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【厳選】オススメ医師転職エージェント11選!ランキング形式で紹介

医師 転職エージェント

今の労働時間がしんどすぎるので、もう少し短くしたい…
派閥などの人間関係が面倒すぎるから、職場を変えたい…

医師として働いているんだから、せっかくならもっと給料が高いところで働きたい

この記事を読んでいるあなたは、医師として働く上での労働環境に満足できず、転職を検討しているのではないだろうか。

結論、医師が転職を検討するなら、転職エージェントを利用するべきだ

忙しい医師にとって、煩雑な転職の全行程を自力で終わらせるのは非常に難しい。

また、知人の口利きで転職すると、転職条件に納得がいかないまま転職することになりかねない。

転職エージェントを利用すれば、転職の全てのステージにおいて徹底的なサポートを得られる他、条件も交渉を代行してもらえ、理想通りの転職が可能になるだろう。

この記事では、厳選した11個の医師専用転職エージェントを徹底比較してランキング形式で紹介する。

また、理想通りの転職にオススメの転職エージェントを状況別にお伝えするとともに、転職エージェントの選び方・サポート・利用方法についても解説する。

最後まで読めば、理想のキャリア実現に最適な転職のための第一歩を踏み出せるだろう。

監修者:銀座アイグラッドクリニック 院長

乾 雅人

医療業界での転職は主に、知人からの紹介か、紹介会社を利用することになります。

余程、人脈をお持ちの方ではない限り、紹介会社に登録するのが一般的です。

上手くいく転職のコツは、紹介会社選び、担当者選びにあります。

本当に良い紹介会社の担当者は、紹介先の医療機関のことを肌感覚で理解しています。

皆さんが賢い転職者にならないと、右から左に、単純作業として面談を設定されるだけで終わります。

紹介会社の担当者が、本当に転職者のこと、転職先の医療機関のことを考えているのか、積極的に質問してみると良いでしょう。

過去の成功事例を数件、“具体的に”ヒアリングすることで、転職の成功確率は各段に上がります。

医療機関側の立場としても、その様なプロセスを経て設定される面談は、非常に好印象です。

良い転職先選びは、良い紹介会社、良い担当者選びから始まります。

私の運営するYouTubeチャンネル「Dr.乾 / 〜医の常識を揺さぶる人〜」では『医師のキャリア、医師の役割を再定義する』という内容も含まれているため、ぜひご覧ください。

医師にオススメの転職エージェント3選

M3キャリアエージェント
常に最高品質のサポートを受けられる無料で登録

マイナビDOCTOR
求人の量と質が業界トップクラス無料で登録

医師転職ドットコム
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気になる内容をタップ

1.【おすすめ】医師専用転職エージェント11選

サービス名特徴おすすめの人公式サイト
M3キャリアエージェントコンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている
・日本中の求人を扱っている
・就職条件の交渉力が高い
・勤務条件・給与などの条件を交渉してもらいたい
・転職先の比較検討がしやすいサービスを使いたい
・医療機関の内情を知りたい
M3キャリアエージェント公式サイト
マイナビDOCTOR求人数が業界でトップクラス
・超高収入の求人に応募できる
・自由な働き方を目指せる
・首都圏在住
・求人量と質の両方が充実しているサービスを使いたい
・非常勤求人を探している
マイナビDOCTOR公式サイト
医師転職ドットコム医師のキャリアビジョン第一の姿勢が強い
・転職者の年収が平均して1.4倍に
・業界の中で比較的求人数が多い
・キャリアの展望がしっかり定まっていない
・医師としてステップアップしたいと考えている人
・転職を考える40~60代
医師転職ドットコム公式サイト
リクルートドクターズキャリア規模が大きい職場に転職しやすい
・情報量が多くてわかりやすい
・マイナー科の求人は見つけにくい
・信頼できるサイトを選びたい
・転職が初めてで手厚いサポートがほしい
・転職にスピード感を求めたい
リクルートドクターズキャリア公式サイト
民間医局自分の希望する働き方が実現できる
・小児科と総合診療科の求人が他のサービスより多い
・コンサルタントが医療機関に非常に詳しい
・たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
・スポットの求人を見つけたい
・育児・介護・家事などのサポートを受けたい
民間医局公式サイト
ドクタービジョンオンコールなしの求人が多い
・開業支援が充実している
・訪問診療の求人が他のサービスより多い
・オンコールなしで働きたい
・開業も考えている
・じっくりと考えて転職したい
ドクタービジョン公式サイト
MedicalTribuneキャリア規模の小さい病院が多い
・早期退職率が2.5%と非常に低い
・非常勤の求人が極端に少ない
・転職のサポートが充実していてほしい
・細かい条件を設定して転職先を探したい
・常勤の求人を探したい
MedicalTribuneキャリア公式サイト
DOCTORCAST非公開求人が多い
・求人情報には書いていない内部情報を知れる
・交渉力が高い
・転職先の情報を細かく把握してから転職したい
・就業後も困ったことがあったら頼りたい
・転職に役立つコラムを参考にしたい
DOCTORCAST公式サイト
MRTスポットの求人が豊富
・開業支援がある
・求人の検索が簡単
・産業医に興味がある
・スポットの求人を探している
・年収を増やしたい
MRT公式サイト
e-doctor・質の高い求人に絞って探せる
・専門のコンサルがしっかりサポートしてくれる
・案件の質の高さを重視する
・スピード感を求めている
・万全のサポートを求める
e-doctor公式サイト
Dr. 転職なび・求人数が多い
・専任エージェントが万全サポート
・常勤で求人を探している
・医療業界に精通した資格保有のエージェントに提案してほしい
・マンツーマンのサポートを求める
Dr. 転職なび公式サイト

11の転職エージェントを徹底比較した。

各エージェントについて以下で詳細を解説する。

あなたにピッタリの転職エージェントを見つけてほしい。

1-1. M3キャリアエージェント

M3キャリアエージェント
M3キャリアエージェント
オススメ度★★★★★
特徴コンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている
日本中の求人を扱っている
就職条件の交渉力が高い
求人数常勤:約13,000件
非常勤:約6,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット経営の観点から適切なアドバイスがもらえる
コンサルタントの当たり外れが少ない
転職の条件交渉に強い
デメリット地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

M3キャリアエージェントの最大の特徴は、「コンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている」こと

医療経営士は、医師が治療に専念できるように、医院の経営を引き受けたり手助けしたりする経営のスペシャリストだ。

M3キャリアエージェントに属するコンサルタントは全員が医療経営士の資格を持っており、経営の観点から病院・医師を見て的確なアドバイスができる。

多くのエージェントで問題になる「コンサルタントの当たり外れ」はほぼなく、常に最高品質のサポートを受けられるだろう。

そのため就職条件の交渉に強く、あなたの能力・経験にある程度左右されるが、事前に提示されている条件よりも年収増加・勤労日数削減などが可能だ。

また、事前提示条件の段階で年収1,800万円越えの超高年収求人も3,000件弱存在し、高収入を目指したい人にもオススメの転職エージェントである。

一方で、地方の求人はかなり少ないので気をつけたほうがいいだろう。

「M3キャリアエージェント」はこんな人におすすめ
  • 勤務条件・給与などの条件を交渉してもらいたい
  • 転職先の比較検討がしやすいサービスがいい
  • 医療機関の内情を知りたい

>> M3キャリアエージェントに登録する

1-2. マイナビDOCTOR

マイナビDOCTOR
マイナビDOCTOR
オススメ度★★★★★
特徴求人数が業界トップクラス
超高収入の求人に応募できる
自由な働き方を目指せる
求人数常勤:約40,000件
非常勤:約41,000件
スポット:約900件
非公開求人あり
利用料無料
メリット求人の量・質が最高級
非常勤・スポット求人を使って働きたい時に働ける
超高収入求人も数多く存在
デメリット地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

マイナビDOCTORの最大の特徴は、「求人数が業界トップクラス」であること

非公開求人も含めれば、常勤のみで40,000件を超える求人が存在している。

他のエージェントが10,000〜20,000件程度であることを踏まえると、かなり多いと言っていい。

求人が多いだけで、将来の選択肢の幅は広がる。

さらに、大手人材紹介会社で「職業紹介優良事業者」の称号を冠する株式会社マイナビが運営しており、求人の質は高水準が保たれている。

マイナビDOCTORは、求人の量と質の両立を実現している数少ない医師専門転職エージェントだ。

また、非常勤・スポット求人も多く取り揃えられており、あなたの希望するキャリアに合わせて働ける。

例えば、「常勤で週4日働き、忙しくない時だけスポット求人を利用して働く日数を増やす」という働き方も選べる。

ワークライフバランスを適切に保ちながら、高年収も維持することが可能。

年収1,800万円以上の超高収入求人を公開・非公開合わせて8,000件以上保有しているのもマイナビDOCTORの特徴である。

良質・多量の求人から、あなたが転職に求める条件全てにこだわって転職先を探せるマイナビDOCTORはオススメのサービスだ。  

ただし、求人の4割以上が首都圏で、地方の求人はかなり少ないため、地域によっては条件を満たす求人探しが難航する可能性がある。

「マイナビDOCTOR」はこんな人におすすめ
  • 首都圏に住んでいる人
  • 非常勤の求人を探している人
  • 知名度の高い転職支援サービスを利用したい人

>> マイナビDOCTORに登録する

1-3.医師転職ドットコム

医師転職ドットコム
医師転職ドットコム
オススメ度★★★★☆
特徴医師のキャリアビジョンが最優先という姿勢が強い
転職者の年収が平均して1.4倍に
業界の中で比較的求人数が多い
求人数常勤:約22,000件
非常勤:約15,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット転職を急かされない
利用者の93.4%がサービスに満足した実績あり
病院の内部事情が正確に把握されている
デメリット地方の求人はかなり少ない
コンサルタントの質にムラがある
口コミ評価

医師転職ドットコムの最大の特徴は、「医師のキャリアビジョン第一の姿勢が強い」ことだ

転職エージェントは、求職者に対して転職先の斡旋が成功しないと収入が得られないことも多い。

そのため、早く転職の決断をして、とりあえず転職してほしいという業者も少なくない。

医師転職ドットコムは、医師個人が持っているキャリアビジョンを非常に大切にしてくれる。

転職しようか迷っている時に相談しても、転職を無理に進められることはなく、希望する将来像に1番合った選択を尊重してもらえるだろう。

実際に、93.4%の利用者が対応の丁寧さに満足しているというアンケート結果もある。

50,000人以上の転職を支援してきた実績もあり、安心して将来を決める決断を行えるはずだ。

病院の内部事情も正確に把握しており、休みの時間の実態や人間関係の良し悪しまで聞いてから転職できる。

また、約3割の求人が年収1,800万円以上と超高収入求人にも対応している。

一方、一部コンサルタントの質がよくないという口コミもちらほらと見受けられた。

あまり良くないコンサルタントに当たってしまった場合は、交代をお願いすればいいが、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性がある。

関東圏の求人が半分ほどを占めていて、地方の求人はかなり少ない傾向にあるので気をつけたい。

「医師転職ドットコム」はこんな人におすすめ
  • キャリアの展望がしっかり定まっていない
  • 医師としてステップアップしたいと考えている人
  • 転職を考えている40~60代

>> 医師転職ドットコムに登録する

1-4.リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリア
リクルートドクターズキャリア
オススメ度★★★★☆
特徴規模が大きい職場に転職しやすい
情報量が多くてわかりやすい
マイナー科の求人は見つけにくい
求人数常勤:約12,000件
非常勤:約4,600件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット病院の内部事情までわかる
規模が大きい職場に転職可能
転職サポートが丁寧
デメリット求人数が少なめで選択肢が限られる
口コミ評価

