ついに30歳⋯もう転職は難しいかな⋯
30代でも転職に成功できる秘訣ってあるの？
30歳におすすめの転職サイトや転職エージェントを教えてほしい
この記事に辿り着いた方は、30代になり自分のキャリアを見つめ直して、転職を考えているのではないでしょうか。
結論、30歳からは即戦力になるかが重視されるため、未経験・異業種への転職はギリギリだといえます。
女性の場合は子どもがいるかどうかで勤務時間も変わるため、転職のハードルは高くなりがちです。
転職市場において30歳は20代とは違い、ポテンシャルを期待された採用が少なくなります。
しかし即戦力性とマネジメント経験がアピールできれば、転職成功率がアップするでしょう。
本記事では、30歳の転職事情や転職サイト・エージェントを利用して、転職活動を有利に進めるためのコツを紹介。
業種や職種を絞らず豊富な求人から選びたい人は「リクルートエージェント」年収アップを希望するなら「パソナキャリア」がおすすめです。
リクルートエージェントは非公開求人数が210,000件もあり「職務経歴書エディター」「面接力向上セミナー」などのサポートが受けられます。
またパソナキャリアは、オリコン顧客満足度調査で2019〜2021年の3年連続で1位を獲得しており、年収アップ率は61.7%。
主にハイクラス転職に向いています。
本記事が、将来に前向きになれるキャリア形成のヒントとなれば幸いです。
本記事の要約・まとめ
Q30歳で複数回の転職経験があっても大丈夫ですか？
A2回程度の転職歴なら大丈夫だと考えられます。
業種や職種により違いはありますが、3回の転職歴は多め、4回以上はマイナスに受け取られる傾向があり要注意です。
詳しくは本記事の、複数回転職は大丈夫？をご覧ください。
Qマネジメント経験がなくても大丈夫ですか？
Aマネジメント経験はあると有利ですが、なくても転職できます。
会社や所属部署によっては、マネジメント経験のない方がいるかもしれません。
その場合は、これまでの自己マネジメントについてアピールする方法がおすすめです。
詳細は、マネジメント経験の有無で解説しています。
Q転職活動でやってはいけないことはありますか？
A経験・スキルが不足している業種や職種に対して、焦って応募してしまうのはNGです。
不足を補うための対策をしなければ、年収が下がるなど条件の悪い企業に転職する恐れがあります。
本記事で転職成功のコツも解説しているため、失敗したくない方はよく確認しておきましょう。
| おすすめな30歳転職希望者の特徴 | おすすめの転職サイト・エージェント |
| 業種や職種を絞らず豊富な求人から選びたい | リクルートエージェント |
| キャリアアップして年収を上げたい | パソナキャリア |
30歳の転職事情｜市場価値・複数回転職まで解説
30歳での転職理由は、自己実現より将来の安定性を重視する人が増える傾向に。
結婚や育児などのライフイベントにより、自分だけでなく家族のことも考える世代だからです。
また入社したての20代の頃は、自分のことだけで一杯いっぱいの人も、30歳になると会社や部署の業績から、今後の展開が見通せるようにもなります。
転職市場では30歳は20代と比べ、即戦力になれる経験やスキルがあるかが重要。
正当な理由なく職場を転々とするのは難しくなってくるので、慎重に転職先を選ぶ必要もあります。
30歳の転職市場価値
転職市場での30歳は、即戦力になるかがポイント。
どんな経験やスキルがあるか、新しい職場でも能力を発揮し、すぐに戦力になれるかどうかが重要視されます。
20代の頃は未経験の職種でも、情熱ややる気があれば、ポテンシャルを買われて採用されることもあります。
ですが30歳になると、それまでの経験や実績が重要。
経験済みの業界・職種であれば20代よりも厚遇され、高い額の給与を提示される可能性がありますが、未経験分野への転職は難しくなります。
女性の市場価値
女性にとっての30歳とは、結婚や出産、育児などのライフイベントを迎える時期。
これらのライフイベントは働き方とキャリアに大きく影響するため、20代よりも30歳女性の方が転職のハードルは高くなります。
企業は年齢や既婚であること以上に「働ける時間に制限があるか」を気にしています。
「子どもを迎えにいくのに平日は17時までしか働けない」となると、残業や責任あるポジションが任せられないため、採用を見送られるケースも。
一方で育児は、親世代に助けてもらえるなどの理由で、働ける時間に制限がかかりにくい場合、30歳の育児中の女性でも採用される可能性は高まります。
また、平日に勤務して土日は休みのような一般的なオフィスワークよりも、シフト制の多い流通や小売、サービス業などの方が30歳女性の採用は多めです。
異業種・未経験分野への転職はギリギリ
30歳は20代と比較すると、異業種・未経験分野への転職難易度が上がります。
企業にとって30歳は育成対象ではなく、いますぐ活躍できる即戦力だからです。
30歳の異業種への転職では、業界が違っても活かせる経験やスキルを「強み」としてアピールをしましょう。
