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保育士を辞めたいと思った人必見!解決法や対策・転職方法まで一挙紹介

保育士は子どもに囲まれて、毎日楽しく仕事ができる職業だと憧れを持つ人も多いだろう。

しかし、実際に働いてみると理想とは違うことも多く、辞めたいと思った人も多くいるのが現実だ。

今回は、保育士を辞めたいと思った人が取るべき対処法や解決法、そして転職方法までを詳しく解説していく。

この記事を読めば保育士を辞めたいと思っている人も、辞めるべきか迷っている人も自分の今後やるべきことが明確になるだろう。

保育士の進退に悩んでいる人は、ぜひ読んでほしい。

1.保育士の離職率は私営保育所が高い

保育士の離職率は高いと思う人も多いだろう。

平成28年および29年に厚生労働省が出した社会福祉施設等調査「保育士の現状と主な取組」によると、保育士の離職率は9.3%となっている。

同じく厚生労働省が出した「令和3年雇用動向調査結果の概況」によれば、令和3年度の全職種の平均離職率は13.9%なので、平均離職率と比べると、保育士の離職率は他の職業に比べても低いことが分かる。

しかし、保育士でもさらに公営保育所と私営保育所の離職率を詳しく調査した結果、公営保育所の離職率が5.9%に対し、私営保育所は10.7%と離職率が高いことが分かった。