リクルートドクターズキャリアの最大の特徴は、「規模が大きい職場に転職しやすい」こと

リクルートドクターズキャリアは株式会社リクルートが出資しているサービスだ。

企業として今まで積み重ねてきた実績が、大手への転職を実現している。

また、コンサルタントが実際に転職先に足を運び、どんな職場か入念にチェックしてもらえるため、「職場の人間関係」のような内部事情まで詳しく知られるのも大きな魅力。

他のエージェントよりも手厚いサポートと言えるだろう。

ただし、他の転職エージェントに比べて求人数が少ないため、選択肢が限られてしまう。

他の求人数が多いエージェントと併用するなら、リクルートドクターズキャリアはオススメの転職エージェントだ。

「リクルートドクターズキャリア」はこんな人におすすめ
  • 安心・信頼できるサイトを選びたい
  • 転職が初めてで手厚いサポートがほしい
  • 転職にスピード感を求めたい

>> リクルートドクターズキャリアに登録する

1-5.民間医局

民間医局
民間医局
オススメ度★★★★☆
特徴たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
スポット求人を見つけたい
育児・介護・家事などのサポートを受けたい
求人数常勤:約14,000件
非常勤:約7,000件
スポット:約7,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリット求人の種類が幅広く働き方を選べる
育児との両立を支援してもらえる
デメリット交渉によっては年収が低めになることも
口コミ評価

民間医局の最大の特徴は、「自分の希望する働き方が実現できる」ことだ

あなたの好きなように働き方のカスタマイズが可能なほど、幅広い求人が存在。

非常勤・スポットの求人もそれぞれ7,000件以上と非常に充実している。

さらに、常勤の求人の中の約2割が「託児施設あり」で、育児との両立の支援も手厚い。

あなたにとって最適の働き方が実現できるだろう。

年収1,800万円超えの超高収入求人も7,400件程度と約半数を占めている。

しかし、その中には1,000万〜1,800万円などとかなり幅を広くとっている求人も数多く含まれており、個人の能力・経験による部分が大きいようだ。

民間医局の転職条件の「交渉力」は、他の転職エージェントのコンサルタントと比べると平均程度に止まる。

他の転職エージェントではよく見られる「条件交渉が成功して年収があがった」「休みの日が増えた」という口コミは、民間医局では見つからなかった。

収入を最大限重視するのであれば、他の条件は多少妥協せざるを得ない部分が出てくることは念頭に置いておいた方が良いだろう。

「民間医局」はこんな人におすすめ
  • たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
  • スポット求人を見つけたい
  • 育児・介護・家事などのサポートを受けたい

>> 民間医局に登録する

1-6.ドクタービジョン

ドクタービジョン
ドクタービジョン
オススメ度★★★☆☆
特徴オンコールなしの求人が多い
開業支援が充実している
訪問診療の求人が他のエージェントより多い
求人数常勤:約9,500件
非常勤:約3,100件
スポット:約1,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリットオンコールなしの求人が多い
超高収入求人が多い
デメリット経験豊富な医師向けの求人に偏っている
地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

ドクタービジョンの最大の特徴は、「オンコールなしの求人が多い」ことだ

医師が病院の近くで待機していたおかげで助かった命は数しれない。

しかし、病院から離れて羽を伸ばすことさえできないのが、自分のライフスタイルに合わないと感じる人も多いのではないだろうか。

ドクタービジョンであれば、そもそもオンコールのない求人が多く存在する。

「オンコールなしで働きたい」というあなたには非常にオススメの転職エージェントだ。

一方で、求人の3分の2にあたる7,000件弱は、年収1,800万円以上の超高収入求人。

中には週4日や若手歓迎の職場もあるが、多くは次期院長候補レベルの経験豊富な医師向けだ。

経験値が少ないと、申し込める求人がほとんどないだろう。

また、求人があまりない県は、こだわり条件を付けなくとも”50件未満”と非常に少ない。

首都圏から離れてしまうと、理想の転職は難しくなる。

「ドクタービジョン」はこんな人におすすめ
  • オンコールなしで働きたい
  • 開業も考えている
  • じっくり考えて転職したい

>> ドクタービジョンに登録する

1-7.Medical Tribuneキャリア

Medical Tribuneキャリア
Medical Tribuneキャリア
オススメ度★★★☆☆
特徴規模の小さい病院が多い
早期退職率が2.5%と非常に低い
非常勤の求人が極端に少ない
求人数常勤:約12,000件
非常勤:約50件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット早期退職率が非常に低い
規模の小さい病院の求人が多い
デメリット非常勤の求人が非常に少ない
地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

Medical Tribuneキャリアの最大の特徴は、「規模の小さい病院が多い」ことだ

地域密着型の求人が多く、「町のお医者さん」として働ける職場が求人の多数を占めている。

また、転職した後すぐに退職する人は2.5%と、転職エージェント経由で転職した人の早期離職率平均13%と比較すると非常に少ない。

あらかじめ正確に医療機関の内部情報まで知ってから転職できるため、転職後に理想とのギャップが生まれにくいのだ。

年収1,800万円以上の超高収入求人は、4,000件以上と全求人の中の3分の1ほどを占める。

ただし、超高収入求人は県によって求人数に大きな差があり、地方の県では10件未満のところも複数存在する。

公式サイトから登録前に調査できるため、働きたい場所に求人があるかどうかを一度確認してから登録した方が良いだろう。

「Medical Tribuneキャリア」はこんな人におすすめ
  • 転職サポートが充実していてほしい
  • 細かい条件を設定して転職先を探したい
  • 常勤の求人を探したい

>> Medical Tribuneキャリアに登録する

1-8.DOCTORCAST

DOCTORCAST
DOCTORCAST
オススメ度★★☆☆☆
特徴非公開求人が多い
求人情報には書いていない内部情報を知れる
交渉力が高い
求人数常勤:約4,000件
非常勤:約1,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット非公開求人が8割以上あって非常に多い
医療機関からの信頼が厚く安心して利用できる
デメリット経験値が少ない医師向けの求人が少ない
口コミ評価

DOCTORCASTの最大の特徴は、「非公開求人が多い」ことだ

非公開求人とは、非常に好条件のため、公開したら応募が殺到することが予測されるために、エージェントが見込まない限り紹介しない求人のことを言う。

つまり、8割以上が非公開求人と、かなり非公開求人の数が多いDOCTORCASTは、医療機関から非常に厚い信頼を勝ち取っているといえる。

医療機関から絶大な信頼を寄せられているDOCTORCASTのサービスは、安心安全に活用できるだろう。

一方で、若手・経験値が少ない人には向かない転職エージェントだろう。

公開求人の3割強が年収2,000万円以上で、週4出勤可能の求人も多いが、募集しているのは院長クラスが多いからだ。

非公開求人はさらに好条件であると考えられるため、経験が浅い医師にはオススメできない。

逆に、40代・50代で責任を持ってバリバリ働きたいなら非常にオススメだ。

「DOCTORCAST」はこんな人におすすめ
  • 転職先の情報を細かく把握してから転職したい
  • 就業後も困ったことがあったら頼りたい
  • 転職に役立つコラムを参考にしたい

>> DOCTORCASTに登録する

1-9.MRT

MRT
MRT
オススメ度★★☆☆☆
特徴スポット求人が豊富
開業支援がある
求人の検索が簡単
求人数常勤:約14,000件
非常勤:約5,500件
スポット:約13,000件
非公開求人あり
利用料無料
メリットスポット求人が豊富
デメリット常勤求人は他のエージェントと同じものが多い
口コミ評価

MRTの最大の特徴は、「スポット求人が豊富」であることだ

スポット求人は転職エージェントによっては扱っていないが、MRTでは13,000件以上存在する。

そのため、「空き時間に働いて収入を増やす」という選択肢も考慮に入れられる。

1回あたり6時間の外来診察で8万円ほどの求人が多いが、条件・給料はさまざま。

日程によっては「オンコールの自宅待機」という求人も。

特に、転職を希望する理由が「年収を上げたいから」だけの場合は、本当に転職すべきなのか再度考えてほしい。

人間関係・職場環境は良好で、ネックは年収だけ…という場合は、スポット求人を利用して働くのも視野に入れるといいだろう。

逆に、MRTは常勤・非常勤の求人数は他の転職エージェントと比べると少なめだ。

「絶対に転職したい」と意志が固まっているのであれば、あまり利用価値はないため、他の転職エージェントを利用した方が良い。

「MRT」はこんな人におすすめ
  • 産業医に興味がある
  • スポットの求人を探している
  • 年収を増やしたい

>> MRTに登録する

1-10.e-doctor

e-doctor
e-doctor

 

e-doctorはコンサルタントが選定した求人のみを掲載。

そのため、質の高い求人に絞って求人を探すことができる。

また、登録当日に面接設定まで可能というスピード感も魅力。

サポートも専門のコンサルがしっかりとサポートしてくれるので安心だ。

求人の「質の高さ」を重視するのであればe-doctorを利用するのが良いだろう。

「e-doctor」はこんな人におすすめ
  • 案件の質の高さを重視する人
  • スピード感を求めている人
  • 万全のサポートを求める人

>> e-doctorに登録する

1-11.Dr. 転職なび

Dr. 転職なび
Dr.転職なび

Dr.転職なびは、株式会社エムステージが運営する転職やアルバイトを探しているドクターに向けた求職支援サービスだ。

拠点は7か所(札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・福岡)あり、全国どこからでもサポートが受けられる。

専任エージェントは全員が医療経営士を保有しており、医療業界に精通したエージェントが多数ある求人を提案してくれるので安心だ。

また、常勤求人数は14,000件以上を保有しており、ドクターの希望を叶える転職先を提案してくれる。

登録や利用料金は無料なので、転職するかまだ分からないけど興味がある方は登録するといいだろう。

Dr.転職なびはこんな人におすすめ
  • 常勤で求人を探している人
  • 医療業界に精通した資格保有のエージェントに提案してほしい人
  • マンツーマンのサポートを求める人

>> Dr.転職びに登録する

2.ワークライフバランスを重要視する人にオススメの医師転職エージェント

サービス名特徴おすすめの人公式サイト
民間医局自分の希望する働き方が実現できる
・小児科と総合診療科の求人が他のサービスより多い
・コンサルタントが医療機関に非常に詳しい
・たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
・スポットの求人を見つけたい
・育児・介護・家事などのサポートを受けたい
民間医局公式サイト
マイナビDOCTOR求人数が業界でトップクラス
・超高収入の求人に応募できる
・自由な働き方を目指せる
・首都圏在住
・求人量と質の両方が充実しているサービスを使いたい
・非常勤求人を探している
マイナビDOCTOR公式サイト
ドクタービジョンオンコールなしの求人が多い
・開業支援が充実している
・訪問診療の求人が他のサービスより多い
・オンコールなしで働きたい
・開業も考えている
・じっくりと考えて転職したい
ドクタービジョン公式サイト

ワークライフバランスを重視したいなら、「民間医局・マイナビDOCTOR・ドクタービジョン」を利用するのがオススメだ

いずれも求人数が多く、あなたにピッタリの求人を見つけやすい。

さらに、コンサルタントがあなたのキャリアに親身に寄り添って、転職先の提案をしてくれるだろう。

2つ以上の転職エージェントを併用し、満足いく転職を実現してほしい。

2-1.民間医局

民間医局
民間医局
オススメ度★★★★☆
特徴たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
スポット求人を見つけたい
育児・介護・家事などのサポートを受けたい
求人数常勤:約14,000件
非常勤:約7,000件
スポット:約7,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリット求人の種類が幅広く働き方を選べる
育児との両立を支援してもらえる
デメリット交渉によっては
年収が低めになることも
口コミ評価