強みが企業の求めるものと合致すれば、未経験のハンデもクリアできます。
あえて新分野にチャレンジするのであれば、「これをやりたい」という明確な目的があるはず。
転職活動では、チャレンジの目的や動機についても説得力を持たせて伝えるのが大切です。
複数回転職は大丈夫？
業種や職種により違いはありますが、3回の転職歴は多め、4回以上はマイナスに受け取られる傾向があります。
近年は転職がキャリアアップの手段にもなっていますから、2回程度の転職歴なら大丈夫です。
そして複数回の転職経験があっても、正当な理由があるのなら不利にはなりません。
企業が重視するのは、これまでの転職回数よりも即戦力になれるかどうかです。
転職活動では、これまでの複数回の転職で経験したこと、身につけたスキルや積み上げてきた実績を整理。
複数回の転職経験が「強み」になれば、転職活動では十分なアピール材料にできます。
転職で企業が30歳に求めているもの
転職する30歳に企業が求めているのは、何ができるか、またそれが実際に業務に活かせるかです。
どんな資格を持っているかよりも、どんなスキルを持っているかが大事。
30歳の転職希望者はとくに「即戦力性」と「マネジメント経験」が求められます。
「資格」よりも「スキル」が大事
30歳の転職希望者に求められるのは、「資格」よりも「スキル」です。
取得した資格が希望する企業の選考条件や必要とする人材の条件に合致していないと、無意味なものになってしまいます。
「どんな資格を持っているか」よりも、「企業が求めるスキル・能力を持っているか」が重要。
問題解決力や統率力、マーケティング能力や語学力などの汎用的なスキルがあると、転職では有利になります。
30歳は20代よりも即戦力性が重視される
20代の新卒社員であれば、企業は入社前からインターンやOJT、新入社員研修などの事前教育を重ね、仕事にすぐになじめるよう配慮されるでしょう。
ですが30歳で転職する中途入社の場合、企業は「社員教育は完了済み」とみなし、さらに教育を施すようなことはありません。
企業は保守的よりも、進歩的な考え方の人を求める傾向にあります。
そして先のことを常に見通し、企業のためにスピード感を持って動ける「セルフスターター型」の30歳は重宝される傾向に。
新しい環境で仕事を覚えつつ、若い世代を育成できるような即戦力性が30歳には必要です。
マネジメント経験の有無
30歳の転職希望者に対して、企業は人をまとめる立場を経験した「マネジメント経験」を求めることも多くあります。
主任やグループリーダー、管理職などの立場になり、グループや部署内のまとめ役を務めた経験です。
どのように業務を行うべきかを考え、部下やプロジェクトなどのグループメンバーに的確な指示を出す。
部下の育成方法を検討し、部下に目標を持ってもらった上で行動させられるのはマネジメント能力によるものです。
会社や所属部署によっては、30歳でもマネジメント経験のない方がいるかもしれません。
その場合は、プロジェクトを成功させるために何をしたか、業務をどう進めたかなどの「自己マネジメント」についてアピールするのをおすすめします。
30歳の転職活動を成功させる3つのコツ
30歳の転職活動では、経験やスキルが不足している業種や職種に対して、焦って応募してしまうのはNGです。
志望企業で即戦力になれるだけのスキルがないのなら、それを補ってから転職活動を進めます。
30歳はライフプランや将来のキャリアについても考える必要があるので、転職活動は現職を続けながらじっくりと。
転職サイト・エージェントを利用すれば、仕事をしながらでも無理なく転職活動が可能です。
即戦力として働く準備をする
30歳で転職活動を成功させるには、即戦力として働くための準備を。
志望する企業がどんなスキルを求めているかを知り、自分に足りないものを把握するところから始めます。
未経験の業種に転職するなら、その仕事で求められるスキルを身につけるために勉強しましょう。
逆にその熱意がないのであれば、その仕事には向いていないかもしれません。
転職準備では、今いる会社で実績づくりをするのもおすすめ。
プロジェクトを成功させるなど、仕事で何を成し遂げたかによって自分のスキルをアピール可能です。
現職は辞めずに転職活動する
30歳になると家庭を持っていることも多く、今後のライフプランやキャリアも考えなくてはなりません。
転職活動は、時間をかけてじっくりと取り組むことをおすすめします。
たいていの場合、転職活動は3〜6ヶ月ほどかかるので、退職してからの転職活動では無収入の空白期間が生じることも。
仕事を続けながら一人で転職活動をするのが難しい方は、転職エージェントを利用しましょう。
現在責任ある立場を任されている人は、プロジェクトや部署に支障が生じないよう、退職のタイミングに配慮することも大事です。
転職サイト・エージェントを利用する
30歳で転職をするなら、転職サイト・エージェントを利用するのがおすすめです。
