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作業療法士が気持ち悪い…新人OTにありがちな悩みと対処法

作業療法士 気持ち悪い

作業療法士だけど患者が気持ち悪い…よくわからないけど怖いと思ってしまう…これでも続けていいのかな?
職場の雰囲気が気持ち悪い。上司も気持ち悪い。どうすればいい?
担当の作業療法士が生理的に気持ち悪いときはどうすればいい?

このような悩みを解決します。

作業療法士(OT)になったものの、「患者さんが気持ち悪い…こんなふうに思っちゃいけないのに、どうすればいいんだろう…」と悩む人って、実は結構います。

1年目の新人OTにはよくある悩みです。

2年目になれば何事もなかったように働いている人がほとんどなので、現時点で不安に思っていてもそれほど深く悩む必要はありません。

時間と経験がカバーしてくれます。

とはいっても、上司や職場の雰囲気が気持ち悪いときもあります。

本記事では、作業療法士が気持ち悪いと思う原因(パターン)を3つ紹介しつつ、それぞれの対処法をまとめています。

作業療法士を続けてもいいのか、目指してもいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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作業療法士(OT)が気持ち悪い…新人OTにありがちな悩みは?

作業療法士が気持ち悪いと思うパターンは、大きく下記の3つです。

人事としての経験をもとに、ピックアップしました。

患者さんが気持ち悪い

新人の作業療法士に多いのが、患者さんが気持ち悪いというものです。

人間とは思えない姿や言動を目の当たりにしたことで、患者に嫌悪感を覚えてしまいます。

  • 嗚咽混じりで言葉を話せない患者と接したとき
  • 排泄物を食べる患者と接したとき
  • 暴言を吐き、暴力を振るう患者と接したとき

人事の経験をもとに話すと、上記のような経験をしたときに、1年目の作業療法士は患者に対して気持ち悪いと思う事が多いようです。

これまで接してきた「普通の人」とはだいぶ違うので、無理もないといえます。

しかし、作業療法士の業務では避けて通れないので、慣れるしかありません。

上司が気持ち悪い

2つ目のパターンが、上司が気持ち悪いというものです。

これは筆者としても共感できます。

上司とは相性がありますし、性格に難があって、関わりたくないという意味で気持ち悪い人もいます。

特に多いのが、謎の上から目線&なんでも口出ししてくるタイプの上司です。

これは本当にめんどくさいし気持ち悪いです。

作業療法士という職種に限らず、どこにいっても気持ち悪がられる人間です。

また、上司のことが生理的に受け付けなくて、気持ち悪いと表現している場合も見受けられました。

いずれにしても、上司とウマが合わないことで、気持ち悪いと感じる新人OTは多いです。

職場の雰囲気が気持ち悪い

3つ目のパターンが、職場の雰囲気が気持ち悪いというものです。

作業療法士というか、リハビリ職には独特の雰囲気があります。

それが合わないというわけです。

リハビリテーション科にありがちな雰囲気は下記の通り。

  • 体育会系のノリ
  • 休日返上での学会参加
  • 当たり前のようなサービス残業

上記のように、頑張っている感を出している人が好かれやすい雰囲気が見られます。

一昔前の、熱意!熱意!という感じです。

この空気感が合わなくて、気持ち悪い…と感じる作業療法士は、毎年増えています。

作業療法士(OT)が辛い…気持ち悪いときの対処法【パターン別】

ここでは、前章で解説した3パターンに対する対処法を、それぞれご紹介します。

パターン1:患者さんが気持ち悪いときの対処法

患者さんが気持ち悪いときの対処法は、「慣れるまで働くこと」だけです。

パワープレーのように思えるかもしれません。

しかし、最初は気持ち悪いと思っていた先輩たちも、同じように「慣れるまで働いた」ことで克服しています。

コツを1つだけご紹介します。

患者さんの視点に立って考えることです。

患者さんはどういう人で、何があったのか、家族構成はどんな感じか、といったことを知るだけで、気持ち悪さは和らぎます。

「普通の人」に違いないことがわかるためです。

今は辛いかもしれませんが、成長の過程だと思って、ほどほどに頑張りましょう。

どうしても無理なら適性がない可能性があるので、転職することをおすすめします。

パターン2:上司が気持ち悪いときの対処法

上司が気持ち悪いときの対処法は大きく3つあります。

  1. スルースキルを磨く
  2. 上司の上司に相談する
  3. 異動・転職する

スルースキルとは、気にしないスキルのことです。

上司に対して「気持ち悪い!」と反応するのではなく、無反応になるということです。

気持ち悪い!と思うのは、反応しているからなので、反応することをやめましょう。

とはいっても、スルーできれば苦労はしません。

そういうときは、上司の上司に相談することをおすすめします。

生理的に受け付けない場合であっても、正直に話すことが大事です。

そのほうが、業務に悪影響が出ていることが伝わります。

もし、それでもダメだったら、自分が逃げるべきです。

なぜなら、毎日のストレスは蓄積されていき、病気になりかねないからです。

そうなる前に、今の環境から離れることをおすすめします。