民間医局の最大の特徴は、「自分の希望する働き方が実現できる」ことだ

あなたの好きなように働き方のカスタマイズが可能なほど、幅広い求人が存在。

非常勤・スポットの求人もそれぞれ7,000件以上と非常に充実している。

また、常勤の求人の中の約2割が「託児施設あり」で、育児との両立の支援も手厚い。

さらに、常勤の求人の3分の1以上は勤務日数が週4日以下。

勤務日数が週4日以下であれば、家庭での時間が十分に取れたり、余った時間を利用して非常勤・スポットで働いたりできる。

あなたにとって最適の働き方が実現できるだろう。

年収1,800万円超えの超高収入求人も7,400件程度と約半数を占めている。

しかし、その中には1,000万〜1,800万円などとかなり幅を広くとっている求人も数多く含まれており、個人の能力・経験による部分が大きいようだ。

民間医局は、他の転職エージェントのコンサルタントと比較すると、転職条件の交渉力が非常に高いとは言えない。

収入を最大限重視するのであれば、他の条件は多少妥協せざるを得ない部分が出てくることは念頭に置いておいた方が良いだろう。

民間医局はこんな人におすすめ
  • たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
  • スポット求人を見つけたい
  • 育児・介護・家事などのサポートを受けたい

>> 民間医局に登録する

2-2.マイナビDOCTOR

マイナビDOCTOR
マイナビDOCTOR
オススメ度★★★★★
特徴求人数が業界トップクラス
超高収入の求人に応募できる
自由な働き方を目指せる
求人数常勤:約40,000件
非常勤:約41,000件
スポット:約900件
非公開求人あり
利用料無料
メリット求人の量・質が最高級
非常勤・スポット求人を使って働きたい時に働ける
超高収入求人も数多く存在
デメリット地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

マイナビDOCTORの最大の特徴は、「求人数が業界トップクラス」であること

非公開求人も含めれば、常勤のみで40,000件を超える求人が存在している。

他のエージェントが10,000〜20,000件程度であることを踏まえると、かなり多いと言っていい。

また、非常勤・スポット求人も合わせて42,000件以上と十分に取り揃えられており、あなたの希望するキャリアに合わせて働ける。

例えば、「常勤で週4日働き、忙しくない時だけスポット求人を利用して働く日数を増やす」という働き方も選べる。

求人が多いだけで、将来の選択肢の幅は広がる。

ワークライフバランスを適切に保ちながら、高年収も維持することも可能だ。

さらに、大手人材紹介会社で「職業紹介優良事業者」の称号を冠する株式会社マイナビが運営しており、求人の質は高水準が保たれている。

マイナビDOCTORは、求人の量と質の両立を実現している数少ない医師専門転職エージェントと言っていい。

年収1,800万円以上の超高収入求人を公開・非公開合わせて8,000件以上保有しているのもマイナビDOCTORの特徴である。

良質・多量の求人から、あなたが転職に求める条件全てにこだわって転職先を探せるマイナビDOCTORはオススメのサービスだ。  

ただし、求人の4割以上が首都圏で、地方の求人はかなり少ないため、地域によっては条件を満たす求人探しが難航する可能性がある。

マイナビDOCTORはこんな人におすすめ
  • 首都圏に住んでいる人
  • 非常勤の求人を探している人
  • 知名度の高い転職支援サービスを利用したい人

>> マイナビDOCTORに登録する

2-3.ドクタービジョン

ドクタービジョン
ドクタービジョン
オススメ度★★★☆☆
特徴オンコールなしの求人が多い
開業支援が充実している
訪問診療の求人が他のエージェントより多い
求人数常勤:約9,500件
非常勤:約3,100件
スポット:約1,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリットオンコールなしの求人が多い
超高収入求人が多い
デメリット経験豊富な医師向けの求人に偏っている
地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

ドクタービジョンの最大の特徴は、「オンコールなしの求人が多い」ことだ

医師が病院の近くで待機していたおかげで助かった命は数しれない。

しかし、病院から離れて羽を伸ばすことさえできないのが、ただひたすら苦行になっていないだろうか。

休みという名の自宅待機で十分に心休まる時間が取れず、ワークライフバランスが崩れる原因になっているのであれば、一度オンコールがない職場で働くのも手かもしれない。

ドクタービジョンであれば、そもそもオンコールのない求人が多く存在する。

「オンコールなしで働きたい」というあなたには非常にオススメの転職エージェントだ。

ただし、求人の3分の2にあたる7,000件弱は、年収1,800万円以上の超高収入求人。

中には若手歓迎の職場もあるが、多くは次期院長候補レベルの経験値が高い医師向けだ。

経験値が少ないと、申し込める求人がほとんどないだろう。

また、求人があまりない県は、こだわり条件を付けなくとも”50件未満”と非常に少ない。

首都圏から離れてしまうと、理想の転職は難しくなるだろう。

「ドクタービジョン」はこんな人におすすめ
  • オンコールなしで働きたい
  • 開業も考えている
  • じっくり考えて転職したい

>> ドクタービジョンに登録する

3.開業も選択肢に入れているあなたにオススメの医師転職エージェント

サービス名特徴おすすめの人公式サイト
ドクタービジョン・オンコールなしの求人が多い
開業支援が充実している
・訪問診療の求人が他のサービスより多い
・たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
・スポットの求人を見つけたい
・育児・介護・家事などのサポートを受けたい
ドクタービジョン公式サイト
MRT・スポットの求人が豊富
開業支援がある
・求人の検索が簡単
・産業医に興味がある
・スポットの求人を探している
・年収を増やしたい
MRT公式サイト
DtoDコンシェルジュ開業支援実績4,000件以上
・約8割が非公開求人
・交渉力が高く質のいい求人が多い
・専門医取得に興味がある
・関西・関東圏で働きたい
・開業も考えていてサポートがほしい
DtoDコンシェルジュ公式サイト

開業も考えているあなたには、「ドクタービジョン・MRT・DtoDコンシェルジュ」の利用がオススメだ

いずれも転職エージェントとしての機能を備えているだけでなく、開業サポート体制が整っている。

「開業するべきか、転職するべきか」という悩みに対して、あなたの状況を適切に把握して最適なアドバイスをくれるだろう。

開業サポートでは、開業する場所・施設・設備・融資・スタッフなど開業に必要なこと全てを徹底的にバックアップしてもらえる。

複数の転職エージェントに相談し、最終的には1番納得がいく提案をもらえた転職エージェントを利用してほしい。

3-1.ドクタービジョン

ドクタービジョン
ドクタービジョン
オススメ度★★★☆☆
特徴オンコールなしの求人が多い
開業支援が充実している
訪問診療の求人が他のエージェントより多い
求人数常勤:約9,500件
非常勤:約3,100件
スポット:約1,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリットオンコールなしの求人が多い
超高収入求人が多い
デメリット経験豊富な医師向けの求人に偏っている
地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

ドクタービジョンは、開業支援に力を入れている

開業する際、主に問題になるのは立地・資金・医師の能力だ。

医師の能力には、診察・治療の正確さはもちろんのこと、経営者としてうまく病院を回していく力も含む。

特に経営は、今まで「ただ勤務するだけ」だった医師にはかなり難易度が高く、倒産の原因になりうる。

ドクタービジョンでは、今すぐ開業できる程度の能力が備わっていない医師に対しては、「開業支援制度あり」の医療機関への転職を勧める。

一度転職をして医院を経営していくためのノウハウを学んでから開業をすることで、失敗する可能性を下げられるからだ。

また、十分開業しても成功できるくらい能力があると考えられる医師に対しては、「メディカルセンター.jp」を紹介してもらえる。

メディカルセンター.jpは、ドクタービジョンを運営する株式会社メディカルリソースのグループ会社である「日本調剤株式会社」が運営している開業支援サービスだ。

グループ会社のため、情報共有がスムーズに行われ、同じ話を何度もする必要がないので無駄な時間を最小限に済ませられるのが特徴。

サービス・人員を分けていることで、それぞれの分野を熟知したスペシャリストが対応してくれることも魅力的だ。

「ドクタービジョン」はこんな人におすすめ
  • オンコールなしで働きたい
  • 開業も考えている
  • じっくり考えて転職したい

>> ドクタービジョンに登録する

3-2.MRT

MRT
MRT
オススメ度★★☆☆☆
特徴スポット求人が豊富
開業支援がある
求人の検索が簡単
求人数常勤:約14,000件
非常勤:約5,500件
スポット:約13,000件
非公開求人あり
利用料無料
メリットスポット求人が豊富
デメリット常勤求人は他のエージェントと同じものが多い
口コミ評価

MRTも開業支援を行っている。

総合診療を行う「町のお医者さん」というよりは、「眼科」「耳鼻科」のような専門を活かした開業のサポートを得意としていることを念頭に置きたい。

開業が決定し、診療にあたる医師を雇いたい場合は、MRTに登録している優秀な医師の紹介も可能だ。

また、受付や会計のスタッフ・コメディカルなどの手配もしてもらえる。

医師開業のためのノウハウも公開されており、専門スタッフからの助言も交えれば、非常に信頼のおけるサポートになるだろう。

「MRT」はこんな人におすすめ
  • 産業医に興味がある
  • スポットの求人を探している
  • 年収を増やしたい

>> MRTに登録する

3-3.DtoDコンシェルジュ

DtoDコンシェルジュ
DtoDコンシェルジュ
オススメ度★★☆☆☆
特徴開業支援実績4,000件以上
約8割が非公開求人
交渉力が高く質のいい求人が多い
求人数常勤:約6,200件
非常勤:約1,800件
スポット:約1,100件
非公開求人あり
利用料無料
メリット開業支援実績4,000件以上のノウハウを利用できる
転職セミナーに参加できる
デメリット関西・首都圏以外の求人はかなり少ない
口コミ評価

DtoDコンシェルジュは、開業支援実績が4,000件以上と非常に実績の高いサービスだ

開業には、新規開業と継承開業があり、DtoDコンシェルジュはいずれにも対応している。

新規開業とは、医療機関がなかった場所に新たに立ち上げて開業する方法で、初期費用がかかるものの、あなたの理想の病院を作れるのが特徴だ。

費用・立地・開業形態・スタッフなどといった山積みの問題に対して、DtoDコンシェルジュは一緒に1つずつ解決策を導いてくれる。

医師を支えて40年以上経つDtoDコンシェルジュだからこそできる細やかなサポートは魅力的だ。

継承開業は、開業医が廃業する時にそのまま引き継いで開業医となる方法で、初期費用は抑えられるが、タイミングが難しく、ある程度の妥協が必要になることが多い。

運よく継承譲渡を考えている医師が見つかったとしても、考え方が大きく異なると、交渉が決裂することも珍しくない。

DtoDコンシェルジュは譲渡を考えている医師と継承したい医師の間に入って、双方が納得できる条件での継承譲渡を実現してくれる。

さらに、定期的に医院開業セミナーも開催され、開業において必要な情報を常に最新の状態で得られるのも魅力的だ。

DtoDコンシェルジュはこんな人におすすめ
  • 「開業する」と決めている
  • 継承開業に興味がある
  • 開業に必要な情報を仕入れたい

>> DtoDコンシェルジュに登録する

4.とにかく年収を上げたい人にオススメの医師転職エージェント

サービス名特徴おすすめの人公式サイト
医師転職ドットコム医師のキャリアビジョン第一の姿勢が強い
・転職者の年収が平均して1.4倍に
・業界の中で比較的求人数が多い
・キャリアの展望がしっかり定まっていない
・医師としてステップアップしたいと考えている人
・転職を考える40~60代
医師転職ドットコム公式サイト
マイナビDOCTOR求人数が業界でトップクラス
・超高収入の求人に応募できる
・自由な働き方を目指せる
・首都圏在住
・求人量と質の両方が充実しているサービスを使いたい
・非常勤求人を探している
マイナビDOCTOR公式サイト
M3キャリアエージェントコンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている
・日本中の求人を扱っている
・就職条件の交渉力が高い
・勤務条件・給与などの条件を交渉してもらいたい
・転職先の比較検討がしやすいサービスを使いたい
・医療機関の内情を知りたい
M3キャリアエージェント公式サイト