転職失敗のリスクをなくすには、第三者のアドバイスが重要。
転職エージェントでのカウンセリングでは、自分の強みと弱みを再確認できます。
転職では、志望する企業の今後の展望や業界内での立ち位置、企業の風土、実際の勤務状況など、情報収集が不可欠。
自分だけでは限界があるため、転職エージェントを利用して、企業情報を効率的に収集しましょう。
30歳におすすめの転職サイト・エージェント5選
転職サイト・エージェントは、自分の年代向けの求人を多く扱うサービスを選ぶのが大切。
30歳におすすめの転職サイト・エージェントを5つ紹介します。
- リクルートエージェント(RECRUIT AGENT)
- パソナキャリア(PASONA CAREER)
- AMBI(アンビ)
- リクルートダイレクトスカウト(旧：キャリアカーバー)
- JACリクルートメント(JAC Recruitment)
順に紹介していきます。
リクルートエージェント(RECRUIT AGENT)
リクルートエージェントは業界最大級の求人数を扱う転職エージェントです。
非公開求人が10万件あり、選択肢の幅を広げられます。
業種や職種を絞らず、自分に適した求人を見つけたい人や「職務経歴書エディター」「面接力向上セミナー」などの豊富なサポートを求める人におすすめ。
業界大手の規模を持つため、企業への交渉力があるのも強み。
パソナキャリア(PASONA CAREER)
パソナキャリアは、満足度の高さで利用者から支持されている転職エージェントです。
オリコン顧客満足度調査では、2019〜2021年の3年連続で1位を獲得。
法人と個人の顧客にアンケートを定期的に行い、サービス改善に努めています。
サポートが丁寧なので、初めての転職活動で不安な方、転職経験の少ない方におすすめ。
社内の厳しい基準を満たした「認定コンサルタント」により、質の高い転職サポートを提供しています。
AMBI(アンビ)
AMBIは次世代リーダー向け、厳選した若手のハイクラス求人だけを扱う転職サイトです。
年収400万以上の方のみ登録可能で、ほかのサービスと比較すると条件は厳しめ。
20代〜30代前半の方を対象としています。
大企業、有名企業の求人が多く、特にメーカーやIT系が豊富。
自分で希望の求人が見つけられない場合は、AMBIの運営元であるエン・ジャパンの転職エージェント「エン・エージェント」を併用する方法もあります。
リクルートダイレクトスカウト(旧：キャリアカーバー)
リクルートダイレクトスカウトは年収800〜2,000万円のハイクラス求人を扱う転職エージェント。
会員登録後に「レジュメ」に学歴と職歴などを登録しておくと、企業からのスカウトを受け取れます。
企業と転職希望者とを仲介する「ヘッドハンター」に依頼し、自分に合う求人を探してもらうことも。
自分が希望する業界・職種に詳しいヘッドハンターに頼めば、効率の良い転職活動が可能です。
JACリクルートメント(JAC Recruitment)
JACリクルートメントは、十分なスキルと経歴を持っている人向けの転職エージェントです。
特徴的なのは、一人がキャリアアドバイザーと企業担当とを兼ねていること。
外資系コンサルのような特殊な例でも、面接での過去の質問例を提供してくれ、企業情報を把握した上で実用的なアドバイスをもらえます。
海外勤務やマネジメント経験、ある特定のスキルを持つ技術職の方、英語や多言語に通じている方などはJACリクルートメントをおすすめします。
30代向けおすすめ転職サイト・エージェントを詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
30歳の転職は先を見据えてじっくり取り組もう
30歳は転職市場では即戦力になれるかを求められます。
あまりに転職回数が増えると不利になっていきますから、転職先は慎重に検討を。
転職活動ではこれまでに経験したこと、身につけているスキルを「強み」としてアピールし、転職エージェントを利用して効率的に動きましょう。
30歳の転職に関するよくある質問
- 30代の転職は手遅れでしょうか？
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転職市場には「35歳の壁」がありますが、30代で手遅れというわけではありません。
年齢が上がるに連れて求人数が少なくなったり、条件が厳しくなったりしますが、企業の求める即戦力性やマネジメントスキルがあれば転職できます。
30歳ならまだ時間はあるので、不足しているスキルを磨きましょう。
- スキルやキャリアがないので転職は無理でしょうか？
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現職で今以上のスキルやキャリアを積めない場合は、すぐにでも転職した方が有利です。
なぜなら1年後、3年後もスキル・キャリアがないままの可能性があります。
年齢が上がるにつれてスキルやキャリアを求められる傾向があるため、1歳でも若いうちに転職しましょう。
