ビルメンテナンスって年収安いのに暮らせるの?
ビルメンテナンスは楽ってほんと?
この記事を読んでいるあなたは「ビルメンテナンスやめとけ」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか?
結論からいうと、ビルメンテナンスは年収は安いが、自分の時間が欲しい人にはおすすめと言えます。
ビルメンテナンスの平均年収はおよそ350万円で、日本人の平均年収の433万円と比べると安いと言えます。
この記事ではビルメンテナンスの基本情報やメリット・デメリットはもちろん、体験談やビルメンテナンスになるために必要な資格についても解説しています。
この記事を最後まで読むことで、ビルメンテナンスについてしっかりと理解し、あなたにあった仕事かどうか判断する材料になるでしょう。
3行でわかる! まとめ
- 年収約350万と安いが、年200日以上休みがあり、自分の時間を持つことができる
- 汚い仕事もあり、生活リズムが崩れるというデメリットもある
- 雑用が多く、やりがいは少ない
1. ビルメンテナンスの年収は低い?仕事内容から年収まで解説
職業名 | ビルメンテナンス |
職場 | ビル・病院・ホテル・商業施設等 |
給料 | 月給約29万円(例) |
年収 | 平均約350万円 |
勤務時間 | *シフト制・24時間勤務あり・働く会社によって異なる |
仕事内容 | 設備管理:設備の点検(動作確認・メンテナンス・記録・分析) 衛生管理:ビル内外清掃やゴミの処理 警備・防災業務:施設の巡回や防災器具の点検 建物・設備保険:劣化箇所の点検や検査・エレベーター、エスカレーター等の法定点検 |
資格手当(月給) | 危険物取扱者乙種4類:500~1,000円 危険物取扱者甲種:1,000~2,000円 消防設備士乙種:0~1,000円 消防設備士甲種:500~2,000円 第二種電気工事士:500~3,000円 第一種電気工事士:1,000~5,000円 第三種冷蔵機械責任者:500~2,000円 第二種冷蔵機械責任者:1,000~3,000円 二級ボイラー技士:500~2,000円 一級ボイラー技士:1,500~3,000円 第三種電気主任技術者:1,000~10,000円 第三種電気主任技術者 (選任手当):0~10,000円 第二種電気主任技術者:3,000~10,000円 エネルギー管理士:3,000~10,000円 建築物環境衛生管理技術者:3,000~10,000円 |
「ビルメン」と訳されることの多いビルメンテナンス。
仕事内容や年収など具体的なことを知りたい人も多いはず。
そこで以下の表にまとめてみました。
仕事内容としては、ビルの機能と安全の維持に関わること全般と言えるでしょう。
また管理対象の建物は、ビルだけでなく、病院やホテル、商業施設などもあります。
年収をみて、少ないと思った方も多いのではないでしょうか。
実際日本人の年収平均433万円に比べて、ビルメンテナンスの年収約350万は比較的少ないと言えます。
バリバリ稼ぎたいという方にはおすすめできません。
2. 評判・口コミからわかるビルメンテナンスのデメリット4選
2-1. 平均年収が少ない
ビルメンテナンスのデメリットに平均年収が少ないというのが挙げられます。
ビルメンテナンスは何かを生み出し、利益を上げる仕事ではないため、給料が安くなってしまいます。
年収平均は350万円と、日本の平均433万円と比べて、低いと言えます。
資格なしでは給料がかなり低いので、資格をとり、昇給を目指すことをおすすめします。
バリバリ働いて、年収を稼ぎたいと言う方にはあまりおすすめできないでしょう。
2-2. 生活リズムが崩れる
ビルメンテナンスのデメリットに生活リズムが崩れる点が挙げられます。
ビルメンテナンスは万が一のために備える必要があり、夜勤シフトや24時間勤務の日が存在。
そのため勤務時間が不規則になり生活リズムが崩れる恐れが発生。
仮眠などをとることができますが、夜勤と昼勤の交互や24時間勤務があると、どうしても時間の感覚が崩れてしまいますよね。
そのため、生活リズムが崩れることに抵抗がある人にはおすすめできないかもしれません。
2-3. 雑用・汚い仕事もある
ビルメンテナンスには汚い仕事もあります。
ビルの点検や機械を触ることだけをイメージしている人が多いかもしれませんが、衛生管理では雑用的な仕事もあります。
ビルの草むしりなどの雑用があったり、トイレや排水管のつまり解消・汚水溝などの点検・害虫の駆除などの汚い仕事もあります。