とにかく年収を上げたいあなたには、「医師転職ドットコム・マイナビDOCTOR・M3キャリアエージェント」の利用がオススメだ

いずれも年収2,000万円を超えるような超高収入求人を取り扱っており、実際に多くの人が年収を数百万円単位で上げることに成功している。

さらに、コンサルタントの交渉力が高く、好条件の求人がさらに良い条件になることも。

また、転職以外にも、純粋に働く時間を増やすことで収入を増やすこともできる。

その場合、あなたの空き時間を勘案して働く日を1日単位で決められるスポット求人を利用するといいだろう。

スポット求人に興味があるのならば、MRTを利用してみてほしい。

4-1.医師転職ドットコム

医師転職ドットコム
医師転職ドットコム
オススメ度★★★★☆
特徴医師のキャリアビジョンが最優先という姿勢が強い
転職者の年収が平均して1.4倍に
業界の中で比較的求人数が多い
求人数常勤:約22,000件
非常勤:約15,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット転職を急かされない
利用者の93.4%がサービスに満足した実績あり
病院の内部事情が正確に把握されている
デメリット地方の求人はかなり少ない
コンサルタントの質にムラがある
口コミ評価

医師転職ドットコムの最大の特徴は、「医師のキャリアビジョン第一の姿勢が強い」ことだ

転職エージェントの中には転職を急かされて嫌な思いをしたという口コミが多いものもある。

しかし、医師転職ドットコムは、医師個人が持っているキャリアビジョンを非常に大切にし、丁寧に話を聞いてくれる。

実際に、93.4%の利用者が対応の丁寧さに満足しているというアンケート結果もある。

50,000人以上の転職を支援してきた実績もあり、安心して将来を決める決断を行えるはずだ。

また、約3割の求人が年収1,800万円以上と超高収入求人にも対応している。

病院の内部事情も正確に把握しており、休みの時間の実態や人間関係の良し悪しまで聞いてから転職できる。

一方、一部コンサルタントの質がよくないという口コミもちらほらと見受けられた。

あまり良くないコンサルタントに当たってしまった場合は、交代をお願いすればいいが、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性がある。

関東圏の求人が半分ほどを占めていて、地方の求人はかなり少ない傾向にあるので気をつけたい。

「医師転職ドットコム」はこんな人におすすめ
  • キャリアの展望がしっかり定まっていない
  • 医師としてステップアップしたいと考えている人
  • 転職を考えている40~60代

>> 医師転職ドットコムに登録する

4-2.マイナビDOCTOR

マイナビDOCTOR
マイナビDOCTOR
オススメ度★★★★★
特徴求人数が業界トップクラス
超高収入の求人に応募できる
自由な働き方を目指せる
求人数常勤:約40,000件
非常勤:約41,000件
スポット:約900件
非公開求人あり
利用料無料
メリット求人の量・質が最高級
非常勤・スポット求人を使って働きたい時に働ける
超高収入求人も数多く存在
デメリット地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

マイナビDOCTORの最大の特徴は、「求人数が業界トップクラス」であること

非公開求人も含めれば、常勤のみで40,000件を超える求人が存在している。

さらに、年収1,800万円以上の超高収入求人を公開・非公開合わせて8,000件以上保有しているのもマイナビDOCTORの特徴である。

他のエージェントが保有する超高収入求人が3,000件前後であることを踏まえると、かなり多いと言っていい。

また、大手人材紹介会社で「職業紹介優良事業者」の称号を冠する株式会社マイナビが運営しており、求人の質は高水準が保たれている。

マイナビDOCTORは、求人の量と質の両立を実現している数少ない医師専門転職エージェントだ。

非常勤・スポット求人も多く取り揃えられており、あなたの希望するキャリアに合わせて働ける。

例えば、「常勤で週4日働き、忙しくない時だけスポット求人を利用して働く日数を増やす」という働き方も選べる。

ワークライフバランスを適切に保ちながら、高年収も維持することが可能。

良質・多量の求人から、あなたが転職に求める条件全てにこだわって転職先を探せるマイナビDOCTORはオススメのサービスだ。  

ただし、求人の4割以上が首都圏で、地方の求人はかなり少ないため、地域によっては条件を満たす求人探しが難航する可能性がある。

マイナビDOCTORはこんな人におすすめ
  • 首都圏に住んでいる人
  • 非常勤の求人を探している人
  • 知名度の高い転職支援サービスを利用したい人

>> マイナビDOCTORに登録する

4-3.M3キャリアエージェント

M3キャリアエージェント
オススメ度★★★★★
特徴コンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている
日本中の求人を扱っている
就職条件の交渉力が高い
求人数常勤:約13,000件
非常勤:約6,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット経営の観点から適切なアドバイスがもらえる
コンサルタントの当たり外れが少ない
転職の条件交渉に強い
デメリット地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

M3キャリアエージェントの最大の特徴は、「コンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている」こと

医療経営士は、医師が治療に専念できるように、医院の経営を引き受けたり手助けしたりする経営のスペシャリストだ。

M3キャリアエージェントに属するコンサルタントは全員が医療経営士の資格を持っており、経営の観点から病院・医師を見て的確なアドバイスができる。

そのため就職条件の交渉に強く、あなたの能力・経験にある程度左右されるが、事前に提示されている条件よりも年収増加・勤労日数削減などが可能だ。

多くのエージェントで問題になる「コンサルタントの当たり外れ」はほぼなく、いつでも最高品質のサポートを受けられるだろう。

また、事前提示条件の段階で年収1,800万円越えの超高年収求人も3,000件弱存在し、高収入を目指したいあなたにオススメの転職エージェントである。

一方で、地方の求人はかなり少ないので気をつけたほうがいいだろう。

「M3キャリアエージェント」はこんな人におすすめ
  • 勤務条件・給与などの条件を交渉してもらいたい
  • 転職先の比較検討がしやすいサービスがいい
  • 医療機関の内情を知りたい

>> M3キャリアエージェントに登録する

5.とりあえず相談だけしてみたい人にオススメの医師転職エージェント

サービス名特徴おすすめの人公式サイト
医師転職ドットコム医師のキャリアビジョン第一の姿勢が強い
・転職者の年収が平均して1.4倍に
・業界の中で比較的求人数が多い
・キャリアの展望がしっかり定まっていない
・医師としてステップアップしたいと考えている人
・転職を考える40~60代
医師転職ドットコム公式サイト
ドクタービジョンオンコールなしの求人が多い
・開業支援が充実している
・訪問診療の求人が他のサービスより多い
・オンコールなしで働きたい
・開業も考えている
・じっくりと考えて転職したい
ドクタービジョン公式サイト
M3キャリアエージェントコンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている
・日本中の求人を扱っている
・就職条件の交渉力が高い
・勤務条件・給与などの条件を交渉してもらいたい
・転職先の比較検討がしやすいサービスを使いたい
・医療機関の内情を知りたい
M3キャリアエージェント公式サイト

とりあえず相談だけしてみたいあなたには、「医師転職ドットコム・ドクタービジョン・M3キャリアエージェント」の利用がオススメだ

いずれもコンサルタントの質が非常に高く、あなたのキャリアに対して親身になって考えてくれるだろう。

相談した結果、「今回は転職せず現職で頑張る」という選択も可能だ。

また、もし転職すると決めた場合は丁寧な転職サポートを受けられるだろう。

まずは「相談だけ」のつもりで転職エージェントに登録してみるのをオススメする。

5-1.医師転職ドットコム

医師転職ドットコム
医師転職ドットコム
オススメ度★★★★☆
特徴医師のキャリアビジョンが最優先という姿勢が強い
転職者の年収が平均して1.4倍に
業界の中で比較的求人数が多い
求人数常勤:約22,000件
非常勤:約15,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット転職を急かされない
利用者の93.4%がサービスに満足した実績あり
病院の内部事情が正確に把握されている
デメリット地方の求人はかなり少ない
コンサルタントの質にムラがある
口コミ評価

医師転職ドットコムの最大の特徴は、「医師のキャリアビジョン第一の姿勢が強い」ことだ

転職エージェントは、求職者に対して転職先の斡旋が成功しないと収入が得られないことも多い。

早く転職の決断をして、とりあえず転職してほしいと言う業者を利用すると、転職して後悔するという結果になってしまうことも。

しかし、医師転職ドットコムは、医師個人が持っているキャリアビジョンを非常に大切にしてくれる。

転職しようか迷っている時に相談しても、転職を無理に進められることはない。

希望する将来像に1番合った選択を尊重してもらえるため、場合によっては「転職しない」という結論が出ることもある。

50,000人以上の転職を支援してきた実績もあり、安心して将来を決める決断を行えるはずだ。

実際に、93.4%の利用者が対応の丁寧さに満足しているというアンケート結果がある。

病院の内部事情も正確に把握しており、休みの時間の実態や人間関係の良し悪しまで聞いてから転職できる。

また、約3割の求人が年収1,800万円以上と超高収入求人にも対応している。

一方、一部コンサルタントの質がよくないという口コミもちらほらと見受けられた。

あまり良くないコンサルタントに当たってしまった場合は、交代をお願いすればいいが、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性がある。

関東圏の求人が半分ほどを占めていて、地方の求人はかなり少ない傾向にあるので気をつけたい。

「医師転職ドットコム」はこんな人におすすめ
  • キャリアの展望がしっかり定まっていない
  • 医師としてステップアップしたいと考えている人
  • 転職を考えている40~60代

>> 医師転職ドットコムに登録する

5-2.ドクタービジョン

ドクタービジョン
ドクタービジョン
オススメ度★★★☆☆
特徴オンコールなしの求人が多い
開業支援が充実している
訪問診療の求人が他のエージェントより多い
求人数常勤:約9,500件
非常勤:約3,100件
スポット:約1,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリットオンコールなしの求人が多い
超高収入求人が多い
デメリット経験豊富な医師向けの求人に偏っている
地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

ドクタービジョンを利用すれば、コンサルタントの丁寧なサポートが受けられる

転職先の選定の際も、複数の医療機関を詳細に比較・検討し、納得のいく条件の求人をとことん探せるのが特徴だ。

納得のいく求人がなければ転職を見送ることもでき、転職を押し売りされないため、落ち着いて考えられる。

転職すると決めれば、履歴書作成補助・模擬面接などの転職支援はかなり綿密に行われ、転職先が決まるまで徹底的にサポートしてもらえる。

また、ドクタービジョンには、そもそもオンコールのない求人が多く存在する。

「オンコールなしで働きたい」というあなたには非常にオススメの転職エージェントだ。

一方で、求人の3分の2にあたる7,000件弱は、年収1,800万円以上の超高収入求人。

中には週4日や若手歓迎の職場もあるが、多くは次期院長候補レベルの経験値が高い医師向けだ。

経験値が少ないと、申し込める求人がほとんどないだろう。

「ドクタービジョン」はこんな人におすすめ
  • オンコールなしで働きたい
  • 開業も考えている
  • じっくり考えて転職したい

>> ドクタービジョンに登録する

5-3.M3キャリアエージェント

M3キャリアエージェント
M3キャリアエージェント
オススメ度★★★★★
特徴コンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている
日本中の求人を扱っている
就職条件の交渉力が高い
求人数常勤:約13,000件
非常勤:約6,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット経営の観点から適切なアドバイスがもらえる
コンサルタントの当たり外れが少ない
転職の条件交渉に強い
デメリット地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

