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言語聴覚士を辞めた後はどうなる?【退職後の心配は不要な3つの理由】

言語聴覚士 辞めた後

言語聴覚士を辞めたいです…辞めた後はどうなりますか?終わりですか?
言語聴覚士が辛い…辞めてもいいのか知りたいです…
言語聴覚士を辞めた後はどんな仕事ができる?ST以外になれる?

このような悩みを解決します。

言語聴覚士が辛い…辞めたいけど、辞めちゃったらどうなるんだろう…という悩みは、回復期病院で人事をしていた時によくされた相談です。

結論からいうと、言語聴覚士を辞めた後の心配はしなくて大丈夫ですよ。

人事の経験上、不安に思っている人の方がうまくやっていますし、選択肢も豊富ですからね。

本記事では、言語聴覚士を辞めた後にすべきことや、STを辞めてもいい理由を解説します。

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言語聴覚士は辞めた後も大丈夫!辛いならやめたほうがいい

「言語聴覚士 辞めた後」で検索している方の中には、言語聴覚士を辞めたいけど、本当に辞めても大丈夫なのかな…と不安な方もいるでしょう。

結論から言うと、言語聴覚士をやめても、本当に大丈夫です。

言語聴覚士を辞めて一般職になることもできますし、STとして別の病院・施設に転職する道もあります。

言語聴覚士の退職後が大丈夫と断言できる根拠は次章で解説しますが、実際に大丈夫な人を見てきたことが、大丈夫と言える根拠として大きいですね。

筆者は回復期病院で人事をしていたので、リハビリ職の方を採用したり送り出したりしていました。

退職の相談は毎月数名から受けていましたし、なんなら転職先のあっせんまで絡んだこともあります。

  • 言語聴覚士を続けて職場だけ変える人
  • 一般企業へ転職する人
  • 訪問リハビリサービスを起業する人
  • 1年程度退職してから復職した人

などなど、様々な言語聴覚士を見てきました。

共通していえることは、言語聴覚士を辞めても大丈夫であり、言語聴覚士を辞めた後は幸せになっているということです。

言語聴覚士を辞めた後に幸せになっている理由は、言語聴覚士としての働き方や職場に対する不満を解消できたから。

つまり、言語聴覚士が辛いならやめた方がいいということです。

辛いならやめて正解ですし、言語聴覚士を続けても続けなくても生きていけるので、難しく考えなくて平気ですよ。

次章では、より詳しく言語聴覚士を辞めた後が大丈夫な理由を解説しますね。

言語聴覚士を辞めた後はどうなる?【退職後の心配がいらない3つの理由】

ここでは、言語聴覚士を辞めた後の心配がいらない理由を3つ解説します。

人事としての経験を踏まえてまとめました。

1つずつ解説します。

1.言語聴覚士は復職しやすいから

言語聴覚士を辞めた後の心配がいらない理由の1つ目は、言語聴覚士は復職しやすいからです。

言語聴覚士ならよくわかっているかと思いますが、リハビリ職は将来性が高い職種なので、数年のブランクがあっても復職できます。

また、高齢者率は2065年まで上がり続けることも、言語聴覚士は復職しやすいといえる根拠ですね。

以下は内閣府資料の引用ですが、総人口に対する高齢者率は、2065年まで上がり続けることがわかっています。

高齢者数は2016年前後がピークですが、人口に対する高齢者の割合は増加し続けます。

言語聴覚士の患者は事故や病気の方も多いですが、高齢化が進む以上は言語聴覚士の需要はなくならないでしょう。

訪問看護や訪問リハビリを開業する人も増えているので、就職先がないことはありえませんね。

2.言語聴覚士の資格は応用できるから

言語聴覚士を辞めた後の心配がいらない理由の2つ目は、言語聴覚士の資格は転職や副業に応用できるからです。

どういうことかというと、

  • 言語聴覚士の資格者優遇がある一般企業に転職できる
  • ブログなどの副業でもST資格が使える

ということですね。

言語聴覚士の資格を活かせる一般企業の転職先は、言語聴覚士の転職先は一般企業もアリ?【他職種の転職先実例と注意点】でまとめていますが、実はたくさんあります。

言語聴覚士なら食っていけるものの、余裕がある生活はできないから、ST資格を活かせる一般企業に転職するというわけです。

副業を始めるときや、非常勤アルバイトとして働く際もSTの資格は使えるんですよ。

3.失業手当を最大1年間は受給できるから

言語聴覚士を辞めた後の心配がいらない理由の3つ目は、失業手当を1年間は受給できるからです。

雇用保険に加入している人は、最長で1年間の失業手当(失業保険)を受けられます。

つまり、言語聴覚士を辞めて無職になったとしても、1年間はお金をもらいながら生きていけるというわけです。

受給額や期間は人によって違いますが、言語聴覚士を辞めた後の生活は法律で保障されています。

詳細は、マイナビ転職の記事がわかりやすかったので参考にしてください(失業手当(失業保険)はどんな人がもらえる? 金額・期間・手続き方法を解説【社労士監修】)。

言語聴覚士を辞めた後はどうなる?退職後の選択肢は6つ

ここでは、言語聴覚士を辞めた後の選択肢を6つご紹介します。

1つずつ解説しますね。

1.言語聴覚士として転職する

言語聴覚士を辞めた後の選択肢の1つ目は、言語聴覚士として再就職することです。

転職という形で職場だけを変えて、言語聴覚士を続けるということですね。

言語聴覚士を辞める気はないけど、現職の人間関係に問題がある方や、働き方・給料などに不満がある方におすすめの選択肢です。

注意点が2つあるのでご確認ください。

  1. 早めに行動すること
  2. リハビリ職専門の転職エージェントを使うこと

リハビリ職は一般職より早く決まる傾向にあるので、その分早く転職活動を始める必要があります。

また、求人を探す際は、リハビリ職に特化した転職エージェントを使いましょう。

理由は、リハビリ職向けの独占案件や非公開求人が多く、専門業者としてのサポート力もあるためです。

転職エージェントを活用しつつ、早め早めに行動していきましょう。

STの転職先候補については、言語聴覚士の病院以外の就職先ランキング|STの資格を活かした仕事一覧でまとめているので参考にしてください!

