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言語聴覚士に向いてない学生の特徴【実習中の不安は大丈夫】

言語聴覚士 向いてない学生

言語聴覚士に向いてない学生ってどんな人?実習が辛くてこのまま目指していいのか迷ってきた…

どんな人が言語聴覚士に向いてるの…?自分が向いてないのか気になる

このような悩みを解決します。

言語聴覚士を目指そうにも、自分に向いているのかわからないと不安ですよね。

実習が始まって、バイザーに厳しいことを言われて自信を失う方がいても無理ありません。

本記事では、言語聴覚士に向いてない学生の特徴とともに、どんな人がSTに向いているのかご紹介します。

このまま言語聴覚士を目指していてもいいのか不安な方は、ぜひ最後まで御覧ください。

バイザーの言う事は半信半疑でいいんですよ。

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言語聴覚士に向いてない学生の特徴を人事目線で解説

言語聴覚士に向いてない学生の特徴は下記の4つです。

人事経験をもとに抜粋しました。

  1. 患者さんや高齢者への理解がない
  2. 向上心がない
  3. 自分にペースで働きたい
  4. お金持ちになりたい

1つでも当てはまったらダメというわけではなく、あくまでもそういう傾向にあるというだけです。

絶対無理!というわけではないので、当てはまっていたとしても気落ちしないでくださいね。

1つずつ解説します。

1:患者さんや高齢者への理解がない

患者さんや高齢者への理解がない人は、言語聴覚士に向いていません。

なぜなら、患者さんの多くは認知機能や言語機能に障がいがある人だからです。

普通の人と同じようにコミュニケーションがとれませんし、予想外の行動に出ることも頻繁にあります。

患者さんの背景や心理状態に無関心ではやっていけません。

患者さんの行動に対し、「何だこの人…」とドン引きするような「理解がない人」では、言語聴覚士に不向きでしょう。

参考:気持ち悪い!ダメな言語聴覚士の特徴と一人前になる方法

2:向上心がない

改善や反省につながる向上心がない学生は、言語聴覚士向いていません。

なぜなら、言語聴覚士は常に改善が求められる職種だからですね。

リハビリに関する反省と改善はもちろん、新しい療法を取り入れることもあります。

医療は日々進歩していますからね。

また、患者さんに合わせて接し方や話し方、計画をたてるため、常に「最適」を探るための「向上心」が必要です。

向上心がなければ言語聴覚士は務まらないでしょう。

3:自分のペースで働きたい

自分のペースで働きたい学生も言語聴覚士に向いていない事が多いです。

なぜなら、STは患者さんだけでなく、多くのスタッフと協力してケアするためですね。

  • 医師
  • 看護師
  • 理学療法士
  • 言語聴覚士
  • 介護士
  • 地域包括員

上記のように、多くの人と関わる「チーム医療」が基本であり、信頼関係が不可欠です。

一人の言語聴覚士が好き勝手にやれるわけではなく、他職種と足並みを揃えなければなりません。

よって、一人で黙々と働きたい方や裁量がないとイライラする方は、言語聴覚士に向いていないでしょう。

4:お金持ちになりたい

お金持ちになりたい学生さんは、言語聴覚士に向いていません。

なぜなら、STの収入は低いだけでなく、昇給昇進もほとんどないためです。

詳細は、言語聴覚士の給料が安い5つの理由【STはやめとけの根拠を暴露】で解説していますが、言語聴覚士は本当に稼げません。

2021年9月に国税庁が発表した「令和2年分 民間給与実態調査統計」によれば、現在の日本人の平均年収は約430万円なので、言語聴覚士の年収は大きく下回っています。

20代・30代の若手STが多いとはいえ、安すぎますよね。

しかも、昇給昇進がほとんどないです。

そのため、ガンガン働いて若いうちから稼ぎたいという学生には、言語聴覚士は向いていないでしょう。

とはいっても、言語聴覚士で年収500万円以上になる方法はあります

あまり知られていませんけどね。

気になる方は、言語聴覚士で年収500万円は簡単!STが効率的に稼ぐ方法を参考にどうぞ。

言語聴覚士に向いている学生の特徴

それでは、どのような人が言語聴覚士に向いているのでしょうか?