M3キャリアエージェントの最大の特徴は、「コンサルタント全員が医療経営士の資格を持っている」こと

医療経営士は、医師が治療に専念できるように、医院の経営を引き受けたり手助けしたりする経営のスペシャリストだ。

M3キャリアエージェントに属するコンサルタントは全員が医療経営士の資格を持っており、経営の観点から病院・医師を見て的確なアドバイスができる。

多くのエージェントで問題になる「コンサルタントの当たり外れ」はほぼなく、常に最高品質のサポートを受けられるだろう。

医師転職を知り尽くしたコンサルタントに、あなたのキャリアについて一緒に考えてもらえることで後悔のない決断ができるはずだ。

また、コンサルタントは就職条件の交渉に強く、あなたの能力・経験にもよるが、事前に提示されている条件よりも年収増加・勤労日数削減なども実現しやすい。

さらに、事前提示条件の段階で年収1,800万円越えの超高年収求人も3,000件弱存在し、高収入を目指したい人にもオススメの転職エージェントである。

一方で、地方の求人はかなり少ないので気をつけたほうがいいだろう。

「M3キャリアエージェント」はこんな人におすすめ
  • 勤務条件・給与などの条件を交渉してもらいたい
  • 転職先の比較検討がしやすいサービスがいい
  • 医療機関の内情を知りたい

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6.女性にオススメの医師転職エージェント

サービス名特徴おすすめの人公式サイト
ドクタービジョンオンコールなしの求人が多い
・開業支援が充実している
・訪問診療の求人が他のサービスより多い
・オンコールなしで働きたい
・開業も考えている
・じっくりと考えて転職したい
ドクタービジョン公式サイト
民間医局自分の希望する働き方が実現できる
・小児科と総合診療科の求人が他のサービスより多い
・コンサルタントが医療機関に非常に詳しい
・たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
・スポットの求人を見つけたい
・育児・介護・家事などのサポートを受けたい
民間医局公式サイト
女性医局求人は女性向けのみ
・家庭と両立できる求人をさがせる
・育児支援サービスを格安で利用可能
・女性のための求人を探したい
・将来的に結婚・出産も考えている
・関東で働きたい
女性医局公式サイト

女性にオススメの転職エージェントは、「ドクタービジョン・民間医局・女性医局」の3つだ

ドクタービジョンと女性医局は女性医師に特化した求人を保有しており、女性のライフステージの変化に伴う働き方の変化に柔軟に対応してもらえる。

民間医局は、女性医師に特化したサービスではないものの、育児・介護・家事などへの理解やサポートがある転職先が充実しており、女性も利用しやすい。

ぜひ複数の転職エージェントを併用して、あなたにピッタリの転職先を見つけてほしい。

6-1.ドクタービジョン

ドクタービジョン
ドクタービジョン
オススメ度★★★☆☆
特徴オンコールなしの求人が多い
開業支援が充実している
訪問診療の求人が他のエージェントより多い
求人数常勤:約9,500件
非常勤:約3,100件
スポット:約1,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリットオンコールなしの求人が多い
超高収入求人が多い
デメリット経験豊富な医師向けの求人に偏っている
地方の求人はかなり少ない
口コミ評価

ドクタービジョンの最大の特徴は、「オンコールなしの求人が多い」ことだ

医師が病院の近くで待機していたおかげで助かった命は数しれない。

しかし、育児のことを考えると、家に居られない時間が長くなったり、急に家を出なければならなかったりするのは非常に困るだろう。

ドクタービジョンであれば、そもそもオンコールのない求人が多く存在する。

「オンコールなしで働きたい」というあなたには非常にオススメの転職エージェントだ。

一方で、求人の3分の2にあたる7,000件弱は、年収1,800万円以上の超高収入求人。

中には週4日や若手歓迎の職場もあるが、多くは次期院長候補レベルの経験値が高い医師向けだ。

経験値が少ないと、申し込める求人がほとんどないだろう。

また、求人があまりない県は、こだわり条件を付けなくとも”50件未満”と非常に少ない。

首都圏から離れてしまうと、理想の転職は難しくなるだろう。

「ドクタービジョン」はこんな人におすすめ
  • オンコールなしで働きたい
  • 開業も考えている
  • じっくり考えて転職したい

>> ドクタービジョンに登録する

6-2.民間医局

民間医局
民間医局
オススメ度★★★★☆
特徴たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
スポット求人を見つけたい
育児・介護・家事などのサポートを受けたい
求人数常勤:約14,000件
非常勤:約7,000件
スポット:約7,500件
非公開求人あり
利用料無料
メリット求人の種類が幅広く働き方を選べる
育児との両立を支援してもらえる
デメリット交渉によっては年収が低めになることも
口コミ評価

民間医局の最大の特徴は、「自分の希望する働き方が実現できる」ことだ

常勤の求人14,000件以上、非常勤・スポットの求人もそれぞれ7,000件以上と非常に充実しており、働き方を好きにカスタマイズできるだろう。

さらに、常勤の求人の中の約2割が「託児施設あり」のため、育児との両立の支援も手厚い。

あなたにとって最適の働き方を実現できる。

年収1,800万円超えの超高収入求人も7,400件程度と約半数を占めている。

しかし、その中には1,000万〜1,800万円などとかなり幅を広くとっている求人も数多く含まれており、個人の能力・経験による部分が大きいようだ。

民間医局は、他の転職エージェントのコンサルタントと比較すると、転職条件の交渉力が非常に高いとは言えない。

収入を最大限重視するのであれば、他の条件は多少妥協せざるを得ない部分が出てくることは念頭に置いておいた方が良いだろう。

「民間医局」はこんな人におすすめ
  • たくさんの求人から自分にあう求人を探したい
  • スポット求人を見つけたい
  • 育児・介護・家事などのサポートを受けたい

>> 民間医局に登録する

6-3.女性医局

女性医局
女性医局
オススメ度★★★☆☆
特徴女求人は女性向けのみ
家庭と両立できるような求人をさがせる
育児支援サービスを格安で利用可能
求人数常勤:約2,000件
非常勤:約2,000件
スポット:なし
非公開求人あり
利用料無料
メリット女性に寄り添った働き方を提案してもらえる
託児所あり・当直なしなど家庭優先の働き方ができる
デメリット超高収入求人は少ない
口コミ評価

女性医局は、女性の視点から女性に寄り添った働き方を提案してくれる

ライフステージの変化によって働き方を柔軟に変化させざるを得ない女性医師。

働く女性全員にとって「家庭と仕事の両立」は永遠の課題だが、特に多忙な医師であれば課題はさらに顕著になる。

女性医局は、女性医師の求人のみを専門的に取り扱っており、女性の転職のエキスパートだ。

ただし、求人数は2,000件程度とかなり少なく、年収が1,800万円を超えるような超高収入求人がほとんどない。

一方で、託児所ありや当直なしの求人はそれぞれ800件程度、週3〜4日勤務の求人は300件弱とかなり多く存在する。

また、女性医局を利用して転職した女性医師向けに格安でベビーシッターサービスを提供しており、育児と仕事の両立をしやすい環境が作られている。

女性医局はこんな人におすすめ
  • ライフステージの変化に柔軟に対応したい
  • 育児のサポートを受けたい
  • 高収入より家族との時間を大切にしたい

>> 女性医局に登録する

7.【選び方】転職エージェント選択で重要視するべき3ポイント

【選び方】転職エージェント選択で重要視するべき3ポイント
転職エージェントを決めるときに重要視するべき3ポイント
転職エージェントを決めるときに重要視するべき3ポイント