2.言語聴覚士の資格を活かせる一般企業に転職する

言語聴覚士を辞めた後の選択肢の2つ目は、言語聴覚士の資格を活かせる一般企業に転職することです。

言語聴覚士の資格は、資格者優遇制度を受けられるという意味で、一般企業でも使えます。

言語聴覚士の一般企業への転職先は、

  • 人工内耳メーカー
  • 補聴器メーカー
  • 児童発達支援
  • 介護事業所

などがポピュラーです。

言語聴覚士の一般企業への転職については、言語聴覚士の転職先は一般企業もアリ?【他職種の転職先実例と注意点】で詳しくまとめているので参考にしてください。

3.言語聴覚士の資格に関係ない一般企業に転職する

言語聴覚士を辞めた後の選択肢の3つ目は、言語聴覚士の資格に関係ない一般企業に転職することです。

言語聴覚士に一切かかわらないので資格者優遇としても使えませんが、職種の選択肢は一気に広がります。

フルリモートの企業や、フレックスタイム制度を導入している企業も選択肢になるので、ワークライフバランスは保ちやすくなるでしょう。

言語聴覚士はお世辞にも「ホワイト」とはいえない働き方ですし、大きな衝撃を受けるかもしれませんね。

知っておいてほしいのですが、言語聴覚士が一般企業に転職するとなると、「年齢」が転職成功の大きなカギになります。

一般職を希望する場合も、転職活動は早く始めた方がよいでしょう。

また、一般企業を希望するなら、リハビリ職専門の転職エージェントを使う必要はない点にもご注意ください。

一般企業に転職するなら、一般企業向けの転職エージェントが最適です。

言語聴覚士におすすめの転職エージェントは、リハビリ職におすすめ転職エージェント・サイト5選!32社から人事目線で比較でまとめたので、参考にどうぞ。

言語聴覚士を続けたい方向けの転職サービスと、言語聴覚士を辞めたい方向けのサービスを、別々にまとめました。

転職エージェントは登録・利用ともに無料なのでご安心ください。

4.非常勤アルバイトでゆるーく生きる

言語聴覚士を辞めた後の選択肢の4つ目は、非常勤アルバイトでゆるーく生きることです。

言語聴覚士として頑張りすぎて疲れた方は、しばらく休むことをおすすめします。

なぜなら、無理を続けてうつ病や適応障害になると、仕事に復帰できなくなるから。

休めるときに休んで、できる範囲で無理なくこなすことが重要です。

非常勤アルバイトの求人は、リハビリ職専門の転職エージェントに登録すれば、優良案件が見つかりやすいですよ。

5.フリーターになる

言語聴覚士を辞めた後の選択肢の5つ目は、フリーターになることです。

言語聴覚士は復職しやすいので、フリーターとして気楽に生きる方法も選べます。

気になっていたことを副業として始めれば、言語聴覚士以外の専門スキルが身につくので、ST以外の職種で正社員になることもできますよ。

言語聴覚士は復職しやすいという強みを生かして、やりたいことをやるのもアリですね。

6.起業する

言語聴覚士を辞めた後の選択肢の6つ目は、起業することです。

起業して、訪問リハビリ事業をスタートする言語聴覚士は毎年1人~2人はいます。

起業という選択肢は身近になっているので、ゆくゆくは経営者になりたい方には起業という道もありますよ。

次章では、言語聴覚士を辞めたほうがいい人の特徴を解説します。

言語聴覚士をやめたほうがいい人の特徴3つ

ここでは、言語聴覚士をやめたほうがいい人の特徴を3つご紹介します。

1つでも当てはまったらすぐに退職することをおすすめします。

1.ハラスメント被害にあっている人

ハラスメント被害に遭っている方は、今すぐ現職をやめたほうがいいです。

なぜなら、心身の限界は突然やってくるから。