特に3大激務現場と言われる病院では、「看護師になんでも頼まれる。」や「夜間に何度も以上が起きて起こされるので仮眠すらできない」などの口コミもあります。
ビルメンテナンスの仕事を考えている人は雑用や汚い仕事も覚悟して応募する必要があります。
2-4. やりがいが少ない
ビルメンテナンスのデメリットにやりがいが少ない点が挙げられます。
ビルメンテナンスはルーティン業務が多かったり、雑用が多かったりします。
また、ビルメンテナンスはお金や価値を生み出す業務ではありません
そのため、「昇格したい」「バリバリ成長できる仕事がしたい」というやりがいを求める方にはあまりおすすめできないと言えるでしょう。
逆に「自分の時間を持ちたい」「落ち着いた仕事につきたい」と言う方にはおすすめできるでしょう。
3. 評判・口コミからわかるビルメンテナンスのメリット3選
3-1. 自分の時間を大切にできる
ビルメンテナンスのメリットに自分の時間を大切にできると言う点が挙げられます。
特に「休みが多い」「残業が少ない」「休みが指定できる」の3つがあり、自分の時間を大切にすることができます。
3-1-1. 休みが多い
ビルメンテナスは宿直がある関係で、休みが年間200日以上あります。
実際には宿直勤務などで働いているのですが、年間の半分以上の休みができます。
そのため自由な時間ができ、自分の時間を持つことができます。
口コミにも「ビルメンに転職してから休みはかなり増えました!夜勤ビルメン最大のメリットです」とあり、自分の時間を持つことができるのがわかります。
土日勤務があるなどの懸念点はありますが、残業が少なく、自分に時間を使うことができると言えるでしょう。
3-1-2. 残業が少ない
ビルメンテナンスは残業が少ない傾向があります。
ビルメンテナンスはルーティン業務が多く、切羽詰まった業務が少ないです。
また、シフト制のため引き継ぎが容易なため、残業が少なくなっています。
今働いている仕事で残業が多く、体が休んだ気にならない人も多いのではないでしょうか?
残業を減らして、しっかりと休息を取りたいと言う方にビルメンテナンスはおすすめと言えるでしょう。
3-1-3. 休みが指定できる
会社によりますが、ビルメンテナンスは休みを指定することができます。
ビルメンテナンスはシフト交代制により、休みを指定することが可能。
あらかじめ休みたい日を指定しておくことで、予定に合わせて休みをとることが可能です。
休みが指定できると、自分がいきたいライブやイベントなどにも気兼ねなく応募できるでしょう。
計画を立てて休みを指定したい方にはビルメンテナンスはおすすめと言えるでしょう。
3-2. 知識や経験がつく
ビルメンテナンスのメリットに知識や経験がつく点が挙げられます。
ビルメンテナンスでは昇給のために資格をとることが多くなります。
自分の時間が多く取れるため、資格取得に時間を費やすことができます。
また、ビルメンテナンスの経験を生かして、公務員・保安協会・工場保全・警備業界に行くと言う選択肢もあります。
知識や経験をつけて、上記の職種にいきたい方にはおすすめかもしれません。
3-3. 安定した業界で需要が高い
ビルメンテナンスのメリットに需要が高い点が挙げられます。
ビルメンテナンスの市場規模は4兆円前後を推移しており、安定していると言えます。
しかし、現状ビルメンテナンスは人手不足が課題となっており、働き手が足りていません。
また、AIに仕事を奪われることが危惧されていますが、現場仕事である臨機応変な対応はAIにはできないため、奪われる可能性は少ないでしょう。
建物があるかぎりビルメンテナンスの仕事がなくなることは少なく、今後も必要な職となります。
安定性を求めて仕事につきたい方にビルメンテナンスはおすすめと言えるでしょう。
4. 実際にビルメンテナンスで働いた人の体験談
4-1. ネガティブな体験
人間関係がつらい
楽ではない
大手にいるけど楽ではないよ。
ビルメンは現場次第だから、会社が優良でも受託してる物件が優良とは限らない。
そして、いわゆる極楽現場に
一度配属されてしまったら、
技術も身に付かないし将来を考えると全く
極楽ではない。
ただ、30過ぎてまともな職歴がないなら
社会人復帰するならうってつけだと思うり
今は売り手市場だから資格とれば未経験でも
すぐ採用されるよ。
*2chより抜粋
給料は少ない
給料は確かに低い
でも仕事も少ない
かなり割りに合ってると思う
だけど結婚は厳しい、天涯孤独で生きると決めたなら
ビルメンはふさわしい
*2chより抜粋
4-2. ポジティブな体験
自分の時間が取れた