たくさんある転職エージェントの中から、どれを使うと転職がうまく行くのかを判断するのは難しい。

しかし、適切な転職エージェントを利用しないと、時間を無駄にする可能性は高い。

それだけでなく、今以上に酷い労働環境の病院・クリニックに転職してしまい、結局はすぐに辞めざるを得ないことも。

短期離職を複数回経験すると、「長期間働けない人」というレッテルを貼られ、次の転職先が決まりにくくなる傾向にある。

転職エージェントの選択に失敗したために、働き先がなくなることも十分にあり得るのだ

つまり、転職エージェントを決める際には、ある程度慎重になる必要がある。

ここでは、転職エージェントを選ぶ時に、重要視するべき3つのポイントを解説する。

ぜひ参考にして、最適な転職エージェントを選択してほしい。

7-1.求人数が十分か

求人数が十分か
転職エージェントを決めるときに重要視するべきポイント①
求人数が十分か

転職エージェントを選ぶ時に必ず確認してほしいのは、掲載されている求人数だ

求人数が少なければ、どれだけ魅力的な経歴を持っていたとしても希望する条件にあう転職先は見つかりにくい。

あなたに合う条件の転職先を見つけるためには、少なくとも10,000件以上の求人を保有する転職エージェントの利用を推奨する。

また、同時に気を配りたいのが「非公開求人の有無」だ。

非公開求人とは、転職エージェントが持っている非常に好条件の求人のこと。

条件がいいため、全員に公開すると応募が殺到すると予測されるために一般には公開せず、転職エージェントが見込んだ人にのみ声を掛ける。

つまり、「非公開求人がある」とは、医療機関が転職エージェントを十分に信頼していることを意味する。

エージェントが信頼に足るものであること、好条件の求人が眠っていることを同時に証明してくれるのが非公開求人の存在だ。

ぜひ、非公開求人があると明記してある転職エージェントを利用してほしい。

マイナビDOCTOR」は非公開求人が多いため、要チェックだ。

>> マイナビDOCTORの詳細を見る

7-2.コンサルタントの質はいいか

コンサルタントの質はいいか
転職エージェントを決めるときに重要視するべきポイント②
コンサルタントの質はいいか

転職エージェントの質を決める最大の要因は、「コンサルタント」にある

いくら良い求人、良いウェブサイトを持っていたとしても、コンサルタントの質がよくない限り、転職エージェントとしては「良くない」評価になってしまう。

コンサルタントは、あなたと医療機関の仲介役として転職を徹底サポートしてくれる存在だ。

つまり、「コンサルタントの質が良くない」とは、転職サポートの質が劣悪であるのと同義である。

低品質のサポートでは、あなたの持っている経歴の魅力も存分に発揮しきれず、転職できるものもできなくなってしまう。

必ず口コミを確認して、「医師に徹底的に寄り添ったサポートをしてくれる」と評判の転職エージェントを利用してほしい。

M3キャリアエージェント」は高品質なコンサルタントを多数抱えているため、ぜひ確認してほしい。

>> M3キャリアエージェントの詳細を見る

7-3.どんな求人に強いか

どんな求人に強いか
転職エージェントを決めるときに重要視するべきポイント③
どんな求人に強いか

医師が転職する際に、決められる条件は2つだ。

1つは勤務形態で、一般に常勤・非常勤・スポットの3種類がある。

転職を考えているなら、常勤・非常勤の求人が多い転職エージェントを利用するといいだろう。

もう1つは勤務地域。

自分が住んでいる地域や働きたい地域に求人があるかどうかを確認してから、転職エージェントを利用してほしい。

あなたの専門分野については、登録後にコンサルタントと話し合えば大丈夫。

コンサルタントが医療機関に働きかけたことで、新規診療科が開設された例もある。

まずは「希望する働き方・働く場所があるかどうか」で転職エージェントを選ぶといい

マイナビDOCTOR」は、自分にピッタリの働き方を選択できる。

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8.転職エージェントで受けられるサポート

転職エージェントで受けられるサポート
転職エージェントで受けられるサポート

転職エージェントのサポートは、転職活動開始前から入局後までの多岐にわたる

転職の全容を時系列に沿って紹介する。

詳細を把握して、参考にしてほしい。

8-1.キャリアカウンセリング

キャリアカウンセリング
転職エージェントで受けられるサポート①
キャリアカウンセリング

転職エージェントに登録すると、まずは担当のコンサルタントとキャリアカウンセリングを行う。

キャリアカウンセリングでは、これからの仕事についてコンサルタントと話し合う

今まで積み上げてきたキャリアや、希望する働き方、今存在する求人などを踏まえて、本当に転職した方が希望するキャリアになるのかを再確認する。

転職の条件によっては「転職しない方がいい」というアドバイスを受けることもありえる。

キャリアカウンセリングの結果、転職した方がいいという結論に達すると、次の段階に進む。

8-2.転職先選定

転職先選定
転職エージェントで受けられるサポート②
転職先選定

転職に向かうと決めたら、次は転職先を探していく。

働きたい場所・時間・自分の専門分野などを意識して、転職エージェントに存在する求人を吟味する

ここで重視することになるのが「転職の軸」だ。

転職の軸とは、何を置いても転職において1番大切にしたいもののことである。

転職の軸として良く挙げられるのは、「給与の高さ」や「休みの日程」など。

「他の条件は少し融通したとしても、軸だけは譲らない」という認識をコンサルタントと共有し、転職先を話し合う必要がある。

ひとまずは、3つほど魅力的な職場を見つけ、選考の対策をしていく。

8-3.選考対策

選考対策
転職エージェントで受けられるサポート③
選考対策

選考対策は大きく2つに分けられる。

1つ目は、履歴書作成。

今までの略歴は自力で書けるだろうが、「魅力的な志望理由」の作成は少し難易度が上がる。

特に、志望理由の欄には、履歴書を出す医療機関にピッタリ刺さる理由を書くことが望まれる。

自力で十分な文章が書ける自信があったとしても、第三者に添削してもらえると心強い。

医師専門転職エージェントを利用すれば、数多くの医師の転職を支えてきたコンサルタントのノウハウを活かせるはずだ

履歴書が通らなければ、転職は実現しない。

ぜひ転職エージェントに頼って履歴書作成のサポートを受けてほしい。

2つ目は、模擬面接。

多くの医師にとって未知の領域である就職面接は、しっかり対策したいところだ。

自分では気がつかない話し方の癖を発見したり、面接での作法を再確認したりすることで、より安心して面接に望めるだろう。

面接練習を行えば、医師の転職を成功に導いてきたコンサルタントのノウハウを活かせるはずだ。

8-4.退局・入局

退局・入局
転職エージェントで受けられるサポート④
退局・入局

晴れて採用が決定されたら、円満な退局と円滑な入局のためのサポートが待っている

急に「辞めます」と言っても辞められないのが世の常。

後任に引き継ぎを行い、自分がいなくても回るようになってからでないと仕事は辞められない。

特に、医師は狭い社会だ。

「引き継ぎもままならないまま急に辞められて困った」というような悪評がつけば、すぐにその噂は広がる。

今回の転職は成功しても、その後のキャリアにヒビが入りかねない。

転職エージェントは、そんなことが起こらないように、退局・入局の日程を医療機関と交渉して決定してくれる。

さらに、場合によっては、働き方や給与を交渉してくれることもある。

転職エージェントを利用すれば、将来のキャリアも見据えた丁寧なサポートで、最高の形での転職を実現できるはずだ。

9.医師専用転職エージェントを利用するデメリット3選

医師専用転職エージェントを利用するデメリット3選
医師専用転職エージェントを利用する際の3つのデメリット

医師の転職のプロが集結している医師専用転職エージェントとはいえ、万能ではない。

必ず事前にデメリットを確認し、納得してから利用してほしい

9-1.自分のペースで転職できない

自分のペースで転職できない
医師専用転職エージェントを利用する際のデメリット①
自分のペースで転職できない

転職エージェントを利用しての転職の最大の特徴は、転職をサポートしてくれるコンサルタントがいること。

裏を返せば、転職エージェントを利用することで、あなたの転職に口を出してくる人がいるということを意味する

的確なアドバイスであったとしても、自分が忙しかったり、疲れ切っていたりする時には聞きたくないもの。

求人掲載をしているだけの転職サイトを利用すれば、「今気分じゃないから見ない」というように自分の都合で転職を進められる。

自分のペースを崩されたくないならば、転職サイトとして利用できる「リクルートドクターズキャリア」がオススメだ。

9-2.譲れない条件を侵食される可能性がある

譲れない条件を侵食される可能性がある
医師専用転職エージェントを利用する際のデメリット②
譲れない条件を侵食される可能性がある

転職をサポートしてくれるコンサルタントは、稀に、早く転職先を決めてほしいために強引な手に出ることがある

十分実現可能なはずのあなたの「転職の軸」を少し曲げるように提案し、「もうこの転職先しかない!」と転職を迫る手法だ。

もちろん、数ヶ月かけて一緒に悩んでくれる親身なコンサルタントもいるだろう。

しかし、荒い手を使ってくる人は、どんな転職エージェントにも少数だが存在する。

もちろん、理想的な転職が実現できそうにない場合は、転職エージェントを変えたり、コンサルタントの交代をお願いしたりできる。

ただし、時間を無駄にしてしまうのは事実だ。

転職サイトを利用すれば、あなたの望む通りの転職が可能だろう。

9-3.担当者との相性が悪いと余計なストレスの原因に

担当者との相性が悪いと余計なストレスの原因に
医師専用転職エージェントを利用する際のデメリット③
担当者との相性が悪いと余計なストレスの原因に

転職エージェントを利用するならば、あなたの転職を親身になって考えてくれるコンサルタントとの対話が必要不可欠だ。

しかし、考え方の不一致や話し方など様々な理由で「合わない人」というのは存在する。

合わないコンサルタントが担当になると、初めは些細なことのように思うかもしれないが、話し合いの回数を重ねるごとにじわじわとストレスが溜まっていくだろう。

職場のストレスから解放されるために転職を行うのに、その転職活動でストレスが溜まっては本末転倒だ

余計なストレスをかけないようにするためにも、合わないと感じたコンサルタントはすぐに変えてもらうべきだ。

とはいえ、コンサルタントを変えたらまた信頼関係を構築するところからやり直しで、無駄な時間を食うのは事実。

「担当者の相性」なんて考えなくて済む転職サイトは、精神衛生に良い転職が可能だろう。

10.医師専用転職エージェントを利用するメリット3選

医師専用転職エージェントを利用するメリット3選
医師専用転職エージェントを利用する3つのメリット

医師の転職を支えてきた転職エージェントを使うべき理由を、改めて確認してほしい

転職エージェントのメリットが特に魅力的に見えない場合は、あなたに転職エージェントが合っていない可能性もある。

メリットに納得してから利用すれば、より効果的に転職エージェントを活用できるだろう。

医師としてのキャリアを引き継いで、転職先でも医師として仕事をしていくのであれば、必ず「医師専門転職エージェント」を使うべきである。

なぜなら、普通の転職エージェントには、まず医師向けの求人は来ないからだ。

転職エージェント・サイトに求人を出すだけで、求人を出した会社はお金を払う必要があることが多い。

普通の転職エージェントで数少ない医師を探すより、初めから医師しかいない場所でより優秀な医師を探した方が効率もコスパも良い。

そのため、医師専門転職エージェントを利用する医療機関が多くなっている。

医師として働き続けたいのであれば、「医師専門転職エージェント」を利用してはいかがだろうか。

10-1.転職の全てを徹底サポートしてもらえる

転職の全てを徹底サポートしてもらえる
医師専用転職エージェントを利用するメリット①
転職の全てを徹底サポートしてもらえる

転職エージェントの最大のメリットは、転職の全てを徹底サポートしてもらえることにある

「そもそも転職した方が良いのか?」というところから、コンサルタントと一緒に考えられるため、自身のキャリアにしっかり向き合えるはずだ。

さらに、転職先の選定・選考対策も、医師の転職を支えてきたコンサルタントのノウハウを利用してスムーズに進められるだろう。

並行して複数の医療機関の選考を受ける場合は、負担にならない面接日程の調整なども転職エージェントが行ってくれる。

場合によっては、働き方・給与も交渉してもらえる。

転職の雑務を丸々全部任せてしまえるため、転職エージェントは医師として忙しく働くあなたが転職するのに必要不可欠なサービスといえるだろう。

>> 転職エージェントで受けられるサポートを確認する

10-2.転職条件の改善を交渉しやすい

転職条件の改善を交渉しやすい
医師専用転職エージェントを利用するメリット②
転職条件の改善を交渉しやすい

医師専門転職エージェントは、今まで数多くの医師の転職を支えてきた。

そのため、医師の実力と年収の相場を十分に理解している。

「もう少し給与が高くても良いのでは?」と根拠を持って転職エージェントから交渉してもらうことが可能だ

また、休日の条件も、今までの転職サポートで培った交渉術を利用すれば、融通を聞かせてもらいやすい。

これから働く職場のトップに自分から言い出すのはこれから先の人間関係も考えるとかなり難しいが、転職エージェント経由なら言いやすいだろう。

転職条件の交渉は、転職エージェントに任せるのが1番だ。

10-3.気軽にとりあえず相談できる

気軽にとりあえず相談できる
医師専用転職エージェントを利用するメリット③
気軽にとりあえず相談できる

転職エージェントに登録すれば、転職について気軽に相談できる数少ない相手を作れるはずだ

医師にとって、「転職がしたい」と思ったとしても、相談できる相手はまずいない。

現在の職場に転職の意向がバレれば待遇悪化に繋がりやすいため、転職先が決まるまでは秘密にしておくのが望ましい。

また、周囲に転職経験者は滅多にいないのが現実だろう。

そんな中、一人で悩みながら転職を成功させるのは非常に厳しい。

場合によっては、心が折れて今の環境を諦めて受け入れることになるかもしれない。

転職エージェントを利用すれば、転職のプロのコンサルタントがいつでも気軽に相談に乗ってくれる状況が完成する。

転職エージェントに登録したからといって、必ず転職しなければならないという決まりは存在しない。

「転職したい」という思いが脳裏にちらつくのであれば、まずはエージェントに登録して、コンサルタントと話をしてみると良いだろう。

11.転職経験談から学ぼう

転職経験のない医師にとって、転職は謎に包まれた存在だ。

何をしたら成功して、どうしたら失敗する可能性が高まるのかよくわからず、漠然と怖さを感じて転職を躊躇していないだろうか。

転職は、成功すれば人生を好転する大きな転機となる。

転職に失敗・成功した先輩たちの経験談を読んで、ぜひあなたの転職に活かしてほしい

11-1.転職失敗経験談5選

転職に失敗した医師も。

失敗談からあなたの転職に活かしましょう!