人事の経験からは、下記に当てはまる人がSTに向いているといえます。

  1. 向上心が強い
  2. 根気強い
  3. 共感力がある
  4. コミュニケーションが得意
  5. 観察力がある

1つずつ解説しますね。

1:向上心が強い

向上心が強い学生は言語聴覚士に向いています。

なぜなら、医療は常に進歩しているから。

学校で習ったことを一生すればいいのではなく、新しい療法を取り入れる必要があります。

また、言語聴覚士は患者さんに合わせて対応するのが難しいです。

そのため、めげずに患者さんと向き合い、どうすれば円滑にケアできるか改善できる能力が求められます。

向上心を持ち、成長と改善ができる人は、言語聴覚士に向いているでしょう。

2:根気強い

根気強さが言語聴覚士には求められます。

なぜなら、自分が思った通りのペースで患者が回復するとは限らないためです。

ときには悪化することもありますし、そのたびに患者さんのメンタルケアもする必要が出てきます。

根気強く患者さん一人一人と向き合う能力がある人は、言語聴覚士の適性があるといえるでしょう。

3:共感力がある

共感力がある人は言語聴覚士に向いています。

なぜなら、患者さんの多くは伝えたいことを伝えにくい状況にあるから。

言語聴覚士が対応する患者さんの多くは、認知機能や言語機能に障がいがあります。

そのため、話したくても話せなかったり、思ったこととは違う伝わり方をされたりすることが多いんですよね。

共感力がある人ならば、言葉が出せなくてもニュアンスや表情で理解できます。

言語聴覚士には、高いレベルの共感力が求められます。

とはいっても、最初はうまく理解できなくて当然です

経験を積み、患者さんと接することでわかるようになるので、現時点で不安になりすぎる必要はありません。

4:コミュニケーションが得意

コミュニケーションが得意な学生も言語聴覚士に向いています。

理由はお話した通り、患者さんやスタッフとの信頼関係が大事だからですね。

特に言語聴覚士においては、接する患者さんと「話さず」にコミュニケーションを取る事が多いです。

目や口元の動き、身振り手振りで患者さんの望みを聞くこともあります。

また、スタッフとも連携するので普段からコミュニケーションをとって信頼関係を築いておくことがポイントです。

リハビリは「チーム医療」が根底にあります。

スタッフともコミュニケーションを取れないと、人間関係の悪化に繋がり、業務に悪影響が出ることもあります。

言語だけに頼らず、意思の疎通ができるが学生さんは、言語聴覚士に向いているでしょう。

5:観察力がある

観察力がある人も言語聴覚士に向いています。

なぜなら、患者の些細な変化に気づくことが良質なリハビリにつながるためです。

特に言語聴覚士においては、言葉を発したくても発せられない患者さんが多いので、「よく見る」ことが大事です。

患者さんの些細な変化や言動に気づける観察力観察力の持ち主は、言語聴覚士に向いているでしょう。

もっと詳しく知りたい方は下記の記事もどうぞ

参考:言語聴覚士に向かない人・向いている人の特徴と決定的な違い

言語聴覚士に向いてないかも…実習中に不安になった学生へ

もしかしたら、実習でバイザーにきついことを言われて「自分は言語聴覚士に向いてないのかな…」と悩んでしまった方もいるでしょう。

結論、バイザーの言うことは無視でいいです。

なぜなら、多くのバイザーは自分がやられたことをやっているに過ぎないから。

  • おまえ、向いてねぇよ
  • こんな事もできないの?
  • そうしたいならそうすれば?

このような、ショッキングな事を平気で言うのは、自分がされたからです。

このようなダメバイザーは、学生に「逆らわれない状況」を利用しています

30代後半以上の年齢の人は、パワハラやモラハラの概念が薄い時代に実習を乗り切った人たちです。

つまり、きついこと、嫌なことを言われて実習を終えたんですよね。

その時嫌だったから、自分もやり返している(的外れな復讐)んです。

志が高く、素晴らしい人格の持ち主は、自分がされて嫌なことは他人にしません。

参考:ゴミみたいなクズ言語聴覚士の特徴と対処法【ダメSTにならないで】

わざわざあなたを傷つけるような言い方をするのは、弱い人間の証拠です

信頼も尊敬もできませんよね。

それなら、実習中はテキトーに流しておき、相手にしないくらいがちょうどいいでしょう。

繰り返しますが、「自分には向いてなさそう…目指すのはやめよう…」と落ち込んでしまったとしても、その必要はないので安心してください。

実際にやってみないと、本当に向いているのか、向いていないのかわからないからです。

他者の言葉に惑わされるのではなく、自分と向き合ってください。

筆者は実際に、向いていない…と思い込んで入社してきた子が、活き活き働いている姿を見ています

やる前から「向いていない」と決めつけないほうが良いです。

自分の可能性を潰してしまいますからね。

所詮、他人が決めた「向いている人・向いていない人」ですし、「ふーん、そうなんだ」程度でいいんですよ。

もし、どうしても実習が辛いなら、言語聴覚士(ST)の実習でうつに?辛いときの対処法を紹介を参考にしてください

実習の乗り越え方をまとめています。

言語聴覚士に向いてない学生でも免許は取得しておくべき

言語聴覚士に向いてない特徴に当てはまる学生さんにおいても、免許は取得しておくことをおすすめします。

なぜなら、免許さえあれば将来的な仕事に困ることがないためです。

とりあえず言語聴覚士として働いてみて合わなければやめてもいいんです。

一般職になってみて、「やっぱり言語聴覚士があってた!」と気づいたなら、出戻りすればいい。

言語聴覚士なら、これができちゃいます。

「言語聴覚士はやめとけ」なんて言われていますが、STのメリットはかなりあります

詳細は、言語聴覚士はやめとけ?STの現実と本音からやめたほうがいい理由を解説で解説しているので、参考にしてください。

言語聴覚士の将来性や実態がわかります。

言語聴覚士の資格は、職探しにおいて本当に強いので、将来の自分のためと思って頑張りましょう!

病院が嫌なら病院以外でも働けますからね。

言語聴覚士免許があれば、それだけで仕事の選択肢が増えるので、「今」やりたいことが明確でないなら、ST免許を取得しておくことをおすすめします。

参考:言語聴覚士の病院以外の就職先ランキング|STの資格を活かした仕事一覧

言語聴覚士に向いてない学生の特徴:まとめ

言語聴覚士に向いてない学生・向いている人の特徴を解説しました。

繰り返しますが、実際に言語聴覚士として働いてみないと、本当に向いているか、向いていないかは不明です。

本記事を読んで一喜一憂するのではなく、「自分が本当はどうしたいのか」考えるようにしてください。

また、向いていてもいなくても、言語聴覚士免許を取得しておくことをおすすめします。

なぜなら、言語聴覚士の免許があれば、将来的に働き口に困ることがないためです。

言語聴覚士の需要がなくなることはありえませんからね。

【実例アリ】言語聴覚士は何歳まで働ける?STの定年と将来性を解説で解説していますが、定年まで安定して働けるという強みもあります。

実査に、向いていないと思いつつ、やってみたら向いていたという人もいました。

悩んだ上で、自分で出した決断なら、後悔することはないので、真剣に悩んでみてください。

今回は以上です。

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