ただ、異動の場合は気持ち悪い上司に接触されるリスクがあることに注意してください。

完全に縁が切れたわけではありません。

転職なら完全に縁を切れるので、どうしても辛い方には転職をおすすめします。

パターン3:職場の雰囲気が気持ち悪いときの対処法

職場の雰囲気が気持ち悪いときの対処法は、大きく2つです。

  1. 適応する
  2. 異動・転職する

まずは、適応することです。

郷に入っては郷に従えという諺があるように、人間は適応できる生き物です。

無理してすべてに合わせる必要はありませんが、浮かない程度に合わせましょう。

穏便に解決できます。

適応が厳しければ、異動するか転職しかありません。

同じ会社でも、部署によって雰囲気は違うためです。

転職よりも低リスクなので、異動をおすすめします。

異動してもダメなら、転職して会社そのものを変えましょう。

転職で給料が50万円以上増えることもあるので、他にも不満があるなら転職が最適です。

患者として作業療法士(OT)が気持ち悪いと思った時は担当を変更しよう

患者としてリハビリを受けているものの、担当の作業療法士が気持ち悪い時は、担当を変えてもらいましょう。

そんなことできるの?と思ったかもしれませんが、できます。

むしろ、病院側としては普通にあることなので慣れっこです。

患者とスタッフの間にも、相性はあります。

本人ではなく、受付の人に伝えればOKです。

「あの人無理なんです…」と伝えれば、察してくれます。

入院中だろうが、外来だろうが関係ありません。

目的は、リハビリを受けて治すことです。

そのための担当変更です。

患者さんが気持ち悪いのは無理もない…作業療法士(OT)に向いていないと思ったら

作業療法士として働いているものの、どうしても患者さんが気持ち悪い…と思ってしまうあなたへ。

結論、仕方がないので深く悩まないでください。

なぜなら、作業療法士という職種には適正があるからです。

向いている人もいれば、向いていない人もいます。

作業療法士1年目の新人なら、患者さんを気持ち悪いと思うことは無理ありません。

しかし、1年経っても2年経っても気持ち悪いと思う場合は、作業療法士の適性がない可能性があります。

生理的に無理なのは、どうしようもないです。

生理的に蛇が苦手な人に、毎日触って慣れろと言っても無理です。

これと同じです。

作業療法士のあなたが患者さんを気持ち悪いと思ってしまうのは適正の問題であって、どうしようもないことなのです。

では、生理的に無理な場合はどうすればいいのかというと、転職するしかありません。

今の職場にいてもやれることは同じなので、職場そのものを変えて業務内容自体を変える必要があります。

異動でなんとかなることもあるので、人事に相談してもいいです。

作業療法士は、転職に強いです。

その上、需要もあります。

病院以外の働き口もたくさんあります。

詳しくは、作業療法士の資格を活かせる仕事一覧【病院以外の就職先ランキング】でまとめているので参考にしてください。

作業療法士そのものを辞めるのではなく、職場を変えることからやってみてほしいです。

せっかく取得した作業療法士免許ですし、もったいないです。

また、作業療法士が無理なのではなく、職場がダメなだけの可能性もあります。

元人事としては、転職して作業療法士そのものが無理なのか、今の職場が無理なのかはっきりさせることをおすすめします。

どうしても今が辛くて耐えられない方は、すぐに辞めたほうが良いです。

心身を壊す前に対処してください。

筆者のように心を壊してからでは遅いです。

作業療法士を1年目で辞めたい…やめたほうがいい理由を人事が解説でまとめている通り、作業療法士は1年目でも転職できるので、今の職場で無理をする必要はありません。

作業療法士(OT)になったけど気持ち悪くて無理!辞めるタイミングは?

結論からいうと、作業療法士を辞めるタイミングは「自分のタイミングでOK」です。

なぜなら、作業療法士はどこにいっても需要があるからです。

求人を選ばなければ、2週間以内で転職することもできるのが、作業療法士免許の強さです。

また、「辞めたい」と思ったときが一番行動できるという理由もあります。

やる気はどんどん低くなっていくのが人間なので、やる気があるうちに行動しないと転職に失敗してしまいます。

ちなみに、作業療法士を辞めるタイミングとして、退職しやすい時期は3月と9月です。

求人数が増えます。

詳細は、以下の記事でまとめています。

作業療法士は一般企業に転職することもできるので、下記の記事も参考にしてください。

まとめ|作業療法士(OT)が気持ち悪いなら無理しなくていい

作業療法士が気持ち悪いと感じる原因は、いくつかあります。

原因別に対処できることもあれば、対処できないこともあるので、悩みすぎないようにしてください。

もし、今の職場で働くことが辛く、毎日の出勤が苦痛の場合は、転職をご検討ください。

なぜなら、働くことの悩みは、職場環境を変えることで解決することがほとんどだからです。

転職すれば、人間関係の悩みは完全に解決できます。

業務内容についても同様です。

冗談抜きで作業療法士は転職に強いので、無理して今の職場を続けることだけはしないようにしてください。

心身を壊してからでは遅いです。

今回は以上です。

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