自分の時間が持てる事、好きだったバンドのライブやアウトドアに休みの日は出かける事が出来ます。
一昔前なら全く考えられなかったw会社から呼ばれるんじゃないかと思って遠出は出来なかったですもんw
ビルメンは国家資格をたくさん取るんですが(会社によって違うかも)社会人になって勉強するって機会がほとんど無かったのでこの資格取得の勉強が凄く新鮮で面白かったです。
どんな資格を勉強するのかと言うと、主に設備や電気に関する国家試験を勉強する事になります。一番基本的なのがビルメン4点セットと呼ばれる資格たちですね。
難易度はそんなに高くないですし、過去問の繰り返しで取得できる資格が多いです。
*ブログより抜粋
プライベート時間は取れる
確かに24時間勤務が多いし激務現場に配属されるとしんどいな
合わん人間は合わんやろうけど明けがあるし休みが多いから
プライベートの時間は普通のリーマンよりとれるやろ?
*2chより抜粋
5. 昇給が可能?ビルメンテナンスがとるべき資格4点セット
ビルメンテナンスに資格が必要だと思っている方も多いのではないでしょうか?
資格がなくても雇ってくれる会社は存在しますが、実際資格を取得したほうが受かりやすいと言えます。
また、ビルメンテナンスの基本給は低く、資格を取得することで手当をもらい、昇給することができます。
キャリアアップのためにも資格をとることをおすすめします。
そこで、ビルメンテナンスで働く際に最低限取得したほうがいい資格4点セットを紹介します。
資格名 | 概要 | 重要度 | 難易度 | 受験費 | 試験 |
第二種電 気工事士 | コンセントや照明が壊れた際に、 交換ができる資格 | ★★★★★ | ★★★★ | 9,600円 | 年2回上期・下期 |
第三種 冷蔵機械 責任者 | 冷蔵に関わる高圧ガスを製造する施設にて、 保安の業務をおこなう資格 | ★★★★ | ★★★★★ | 8,400円 | 11月上旬 |
危険物 取扱者 乙種4類 | 消防法に基づく危険物を取り扱ったり、 その取扱いに立ち会うために必要な資格 | ★★★ | ★★★ | 4,600円 | 都道府県によって時期がバラバラ |
二級 ボイラー技士 | 燃料を燃やして水蒸気や温水にする 熱交換器であるボイラーの取扱いを担当できる資格 | ★★★ | ★★★ | 6,800円 | 各都道府県月1回 |
その他の資格を見たい方は
6. ビルメンテナンスを選ぶ際のポイント5選
ビルメンテナンスを選ぶ際、どのように選べばいいかよくわからないですよね。
そこで、選ぶ際のポイントを5選にまとめました。
以下の点を参考に受ける会社を選ぶことをおすすめします。
6-1. 年間120日以上の休日がある
1つ目は、年間120日以上休日があるところを選ぶことです
ビルメンテナンスの中には年間の休みが極端に少ないところがあり、要注意です。
24時間の宿直勤務がある中で120日以上休みがないところは、自分の時間が取れなくなります。
また、自分の体調を回復させる時間がなくなるため、必ず確認しましょう。
6-2. 福利厚生を把握する
2つ目は、福利厚生を確認することです。
資格の手当の有無や、極端に給料が少なくないかを確認しましょう。
また、休日の日数や残業の多さ、保険の有無を確認しましょう。
1つに絞って見るのではなく、さまざまな会社の福利厚生を見て判断することをおすすめします。
6-3. 大きい会社をなるべく選ぶ
3つ目に、大きな会社を選ぶことです。
ビルメンテナンスには独立系から系列系まで幅広い会社があります。
その中でも系列系の大きい会社を選ぶのが良いでしょう。
安全教育があったり、福利厚生が整っている傾向にあります。
できるだけ大きい会社を選びましょう。
6-4. 常駐型ビルメンを選ぶ
4つ目に常駐型のビルメンテナンスを選ぶことです。
多くの場合、1つの建物に専属でつくのですが、稀に何箇所の建物で仕事する場合もあります。
何箇所も建物が変わったりすることで、覚えることが多くなり負担が増えたりするので、あまりおすすめしません。
できるだけ常駐型ビルメンテナンスを選ぶことをおすすめします。
6-5. 評判や口コミを確認する
5つ目に、評判や口コミを確認することをおすすめします。
ブログであったり、口コミであったり、サイトなどから実績をしっかりと確認して選ぶことをおすすめします。
実際、働いている人の評判などを確認しなければ、入ってから後悔することになってしまいます。
しっかりと評判・口コミの情報をとることをおすすめします。
7. 結局どこがいいの?おすすめビルメンテナンス求人サイト!