公営保育所の保育士は公務員であるため、昇給制度や賞与などの待遇も良い。

また、女性保育士は結婚して妊娠・出産しても産休・育休がしっかりと与えられるため、なかなか退職する保育士がいないのが現状である。

2.保育士を辞めたいと思った理由8選

ここからは、実際によくある保育士が辞めたいと思った理由を8つ紹介していく。

2-1.職場の人間関係

保育士の離職理由の第1位が職場の人間関係のトラブルである。

人間関係が原因で保育士を退職した人は33.5%と、退職理由の3割ほどを占めていることが分かっている。

保育士の男女比率は年々変わってきてはいるものの、まだ女性保育士が多く、どうしても保育士同士の相性の合う合わないが生じてしまう。

2-2.給料と仕事量が見合っていない

給料面と仕事量の多さに悩んでいる保育士は、離職理由の第2位・第3位に上がっている。

保育士は労働時間が長く、残業も多い。

そして残業はほとんどが規定残業とみなされずサービス残業だ。

その上、勤務時間以外で持ち帰りの仕事も多く、激務の割には給料が少ないと不満を感じている保育士が多い。

2-3.体力や健康上の理由

保育士は、赤ちゃんを抱っこしたり幼児と鬼ごっこをしたり、重いテーブルを出し入れしたりと何かと体力が必要だ。

毎日身体を酷使した結果、ぎっくり腰や腰痛、ヘルニアになってしまう人も多い。

また、過度なストレスの積み重ねから精神疾患を患ってしまうケースも見られる。

2-4.保護者の対応が大変

保護者の対応は保育士の信頼問題にも関わるため気を抜けない。

子どもの個性が十人十色であるように、保護者のタイプもさまざまである。

特に教育熱心な保護者や何かと繊細な保護者の場合、保育士は何度も対応に追われることも。

2-5.園の方針と保育観が合わない

園の方針と自分の目指す保育観が合わないと思うようになれば、どんなに真面目に仕事をしていても不満を抱えるようになり、やがてやりがいを感じなくなってしまう。

2-6.向いていない

保育で上手く子どもの対応ができなかったり、失敗して落ち込んだりしたときに保育士に向いていないと感じてしまう人が多い。

また、同期や他の保育士と自分を比べてしまい、思い悩んで自分をさらに苦しめることもある。

2-7.環境やライフスタイルの変化

結婚・妊娠・出産・子育てなど、ライフスタイルの変化により現在の保育園での勤務継続が難しくなった場合に退職を考える保育士が多い。

そのほかにも家族の転勤や引っ越し、親の介護のためなど環境の変化の理由も挙げられる。

2-8.他業種で働いてみたくなった

他業種で働きたいと思う保育士は、元々そこまで保育士をやりたいと思っていなかった人や、保育業界を離れることに未練がない人が多い。

特に保育の現場しか知らない人は、飲食業や事務職、アパレルに憧れるケースも見られる。

3.保育士辞めたい!と思ったときに考える対策法

保育士を辞めたいと思ってみたものの、本当に辞めてもいいのか、続けるべきなのか迷っている人は、ぜひ以下の対処法を試してみてほしい。

3-1.本当に辞めたいのか考えてみる

どうして保育士を辞めたいのか、本当に辞めたいと思っているのかなど、保育士を辞めたい気持ちが一時の気の迷いではないか考え直してみよう。

これまでの仕事を振り返り、教え子の写真やDVDを見るのも良いだろう。

入職した頃の気持ちを思い出し、まずは気持ちの整理をしてみることが大切だ。

3-2.処遇改善できないか対策を練る

もし、現在の環境が変われば保育士を辞めたい気持ちが収まるのであれば、処遇改善を検討してみよう。

処遇改善
ピアノが上手く弾けなくて辞めたい→休日にピアノ教室に通って練習を重ねる。
休みが少ない、もっと休みが欲しい→有給休暇を消化する。
やりがいを感じられない→キャリアアップ研修に参加してみたり、保育に活かせる資格を取得する。
給料が安い→次年度の進退に関する面談のときに交渉してみる。

このように、まずは自分が変われば環境が変わるのであれば、惜しまずに挑戦してみよう。

3-3.退職した後のことを考える

転職かフリーターやアルバイト生活をするかなど、退職後に何をやりたいかで今後の行動が変わってくる。

実際、辞めたあとの生活はどうするのか、生活環境や金銭面など具体的な計画を立てよう。

3-4.転職も検討してみる

転職したいと思っているのであれば、転職エージェントに登録しよう。

転職エージェントは無料で登録できて非公開求人も見られる。

現職でも転職活動ができ、プライベートも守られるので特に今すぐ転職する予定がなくても登録しておくことをおすすめする。

4.保育士を辞めたいときに注意する3つのこと

保育士を辞める決意をしたら、次の3つのことに注意しよう。

4-1.退職時期を考えよう

保育士の退職時期は園側も保護者側にも重要なため、退職時期を見極めなくてはならない。

今年度担任を持っているのであれば、年度末の3月末で退職が良い。

パートやフリーの保育士も、できれば年度途中ではなく3月末に退職するのが職場に迷惑もかからないベストなタイミングだ。

ただし、心や身体の調子が悪いときは決して無理をしないよう気をつけよう。

その際、引継ぎはしっかりと行っておくことがマナーだ。

4-2.辞めたいと伝える順番が重要

退職を伝えに行くときは、伝える順番も重要になってくる。

まず一番始めに伝えるのは、園長や理事長など園のトップに必ず伝えよう。

次に副園長や主任などのリーダー、そして同期から後輩と順を追って伝えよう。

何でも話せる仲だからといって同期や後輩に先に話してしまうのはマナー違反。

万が一、上司に伝える前にほかの保育士達が知っているのであれば、あなたの信頼問題にも関わるので気を付けよう。

また、進退は職員会議などで園長から保育士全員に直々に発表されることが多いので、自ら言いふらすことのないよう気を付けよう。

4-3.書類作成を終わらせる

保育園には入園から卒園までの間、一括管理している書類や、保育要録など引き継ぐ書類がたくさんある。

残る保育士のためにも、書類関係は退職日までに余裕を持って全て書き終わらせよう。

5.保育士を辞めたい人はいつ伝えればいい?

保育園を辞めたいと伝えるのは、その年の12月末までには伝えよう。

保育園側は、あなたが退職することで新しい保育士の募集を出さなければならない。

引継ぎなども考え、年内に伝えるのがベターである。

また、園によっては次年度の進退を伺う面談が行われるところもある。

面談があればそのときに伝えればよい。

辞めたいと伝えたら退職届は必要か、退職までにやるべきことはないかを必ず確認しておこう。

もし退職の理由を問われたら、例え辞めたい理由が保育観の違いや給料が低いなど、園に不満がある場合の理由であっても必ずしも正直に言う必要はない。

家庭の都合や勉強のためなど、ポジティブな理由を考えて説明しよう。

6.保育士の転職は転職エージェントの利用がおすすめ!

転職エージェントは、転職に関する全てのサービスが無料で受けられる。

特に保育に特化した転職エージェントであれば、求人案件の紹介から模擬面接や書類添削、そして面接の取りつけなど、キャリアアドバイザーがあなたの転職活動に必要なサービスを手厚くサポートしてくれる。

また、ハローワークや求人誌には載っていない非公開求人案件に出会える可能性の高い。

現職をしながら転職活動も可能であり、キャリアアドバイザーが転職に関する相談にものってくれる。

一度登録すれば非公開求人も見られるようになるので、転職したい人や、今すぐ転職する予定はないけれど求人情報をチェックしたい人は登録しておこう。

7.保育士のおすすめ転職エージェント6選

保育士におすすめの転職エージェントを6つ紹介していく。

転職を考えている人は参考にしてみよう。

7-1.保育士バンク

保育士バンク
引用:保育士バンク

保育士バンク」は、累計40万人以上が登録している日本最大級の保育専門人材サービスだ。

全国7拠点に展開し、北海道から沖縄まで専任のキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をサポートしてくれる。