勤務時間や勤務内容、残業手当の有無など、入職時に聞いていた話が反故にされた (転職2回経験)
民間医局より抜粋

請われて転職した先が、実はブラック医療機関だと判明 (転職2回経験)
民間医局より抜粋

直接見学に行かず、転職先の責任者と医局長のやり取りに任せていたら、こちらの希望と病院の要望に食い違いが生じていた。たとえ所属医局からの派遣でも、転職先の責任者と一度は面談して、直接要望を伝えるべきだったと反省 (転職3回経験)
民間医局より抜粋

当直や待機のノルマが想像よりきつかった (転職3回経験)
民間医局より抜粋

転職前に金銭面や福利厚生を確認しておけばよかった。ただ、雇われる側としては聞きにくい。入職してから育休がとれないこと、時短だと給与が想定より下がることを知った (転職2回経験)
民間医局より抜粋

11-2.転職成功経験談5選

転職に成功した先輩医師もたくさんいる。

ぜひ確認して、あなたの転職に活かしてほしい。

転職前転職後
職務内容外来
病棟管理
手術
病棟管理
専門麻酔科内科
当直4回/月なし
年収1,200万円1,200万円
勤務形態週5日勤務週5日勤務
勤務地兵庫県兵庫県

【転職理由】

仕事よりもプライベートを優先した生活にシフトしたいと考えたからです。前の職場は救急も積極的にとる急性期病院で、緊急手術で呼び出されたり、手術が長引いたりとどうしても仕事中心の生活になっていました。生活が不規則になることで家族にも迷惑をかけてしまっている自覚がありました。

そこで、ある程度の収入は確保しつつ、もう少しゆったりと勤務できる職場へ転職することを決意しました。

【希望条件】

手術をしなくて済む勤務を希望しました。麻酔科からはもう身を引きたかったのです。全身管理の経験はあったので、患者の身体管理であれば問題なく行える自信はありました。そこで、療養型病院や老健での病棟管理の仕事を希望しました。

職務内容が変わるので、年収が下がることは覚悟していました。それでも家族を養っていかなければならないのは事実なので、できるだけ現状の年収を維持したいというのが正直な気持ちでした。

【転職の流れ】

メディウェルに登録後、希望条件や転職理由について詳しくお話しするために担当コンサルタントとお会いすることになりました。

お会いした際にはまず、現在住んでいる地域の医療機関の一覧表を見せてもらいました。病院の基本情報に加えて、病棟管理のみ、転科可能など私の希望条件に合致するかどうかという点も明記されていました。その時点で自分の希望条件に合致する医療機関は意外と少ないのだと実感したのを覚えています。

それでもいくつか希望を満たす医療機関はあったので、それらへ面接に行きました。どの医療機関もゆったりとした勤務ができることに変わりはありません。そこで、面接や病院見学の際によい印象を抱いた病院への転職を決めました。その病院の面接では院長先生自らが面接を担当してくださり、「ぜひ先生の力をお借りしたい」と熱心に話してくれたので、印象に残っていたのです。また、年収を下げずに済むという点も魅力的でした。

医師転職ドットコムより抜粋

【転職前の状況】

 私はこれまでに2回、転職を経験しています。1回目は出身大学の医局から地方都市の200床程度の病院に、2回目はその病院から、同じく地方都市の透析クリニックへ移っています。

 1度目の転職、医局から地方都市のいわゆるケアミックス型の病院へと転じた理由は、妻の言葉がきっかけでした。「もうこれ以上、ついていくのは嫌だ」と、いきなり話を切り出されました。長くて3年、短いときには半年ぐらいであちこちに移る生活が続いたわけですから妻の言い分ももっともです。

 妻の言葉は転職を考えるきっかけにはなりましたが、私は私で自分の将来を考えていた時期でした。40歳を過ぎると、医局の中である程度落ち着きどころが見えてきます。関連病院の部長クラスに落ち着いて、外科医として活躍する道もありますが、その道はそう簡単ではありません。私より、医局に貢献した人にいいポストが回るのは、ある程度やむを得ません。そこで、あまりにあちこち異動させられるので、教授に掛け合いましたが、「すべての人が満足する人事ができるわけではない。それぐらい君にも分るだろう」と言われました。結局、山間部の寒い地域の中核病院から逃れられないのが自分の医局でのポジションであり、それが自分の実力だとその面接の時に理解したのです。それで、医局を離れて自力で道を開こうと考えました。

【転職後の状況】

ここでは、私は管理医師ですから自分の好きなようにやれる点がこれまでとは違います。看護師、臨床工学士、栄養士たちも目標を持って動いてくれるようになってきましたし、チームワークも生まれてきました。また、近隣病院と連携して患者さんを増やすなど、経営改善にも取り組んでいます。まだまだ、至らない点はたくさんありますが、マネジメントすることで組織が変わっていくのは楽しいですね。余計なストレスもないし、100%満足とは言えないけれど、やっと落ち着く場所が見つかった気がしています。今は、組織を動かすことにやりがいを感じています。今の収入は年収2500万円になり、この1年で1200万円近く高くなったので、条件面では成功といえるでしょう。何より、自分が打ち込めるものが見つかったという点には満足しています。結果論ですが、環境の中での自分ができること、生かせる能力を知ることで、やっと落ち着ける場所が見えてきたように思います。

DOCTORCASTより抜粋

転職前転職後
職務内容外来
病棟管理
心カテ
当直
オンコール
外来
病棟管理
PCI
アブレーション
オンコール待機
専門循環器内科循環器内科
当直ありなし
年収1,500万円1,700万円
勤務形態週5日勤務週5日勤務
勤務地千葉県愛知県

循環器領域のハイボリュームセンターに常勤勤務していた30代半ばの循環器内科医。 心カテの手技件数等は多かったものの、あまり適応を吟味せず行っている印象を受け転職を検討。

医師転職コンシェルジュより抜粋

非常勤なのにフルタイム…。それなら常勤先を見つけたい!

転職前転職後
職務内容読影読影
専門放射線科放射線科
当直なしなし
年収500万円700万円
勤務形態週5日勤務週4日勤務
勤務地千葉県東京都

【転職理由】

時短勤務を希望し非常勤扱いで契約したにもかかわらず、実態は週5日のフルタイムで、給与が研修医時代より少なかったからです。

元々は子どもの保育園のお迎えに間に合うよう、15時上りという契約だったのですが、実際は残業が発生して17時頃までフルタイムで働いている状況でした。どうせフルタイムで働くのであれば常勤先を探そうと思い、転職に至りました。

【希望条件】

仕事と育児の両立を最優先に考え、週4日勤務で当直やオンコールのない職場を希望しました。前の職場では残業が長引き、保育園のお迎えに間に合わないことが何度もあったので、院内保育のある医療機関であればベストでした。

また、第二子を授かった時のために産前・産後休暇や育児休暇を頂ける等の配慮があれば嬉しいとも思っていました。

【転職の流れ】

仕事と育児を無理なく両立できそうな勤務先を見つけてもらえて助かりました。勤務日数を減らしたにも関わらず年収を200万円ほど上げることができ、満足いく転職になったと思います。

コンサルタントの細やかな心遣いのおかげで、忙しい中でもストレスなく転職活動を行うことができました。ありがとうございました。

医師転職ドットコムより抜粋

12.転職エージェントを利用するときに気をつけるべき5ポイント

転職エージェントを利用するときに気をつけるべき5ポイント
転職エージェントを利用するときに気をつけるべき5つのポイント

転職エージェントを利用する際に気をつけてほしい、5つのポイントを並べた

ぜひ有効活用して、後悔のない転職を実現してほしい。

12-1.返信はできるだけ早くを心がける

返信はできるだけ早くを心がける
転職エージェントを利用するときに気をつけるべきポイント①
返信はできるだけ早くを心がける
返信を早くすることで得られる2つの利益
  1. 転職への熱意が高いと思われて、キャリアアドバイザーがあなたを優先してくれる
  2. 求人を出した企業に熱意が高いと思われて、好印象になる

1番わかりやすく熱意を示す方法は「返信を早くする」ことだ

熱意がある人に対しては、優先的にいい条件の求人を回したくなるし、採用もしたくなる。

もちろん、経験の豊富さ・能力の高さは重要だ。

しかし、熱意があるかどうかで印象はかなり変わる。

返信の早さだけで熱意を伝えられて転職に成功する可能性があがるならば、早く返信しないと勿体無い。

返信を早くして、転職への熱意を高く見せるべきだ。

12-2.担当のコンサルタントとの相性を確認

担当のコンサルタントとの相性を確認
転職エージェントを利用するときに気をつけるべきポイント②
担当のコンサルタントとの相性を確認

結論、仕事探しは「相性」が一番大事になってくる

あなたと医療機関、あなたとエージェント・コンサルタントの相性が良くないと、後悔のない転職は難しい。

コンサルタントの仕事は、あなたと医療機関の相性を見極めること。

仕事を十分に果たせていないと感じるならば、コンサルタントの変更をお願いすべきだ。

変更しても対応があまり変わらないなら、違うエージェントの利用を視野に入れると良いだろう。

12-3.転職エージェントは複数併用する

転職エージェントは複数併用する
転職エージェントを利用するときに気をつけるべきポイント③
転職エージェントは複数併用する

転職エージェントは必ず複数併用してほしい

もちろん、1つだけの利用でも、良い転職先が見つけられる可能性は十分にある。

しかし、複数の転職エージェントを併用することで、より早く、好条件の転職先を見つけられるだろう。

また、もし一方の転職エージェントの対応が悪かった場合も、複数を併用していればすぐに切り替えがきく。

早期・好条件の転職を望むのであれば、転職エージェントを複数併用するべきだ。

12-4.異なるエージェントから同じ案件に応募しない

異なるエージェントから同じ案件に応募しない
転職エージェントを利用するときに気をつけるべきポイント④
異なるエージェントから同じ案件に応募しない

転職エージェントを利用する上での暗黙の了解、「異なるエージェントから同じ案件に応募しない」は必ず守らなければならない

異なるエージェントから同じ案件に応募すると、エージェントや応募先の医療機関からの信用を無くすからだ。

複数の転職エージェントを併用すること自体は問題ない。

だが、規約などに書かれていないとはいえ、異なるエージェントを通じて同じ案件に応募するのは避ける必要がある。

12-5.エージェントからの推薦文を確認する

エージェントからの推薦文を確認する
転職エージェントを利用するときに気をつけるべきポイント⑤
エージェントからの推薦文を確認する

エージェントを利用して転職する際に気をつけておくべきなのが、エージェントからの推薦文だ

推薦文の内容は、必ず事前に確認しておく必要がある。

なぜなら、少し誇張した表現が入っていたり、事実確認を怠ったせいで誤った情報が含まれていたりする可能性が否めないからだ。

そもそも推薦文は、あなたの転職を成功させるために、転職エージェントが履歴書や志望理由書に追記しているものだ。

そのため、採用を後押しするような内容になりやすい。

一通り目を通して、内容が合っているかどうか確認するべきだ。

もし誇大表現が入っていたり誤っていたりした場合は、書き直しをお願いしてほしい。

推薦文の内容を掘り下げられた時に、内容が誤っていると、あなたも面接者も困る。

「念のため確認する」程度の感覚で、一度読んでおくと良いだろう。

まとめ|医師向け転職エージェントであなたにピッタリの働き方を実現しよう

あなたにピッタリあった転職エージェントを利用することで、理想のキャリアに近い転職が可能になるだろう

理想を共有し、最高の転職を成功させるためにも、日々業務で忙しい医師には転職エージェントの存在が必要不可欠だ。

コンサルタントは数多くの医師の転職を支えてきた「転職のプロ」であり、あなたの希望が叶う転職になるように交渉してくれる。

まずは、転職エージェントにあなたの理想を共有するところから始めてみるのはどうだろうか。

医師転職エージェントに関するよくあるQ&A

転職エージェントに登録しても、現在の職場にはバレない?

バレない。

どの転職エージェントも徹底して守秘義務を守り、秘密裏にサポートをしてもらえる。

転職エージェント経由だと転職が不利になるっていう噂は本当?

嘘。一般的には、転職エージェント経由の方が有利。

転職エージェント経由であれば、幅広い分野の優秀な人材が集まっているため、多少コストがかかっても優秀な人材を得たい医療機関は転職エージェントを利用したがる。また、逆に知人経由であれば転職条件の交渉は難しくなり、転職できても、納得のいかない転職になりやすい。
噂は、転職エージェント経由だとエージェントに紹介料を払わなければならないため、採用されにくいと考えられて広まったのだと考えられる。

転職回数が多いと次の転職は不利になる?

ほとんどならない。

勤続期間3年未満の早期離職を繰り返しているようであれば選考に響く可能性もある。しかし、転職希望者に対する求人がかなり多い医師の業界であれば、複数回の転職は一般的だ。最終的に医師は平均4〜5回の転職を経験するとされているため、気にしすぎる必要はないだろう。

開業は気軽にできるものなの?