今は「まだ大丈夫…」と思っているかもしれませんが、ハラスメントによるストレスの限界は突然やってきます。

筆者はパワハラ被害者ですが、無理して頑張ったら不安障害になってしまいました。

「まだ大丈夫…」「自分が悪いんだ…」は、心が限界のサインです。

ハラスメントが容認されるような職場に将来性はないので、早いところ見切ってやりましょう。

終身雇用はとっくに崩壊しているので、1つの企業に尽くすメリットはありません。

2.ストレスで体調がおかしくなっている人

ストレスで体調がおかしくなっている人も、言語聴覚士をやめたほうがいいです。

仕事は無理して続けるものではありませんし、心身がおかしくなると社会復帰できなくなるリスクがあります。

また、嫌々仕事をしてもスキルは身につきませんし、ストレスがさらに溜まって追い込まれるだけです。

言語聴覚士の仕事が辛いなら、無理せず別の仕事をしましょう。

3.言語聴覚士が向いていない人

言語聴覚士の業務内容が向いていない自覚のある方は、早めにやめたほうがいいです。

具体的には、

  • 患者さんとのコミュニケーション
  • リハビリ職独特の雰囲気
  • 研修や委員会
  • 休日の学会参加
  • 年功序列制度

など、言語聴覚士(リハビリ職)特有の業務が苦痛に感じる方ですね。

今後50年以上続けられる自信がないなら、言語聴覚士以外の職種に切り替えることを強くおすすめします。

転職は年齢が高いと失敗しやすくなるので、行動するなら早めがいいです。

言語聴覚士を辞めた後にすべきこと3つ

ここでは、言語聴覚士を辞めた後にすべきことを3つ解説します。

1つずつ解説しますね。

1.失業手当の申請

言語聴覚士を辞めたら、ハローワークで失業手当の申請ができます。

誰でも受給できるわけではなく、「働く意欲はあっても転職できない」方だけが受給できますよ。

転職先が決まっている方は申請できないので注意が必要です。

言語聴覚士が辛くて辞めた方は気力がないかもしれませんが、申請するだけで毎月お金がもらえるので申請しましょう。

2.健康保険や年金保険などの切り替え

言語聴覚士を辞めた後は、健康保険や年金保険などの切り替えも必要です。

年金の切り替えは退職後14日以内、健康保険は14日か20日以内にしなければなりません。

退職後ゆっくりできるのは、手続きが済んでからですね…

詳細は、外部サイトの【完全版】退職にともなう4つの手続き┃保険・年金・税金を参考にしてください。

3.転職エージェントに登録する(無料)

言語聴覚士を辞めたら、転職エージェントに登録して転職活動の準備を始めましょう。

1ヶ月程度ゆっくりしても良いと思いますが、転職は情報戦なので早めに行動することをおすすめします。

転職エージェントに登録だけしておけば、やる気が出た時に素早く行動できますよ。

元人事としておすすめするエージェントは、リハビリ職におすすめ転職エージェント・サイト5選!32社から人事目線で比較でまとめたので参考にしてください!

言語聴覚士を辞めた後はどうなる?:まとめ

言語聴覚士が辞めた後の選択肢は6つあります。

具体的には、

という選択肢でした。

筆者が人事をしていた時、「言語聴覚士を辞めたらどうなっちゃいますか?私はもうだめなんでしょうか?」と聞かれることもありましたが、言語聴覚士は大丈夫です。

復職することもできますし、ST資格を活かして一般企業で働くこともできます。

資格とは全く関係がない一般企業に転職する選択肢すらあるので、言語聴覚士を辞めた後の心配は不要です。

深く悩まないでくださいね。

今回は以上です。

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