転職サイト名 | 建職バンク | リクルートエージェント | doda |
---|---|---|---|
全体公開求人数 | 7818件 | 151,876件 | 50,035件 |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
特徴 | 建設業・施設管理に特化 面接練習あり | 非公開求人数が多い 転職実績No.1 アドバイザーがサポート | スカウトサービスがある 診断書・書類サービスが豊富 転職サイトとエージェントの融合 |
ビルメンテナンスを選ぶ際、求人を探す中で、結局どれがいいのかわからないことがありますよね。
ビルメンテナンスを探すときは系列系の求人がある大手をおすすめします。
この記事では3つに絞っておすすめの求人サイトを紹介します!
ぜひビルメンテナンスを選ぶ際の参考にしてください。
7-1. 圧倒的な求人数<建職バンク>
ビルメンテナンスを探す際に、最初に見るべきなのは建職バンク。
建職バンクは建設業・設備管理に特化した専門サイトで、圧倒的な求人数を持っています。
建設業のプロが内定までサポート。
ビルメンテナンの求人を探そうという方はまず、建職バンクに登録するのをおすすめします!
7-2. 圧倒的信頼<リクルートエージェント>
リクルートエージェントは聞いたことがあるひとも多いのではないでしょうか?
リクルートエージェントは転職実績No.1と圧倒的信頼があります。
各業界や地域に精通したアドバイザーがサポートしてくれるので安心して使えるでしょう。
しかし転職活動で使用できるのは最大3ヶ月となっており、ゆっくりとはできません。
短期間で集中して転職をしたい方にはおすすめと言えるでしょう。
7-3. 手厚いサポート<doda>
dodaは手厚いサポートが受けれる転職活動サービス
就活サイトとエージェントサイトが一体化されており、自分の気になる企業を調べつつ、実態を聞くことができます。
さらに、セミナーや年収査定、合格診断なども受けることができ、熱いサポートを受けることができます。
逆にサポートが厚すぎて、メールなどがうるさいなどの口コミもあります。
手厚いサポートでしっかりと転職に向き合いたい方はおすすめでしょう。
まとめ|ビルメンテナンスは年収は低いが自分の時間を持つことができる!
結論、ビルメンテナンスは年収は低いが、自分の時間が欲しい方にはおすすめと言えるでしょう。
また、夜勤や宿直などがあり、生活リズムが崩れやすいことも考慮に入れなければなりません。
それでも、休みが多く残業も少なく、自分の時間が欲しい方にはおすすめです!
あなたにピッタリのビルメンテナンスを見つけて、充実したビルメンテナンス生活を送りましょう!
- ビルメンテナンスは年収が低いですか?
- 結論、年収は低いです。自分の時間を持つことはできるのですが、バリバリ働いて年収を稼ぎたい人にはおすすめとは言えません。
>基本情報をみる
- ビルメンテナンスに年齢制限はありますか?
- 結論、ありません。50代でも採用されている事例もあります。受かる確率が高いとは言えませんが、年齢制限はないでしょう。
- ビルメンテナンスは系列系のほうがいいですか?
- 結論、系列系の会社をおすすめします。系列系では福利厚生や教育体制が整っており、年収もいい傾向があります。
- 資格はとっていたほうがいいですか?
- 結論、資格は取得しましょう。資格がないと受からないこともあります。また資格がないと給料が低くなってしまうので取得することをおすすめします。
>資格一覧を見る。
ビルメンやが職場の人間関係がつらいわ
雑談ができない
*2chより抜粋