求人数も業界最大級であり、「月給25万円以上」「休暇がとりやすい」などこだわりの条件を絞り込んで求人を探せる。

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7-2.マイナビ保育士

マイナビ保育士
引用:マイナビ保育士

マイナビ保育士」は、株式会社マイナビが提供する保育士に特化した人材紹介サービスだ。

キャリアアドバイザーがあなたの仕事観やライフスタイルにマッチした職場を提案することはもちろん、求人の質に徹底的にこだわり厳選した求人を紹介してくれる。

転職したあとも相談室専任のスタッフが常駐しており、新しい環境で困ったことや悩みがある場合はアフターフォローサービスがあるので心強い。

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7-3.保育士ワーカー

保育士ワーカー
引用:保育士ワーカー

保育士ワーカー」は、厚生労働省から許可をもらい、長年人材紹介サービスを運営しているため求人数が充実している。

親身な応援と誠実な対応で年間転職成功者数30,000人を輩出している。

スキルアップやライフワークバランスなど、あなたに合った理想の求人情報をオーダーメイド型でサポートしてくれる。

>> (無料)保育士ワーカーに登録する

7-4.保育士人材バンク

保育士人材バンク
引用:保育士人材バンク

保育士人材バンク」は、保育系資格者専門の無料就職・転職支援サービスだ。

厚生労働省認定の質の高いマッチング力で、あなたの未来にとってベストな選択を提案してくれる。

保育転職市場動向に精通したエリア専門のキャリアパートナーが履歴書添削から条件交渉までサポート。

内定まで最短3日のスピード対応も可能だ。

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7-5.保育のお仕事

保育のお仕事
引用:保育のお仕事

保育のお仕事」は、保育士や幼稚園教諭を対象とした転職支援・適職紹介サービスであり、保育士が使いたい転職サイトNo.1に選ばれている。

求人案件も、あなたの希望やさまざまなニーズにお答えした好条件の非公開求人の紹介が可能。

実際に入職してみないと分からない職場の雰囲気や内部情報も応募前にチェックできる。

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7-6.保育求人ガイド

保育求人ガイド
引用:保育求人ガイド

保育求人ガイド」は、保育案件シェアが圧倒的No.1を誇る全国の保育園・幼稚園からもっとも必要とされている人材派遣サービスだ。

求人案件数は、日本最大級の20,000件以上を用意。

あなたの住まいの近くにも求人案件が多数あるのが強みだ。

拠点は札幌から沖縄までの全国20か所に展開している。

対人でのサポートのほか、電話・ビデオ通話・チャットとオンライン相談も行っているので忙しいあなたも在宅で転職活動ができる。

保育士派遣サービスだが、退職金・昇給・ボーナスの支給の嬉しい3つの福利厚生が利用者から人気だ。

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8.実際に辞めた保育士の口コミを紹介

実際に保育士を辞めた人の退職理由や、どのような転職活動を行ったのか2つの事例を紹介していく。

あなたの今後の転職活動の参考にしてみよう。

満足できる職場への転職が実現しました

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勤めている保育園と、自分が考える保育方針にギャップを感じ始めたため、転職を考えることにしました。転職を行なうにあたっては、実際に利用した方の口コミが掲載されているサイトを利用した方が良いと思い、ここのサイトを活用することにしました。ここのサイトの良い点は、検索条件が細かいところです。選択形式で進めていくだけで、すぐに希望する条件の転職が表示されていきます。掲載されている口コミの内容も分かりやすく、とても参考になります。幾つか面接にいき、理想的な職場を見つけることが出来ました。今では、待遇面や教育方針に不安を感じることも無く、楽しく働くことが出来ています。

みん評より抜粋

求人が多くて目的に合う仕事が見つかる

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仕事が激務で体調を壊してしまったため、無理なく残業が少ない職場に転職を希望していました。無料で電話相談にのってもらい、自分が譲れないポイントなどもお話ししたところ、親身になって相談にのってくれたので安心して使えるサイトだと思います。紹介していただいた保育所は営業さんしか知らない実情や実際に求人を通して働いている方のことなども伺い、条件に合っているという確認ができました。ただ、早く決めてくださいという感じで、多少営業さんが自分の売り上げを期間内に早く決めたいという感じが垣間見れた点は残念なポイントです。

みん評より抜粋