 |
サーバーエンジニア | 438万円 |
SE/プログラマ | 404万円 |
参考:平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】|doda
同じエンジニア系の職種でも、他職種と比べると平均年収が低く、やりがいを感じづらい方も多くいるのが実情です。
1-4. 客先常駐で人間関係が複雑
SEは様々な働き方が可能な職種です。自社で働く以外にも、客先に常駐してクライアントのチームメンバーとして働くこともあります。
そのため、「来月からはこの現場でよろしく!」と急に知らない人だらけの現場に駆り出されることも。
知っている人がいない中にポンと投げ出されるのはとっても不安ですよね。
人間関係が悪かったり、社内政治を気にしないといけなかったりと、常駐先によっては複雑な環境のため、辞めたいと考える方も少なくないようです。
2.SEを辞めたいと思ったらチェック|SEに向いていない人の特徴
SEは人によって向き不向きが明確に出る職種と言えます。「SEを辞めたいな…」と思ったら、まず自分が向いているかどうかチェックしてみてください。
ここでは、SEに向いていない人の特徴を4つ紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
2-1. チームで働くのが苦手な人
SEはチームで動くことが多い職種です。社内のチームメンバーはもちろん、クライアントや開発パートナー企業と連携をしながら仕事を行う必要があります。
チームで動くより個人で仕事をしたいという方にはあまり向いていないと言えるでしょう。
2-2. コミュニケーションを取るのが苦手な人
前述の通り、SEは関係各所とコミュニケーションを取りながら仕事を行う職種です。
自分一人で黙々と作業を進めるだけでは、うまくいかないことも多々あります。
一定の期間内でクライアントの要望に沿う開発をするには、ニーズのヒアリングやチーム内外との定期的な進捗・情報共有、スケジュール調整は必須。
情報伝達、すなわちコミュニケーションの段階で齟齬が生じれば、当然アウトプットにも悪影響が及んでしまいます。
そのため、SEにとってコミュニケーションスキルは欠かすことが出来ない要素の1つなのです。
2-3. 新しい情報のキャッチアップに興味がない
エンジニアリングやプログラミングの技術は常に進化し続けています。
ニッチな領域で必要とされるなどの例外はあれど、古い技術は次第に使われなくなっていきます。
そのため、日常的かつ長期的に自ら情報・トレンドをキャッチアップしスキルをアップデートしなければ、SEとして様々なプロジェクトで開発したり、クライアントのニーズに応えて活躍し続けることは難しいでしょう。
2-4. 論理的思考が苦手な人
SEの仕事には、論理的思考力が求められます。
クライアントのふわっとした要望を整理し、体系立てて開発工程に落とし込む能力が必要なため、論理的思考力はSEとして必須のスキル。
また、タイトなスケジュールで何をどう進めるのが良いか論理的に考えたり、バグやトラブル発生時の対応を冷静に行うためにも論理的思考力が役に立ちます。
論理的思考が苦手という方だと、仕事を行う上で行き詰まってしまうことも多く、苦労するでしょう。
3.あなたの会社は当てはまる?こんな会社なら辞めるべき!
「SEを辞めたい…」と思う人の中には、職場環境に問題がある場合もあります。
会社を変えれば解決する問題なのか、そもそも仕事内容が合っていないのか、「辞めたい」と思う理由を分析することは重要。
ここでは、働き続けることをおすすめできない、辞めるべき会社の特徴を3つに分けて解説します。
自分の職場が当てはまっていないか、チェックしてみてください。
それぞれ見ていきましょう。
3-1. スキルアップが見込めない会社
「専門職のはずなのに、なぜスキルアップができないのか」そんな壁にぶつかったことはありませんか?
開発案件に関わらないと、誰でもこなせる単純作業や付加価値の低い仕事を任せられてしまうケースも。
その場合、どれだけ働いても新しいスキルは身に付きませんよね。
「まず3年は働いてから転職しよう」と考える方も多いと思います。
しかし、社内での業務経験が見込めないのであれば、経験不足でも思い切って転職することで今後のキャリアが大きく変わるでしょう。
経験不足を補うのは、明確なキャリアプランとそれに向かっていく意欲です。
今いる会社でそれが叶えられるのか、今一度考えてみてもいいかもしれません。
3-2. 長期的に人員不足で、長時間残業が常態化している会社
SEは専門性が高く、仕事量も残業も多いというイメージがついてしまっています。
特に、人手不足で常に求人を出している、長時間残業が常態化しているといった企業は要注意です。
昨今では、SEはブラックだという固定観念を払拭して、SE人口を増やそうと努力している企業も増えてきています。
実際にここ数年は、残業時間が減少傾向にあるというデータも出ています。
先述したようなイメージもあり、SEはいまだ売り手市場が続くと言われています。
社内での労働改革が進んでいない場合、もっと社員の働き方に注力している会社を自分から探してみてはいかがでしょうか。
3-3. 社員を大切に考えていない会社
最大限のパフォーマンスで仕事をするには、環境が整えられていることも大切です。
慢性的な人手不足で常に仕事量が多く、労働時間も長いと自己管理することもままならないでしょう。
人の出入りが激しく社員が定着しない会社であれば、その都度コミュニケーションを取ることも難しくなり、いつの間にか業務にかかる手間が増えているかもしれません。
そうやって体力と時間を引き換えに上げた業績は、昇給や昇格といった形で社員に還元されていますか?