非常に難しいわけではないが、簡単でもない。まずは転職エージェントに相談を。

もしあなたが自分だけの病院・クリニックを建設するところから始めたい場合は、かなり大変だ。銀行から数千万〜1億円ほどの融資を受ける事になるだろうし、設備を購入するたびにさらに出費が嵩む。医師は「儲けること」を第一目的としていないため、気づけば経営が大赤字・火の車なんてこともあり得る。開業サポートを行っている転職エージェントに相談し、開業方法を相談するといいだろう。
また、事業承継で開業するという選択肢もある。開業医の後継としてその医療機関を繋いでいくという方法だ。この場合、設備投資などはほとんどいらないため、コストはかなり抑えられる。また、開業医の高齢化が進んでおり、後継がいないため閉めざるを得ない医院も多い。最も気軽に開業できる方法ではある一方で、閉めることを考えている医院を自力で見つけるのは難しい。転職エージェントに事業承継について相談するのがオススメだ。

【独自調査】医者211人によると医師に就業してから3年目で転職している人が多い

【調査の概要】
・調査対象:転職経験のある現役医師・過去に医師経験のある211人
・調査期間:2023年04月19日 ~ 2023年04月19日
・調査機関:自社調査
・調査方法:Freeasy使用したインターネット調査

利用したことのある医師特化の転職サイト・エージェントランキング

利用したことのある医師特化の転職サイト・エージェントランキング

利用したことのある医師特化の転職サイトや転職エージェントをランキングにまとめてみた。

1位:民間医局

32人で1位となった民間医局は医師の紹介を専門にしている転職総合サービスだ。

アルバイトの求人も多く、リピートの利用頻度が高いのだろう。

2位:M3キャリアエージェント

常勤・非常勤に関わらず、転職実績が多いM3キャリアエージェントが2位となっている。

専任のキャリアコンサルタントの実績も豊富で、多忙の医師にとって助かる存在だ。

3位:医師転職ドットコム

転職・キャリアアップ・アルバイトなど、医師の働き方も尊重する総医師転職ドットコムが15人で3位だ。

豊富な求人数からキャリアップを目指したい医師に評価が高い。

4位:マイナビドクター

マイナビグループの豊富な求人数が魅力のマイナビドクターが14人で4位だ。

医師や看護師も含めた取引医療機関は20,000件と全国規模で対応可能。

5位:リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリアは12人と5位となっている。

40年の実績と人材業界最大手のリクルートが運営する安心感が高いのが魅力だろう。

就業してから初めて転職した年ランキング

就業してから初めて転職した年ランキング

医師に就業してから転職したのは何年目になるのかまとめてみた。

1位:3年目

3年目と回答したのが31人で1位だ。

ひとまず3年目を区切りにしているのは一般職とも同じ感覚といえる。

1位:5年目 

同点で1位になったのが5年目だ。

ある程度経験を積んでから環境改善や違うステージで活躍したい医師が多いのだろう。

3位:11〜15年目

11〜15年目と回答したのが24人で3位となっている。

キャリアアップを目指す人や、家庭環境によって転職を決断することもあるだろう。

【年代別】実際に転職した人の転職理由ランキング

【年代別】実際に転職した人の転職理由ランキング

実際に転職をした人の理由を年代別にランキングでまとめてみた。

20代で転職した人の転職理由ランキング

20代で転職した人の転職理由ランキング

1位:キャリアアップのため

20代で転職した人の理由1位は「キャリアアップのため」だ。

まだ、これからの先は長く、次のステージで活躍したい人が多いといえる。

2位:年収アップのため

「年収アップのため」が2位だ。

医師とはいえ、20代では一般サラリーマンと変わらない人も多いのが背景にあるのだろう。

3位:就労時間・業務内容に不満があったため

3位は職場の環境が挙げられる。

就労時間や業務内容だと、病院側の都合で働かざるを得ない環境から抜け出したいといえる。

4位:人間関係のトラブルのため

「人間関係のトラブル」は21人で4位。

職場の人間関係の改善を求めて転職したい人も多いものだ。

5位:ワークライフバランスを整えたいため(育児・家庭)

「ワークライフバランスを整えたい」が16人で5位となっている。

20代は結婚など家庭を持ち始める頃が大きな理由だろう。

30代で転職した人の転職理由ランキング

30代で転職した人の転職理由ランキング

1位:キャリアアップのため

1位が「キャリアップのため」で51人となっている。

30代にもなるとキャリアアップを図りたい人も多い。

2位:年収アップのため

「年収アップ」が2位で38人。

結婚や育児などで将来的な収入を上げたい人も多いものだ。

3位:就労時間・業務内容に不満があったため

「勤労時間・業務内容の不満」が20人で3位。

経験を積んだ30代は任される負担も多くなるもので、職場環境の改善を求めているのだろう。

4位:人間関係のトラブルのため

「人間関係のトラブル」は18人で4位。

後輩や部下も増えて、ますます人間関係で精神的な負担が堪える医師も見られる。

4位:ワークライフバランスを整えたいため(育児・家庭)

「ワークライフバランスを整えたい」が同率で4位だ。

育児の両立など家庭環境から転職を考える人も多い。

4位:開業したいため

「開業したいため」も18人で同率4位だ。

独立を視野に入れて転職を目指す人も見られる。

40代で転職した人の転職理由ランキング

40代で転職した人の転職理由ランキング

1位:ワークライフバランスを整えたいため(育児・家庭)

40代にもなると親の介護も必要になってくる。

ワークライフバランスが1位に入るのも納得だ。

2位:キャリアアップのため

「キャリアアップ」が24人で2位だ。

すでに経験を積んでおり、さらなる高みを目指して管理職など上級職を目指す人も多い。

3位:年収アップのため

「年収アップ」が23人で3位。

40代ともなるとスキルや経験に基づいた年収を求めるものだろう。

4位:人間関係のトラブルのため

「人間関係のトラブル」が4位で20人

板挟みになりやすい年代なので、周囲との軋轢に悩んで転職を決断するのだろう。

5位:就労時間・業務内容に不満があったため

「就労時間・業務内容に不満」が16人で5位となっている。

裁量権など職場の環境を変えてみたいのが転職の動機といえる。

50代で転職した人の転職理由ランキング

50代で転職した人の転職理由ランキング

1位:ワークライフバランスを整えたいため(育児・家庭)

50代は「ワークライフバランスを整えたい」が19人で1位となった。

50代は子供の独立や介護などでワークライフバランスを充実させたいものといえる。

2位:年齢による体力面の衰えのため

「体力面の衰え」が15人で2位だ。

現場がキツイと感じる年齢ともいえる。

2位:年収アップのため

「年収アップ」も15人で2位。

子供の進学などで出費も多く、積み上げてきたキャリアにマッチしていないと不満が出てくるものだ。

2位:キャリアアップのため

「キャリアアップ」が同率で2位だ。

上級職へのキャリアが望み薄と感じ、転職を決断するのだろう。

5位:就労時間・業務内容に不満があったため

「就労時間・業務内容に不満」が8人で5位。

40代までと比べると減少したが、まだ職場環境に不満を感じる医師は多い。

60代で転職した人の転職理由ランキング

60代で転職した人の転職理由ランキング

1位:年齢による体力面の衰えのため

60代は「体力面の衰え」が14人で1位だ。

年齢的に現状の職場から脱却したいと考えている人も多く見られる。

2位:ワークライフバランスを整えたいため(育児・家庭)

「ワークライフバランスを整えたい」が12人で2位だった。

親の介護や子供の独立も一息ついて、自分のペースで働きたい人も見られるものだ。

3位:年収アップのため

「年収アップ」が8人で3位となっている。

キャリアに応じた年収を維持したいと考えているのだろう。

3位:就労時間・業務内容に不満があったため

「就労時間・業務内容に不満」が8人で同率3位。

これまでに赴いた経験から、現状の職場環境に不満が生じるのも無理はないところだ。

5位:キャリアアップのため

「キャリアアップ」が5人で5位。

60代ともなれば経営層を目指して転職したい人も多いことだろう。

5位:人間関係のトラブルのため

「人間関係のトラブル」が同率5位だ。

年齢的に波風を立てたくない人もいるものだ。

実際の転職経験者が転職先の施設形態を選んだ主な理由

実際の転職経験者が転職先の施設形態を選んだ主な理由
  • キャリアアップ・スキルアップのため

一般急性期病院に転職した人は、キャリアアップ・スキルアップのためと回答した人が多い。

さまざまな症状の患者に対応して、自分のスキルを磨きたいと考える医師が多いのだろう。

  • これまでの経験が活かせるため・専門性が維持できるため

こちらも一般急性期病院に転職した人の回答が多かった。

24時間で急患にも対応するため、自分の経験を活かして専門性を維持できる職場に転職を希望するのだろう。

  • 開業のため・開業のノウハウを得るため

クリニックへ転職した人の理由として、将来的な開業を視野に入れている場合が多い。

また、開業のノウハウを学びやすい点もある。

  • 仕事が程々に楽そうだから

激務から解き放たれたとして療養型施設へ転職を決断する人も見られる。

年収と比較して仕事量も程々なら、転職する決め手にもなるのだろう。

  • ワークライフバランスを取りやすいため

リハビリテーション施設に転職した人の中で、ワークライフバランスを取りやすいと回答した医師が多い。

夜勤や残業がない職場でワークライフバランスを充実させたいのだろう。

【独自調査】医師で転職経験がある人は5割以上いることが判明

医師で転職経験がある人は5割以上も【医師から医師が最多】

医師で転職経験がある人は5割以上も【医師から医師が最多】

現役医師や過去に医師経験がある414人の内、転職経験がどれくらいの割合なのか調査を行った。

医師で転職を経験している人は54.5%と半数以上を締めており、医師から医師への転職が最も多かった。

やはり専門性を活かして次のステージで活躍したいと考えている人が多いのだろう。

また、「転職をしたことがない」と回答した医師も半数に近い45.4%を占めている。

30代で転職している人が4割を占めている

30代で転職している人が4割を占めている

何歳のときに転職をした人が多いのか調査を行った。

最も多かったのが30代での転職だ。

30代ではキャリアアップや年収アップを見越して転職したいと考える人も多く、将来的な開業を視野に入れている場合もあるだろう。

30代といえば結婚や育児など家庭環境の変化が多いときでもある。

早めの決断が必要なのだろうか、20代から一気に数値が伸びているのは興味深い。

また、40代も29.4%と約3割弱。

こちらはキャリアアップだけでなく、親の介護なども出てくるのでワークライフバランスを充実させたいから転職を決断する人もいるのだろう。

転職方法は知人からの紹介が約4割で最多

転職方法は知人からの紹介が約4割で最多

実際に転職した方法の調査結果を見てみよう。

転職した経験のある医師は『知人からの紹介』が最も多い理由となっている。

自分で「直接応募」する人も約2割弱がいるが、多忙な医師だけに「知人からの紹介」や「医師会や医師バンク」だけでなく、「転職エージェント」や「転職サイト」などを活用する場合があるのだろう。

転職時に選ぶ施設形態は一般急性期が約3割で最多

転職前後で所属していた施設形態の割合をみていこう。

転職前に属していた施設形態の割合

転職前に属していた施設形態の割合

転職前に所属していた施設では「一般急性期」が最も多く約3割となっている。

多忙を極めるので転職をしたいと考えている人や、キャリアやスキルを身に付けて他の職場へ転職を検討した医師もいるだろう。

転職後の施設形態の割合

転職後の施設形態の割合

転職後の施設形態の割合をまとめてみた。

転職後の施設形態では「一般急性期」が最も多い結果となっている。

転職で専門性を維持したく、スキルをアップさせたい医師も多いのが理由だろう。

また、「大学病院」は転職前から大きく減少している。

人間関係や職場の環境、キャリアアップも影響しているのものだ。

一方、転職前よりも大きく増えたのが「クリニック」で倍以上となっている。

これは開業を目指してノウハウを吸収したいと考えている医師が多いのだろう。

医師で転職を経験している中では、年齢が30代で医師から医師への転職が最も多い結果となった。

転職方法では「知人からの紹介」と「転職エージェント」が多くなっており、「直接応募」よりも上回っている。

転職後の施設形態では一般急性期が多くなっているが、クリニックも大きく伸ばしており、30代での転職と合わせて開業を視野に入れた医師が転職を検討しているのだろう。