会社が社員を大切に思っているなら労働環境は自然と整っていくものですが、それを待つよりもすでに環境が整っている会社を見つけるほうが手っ取り早いかもしれません。
4.SEを辞めたい人向け!SE経験を活かせるおすすめの仕事4選
SEを辞めたいと考えている人向けに、これまでのキャリアを活かせるおすすめの仕事を4つ紹介します。
なぜ辞めたいのか?理由と照らし合わせ、次の仕事を探しましょう。
4-1.エンジニア系職種
まずおすすめなのは、エンジニア系の職種です。「社内SE」「システムエンジニア」2つの職種を紹介していきます。
4-1-1.社内SE
社内SEとは、社内(自社)業務における様々な課題をシステムの導入・改修・運用により解決する仕事です。
SEとして培ったクライアント企業のシステム開発・運用・保守等の経験を活かして働ける職種だと言えるでしょう。
4-1-2.システムエンジニア
SEの仕事内容が嫌いなのではない、という方は同職種での転職を検討されてみてはいかがでしょうか。
キャリア採用で専門知識や経験豊富な人材を求める企業も多く、現職の経験を活かしつつ年収アップが狙えます。
同職種で転職される際は「現職のどのような点が不満だったのか」「自身が働く上で重要視するものは何か」など自己分析をした上で、環境・待遇等々を吟味して企業選びをしましょう。
4-2.非エンジニア系職種
続いて、SE自体向いていないと感じる人におすすめな、非エンジニア系の職種を紹介します。
「ITコンサルタント職」「プリセールス」の2つを見ていきましょう。
4-2-1.ITコンサルタント職
ITコンサルタントとは、クライアント企業のIT戦略策定からシステムの見直し・新システム導入提案・最適化や動作検証を通じて、企業の経営課題を解決する仕事。
ITコンサルタントが提案し承認されたシステムを開発するのがSEの役割なので、ITコンサルタントはSEより更に上流の工程を担当する職種と言えます。
ITに関する広範な知識やヒアリング力、プレゼン力が問われますが、SEとしてシステム構築した実務経験・知識が活かせる職種です。
4-2-2.プリセールス
プリセールスとは、営業にはない専門知識を活かしてIT製品や技術の説明、クライアントへのIT環境に関するヒアリングなどを担当し、実現可能性の高い技術を提案する仕事です。
端的に表現すると「営業寄りのエンジニア職」と言えます。
SEとして培った現場での実務経験や専門知識は、技術的知見に基づいた提案をする上で役立つことでしょう。
5.SEを辞めたいなら|転職におすすめの転職エージェント2選
「SEを辞めたい」「転職したい」と思っても、どのように転職活動を進めていくべきか、不安な人もいるでしょう。転職エージェントならば、全面的に転職活動をサポートしてくれるので安心です。
ここでは、おすすめの転職エージェント2つを紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
5-1.レバテックキャリア
レバテックキャリアはレバレジーズ株式会社が運営するITエンジニア・デザイナーの転職に特化したエージェント。
IT業界の転職事情に詳しいキャリアドバイザーが、転職希望者の経験を踏まえてサポートしてくれます。
SEからIT業界の別職種へ転職したい方や、経験・スキルを活かして同職種でキャリア・年収アップを目指す現役エンジニアの方におすすめです。
5-2.リクルートエージェント(RECRUIT AGENT)
リクルートエージェントは業界最大手のリクルートグループが運営する転職エージェント。
取扱求人数が非常に充実しており、他エージェントでは取り扱いのない独占求人および非公開求人を豊富に取り揃えています。
IT・Web業界はもちろん、様々な職種・業界知識の豊富なキャリアアドバイザーが転職をサポート・アドバイスしてくれるため、新しい職種・業界にチャレンジしたい方や、初めて転職をされる方におすすめします。
まとめ|SEを辞めたいと思ったら転職エージェントに相談がおすすめ!
SEは合う・合わないが人によりはっきりと分かれる職種です。無理をして苦しみながら仕事を続けても良いことはありません。
「勤続年数が長いことが良いこと」という価値観は現代では時代遅れ。
短期離職となってしまっても気にせず、SE職が自分に合っているのかどうかを見極め、合わない場合は転職活動に踏み切るのがおすすめです。
転職エージェントは、相談レベルから受け付けてくれるので、まずは紹介したエージェントに登録してみてください!