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作業療法士が生き残るためにすべき対策6選【飽和未来で求められるOT】

作業療法士 生き残る 対策

作業療法士が生き残るためには何をすればいい?飽和してるから将来性はないって本当?

将来も求められる作業療法士になりたい!

このような悩みを解決します。

  • 「作業療法士には将来性がない」
  • 「作業療法士はやめとけ」

このような指摘を見かけて不安になるのは無理ありません。

【閲覧注意】作業療法士はやめとけと言われる理由|現役OTの見解は?でまとめていますが、作業療法士の未来は厳しいものがありますからね。

結論からいうと、作業療法士には将来性があります。

しかし、飽和しているのは事実です。

そのため、作業療法士としてやっていける人は限られてくるでしょう。

増えすぎて「飽和」した影響ですね

しかし、作業療法士そのものの需要がなくなる可能性は0ですので、作業療法士に将来性はあるといえます。

問題なのは、どうやって将来も求められる作業療法士になるか、ということです。

本記事では、作業療法士が生き残るためにすべきことや重要なポイントをまとめました。

今のうちからしておかないと手遅れになるかもしれないので、ぜひご覧になってください。

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作業療法士が生き残るためには?やめとけ・将来性はないと言われる現状を把握しておこう

作業療法士が生き残るためにすべきことをご紹介する前に、作業療法士の現状を把握しておきましょう。

作業療法士はやめとけ、作業療法士に将来性はないと言われている理由についてです。

結論から言うと、作業療法士は数が増えすぎたという事実と給料が上がらないことが主な原因で「やめとけ」「将来性はない」と言われています。

詳細は、【閲覧注意】作業療法士はやめとけと言われる理由|現役OTの見解は?でまとめているので、知らなかった方はぜひ参考にしてください。

これを知っている人と知らない人では、大きな差が出ます。

また、急激に進むIT化も作業療法士に将来性がないといわれる理由の1つですね。

なぜなら、IT化の影響で人員削減が可能になるから。

増えすぎた作業療法士が削減されることはありませんが、作業療法士としてやっていけない人が激増するでしょう。

作業療法士免許は持っているのに、採用してもらえない未来が近づいているんです。

また、IT化によって社会に求められる作業療法士像が変わることも理由の1つですね

AIにできることはAIに任せて、人間にしかできないことをするようになりますから。

これまでは作業療法士が必要だから、際限なく増え続けてきました。

その結果、作業療法士は「飽和」してしまい、近い未来で働けないOTが出てきます。

そこにIT化の影響も加わるので、生き残れる作業療法士と生き残れない作業療法士にわかれるのです。

本章の内容をまとめると下記の通り。

  1. 作業療法士が飽和したこと
  2. 給料が増えないこと
  3. 技術革新の影響

上記3つが、作業療法士の将来性が危ぶまれる主な理由です。

次章では具体的にどうすればいいのか、作業療法士が生き残るためにすべきことをご紹介します

作業療法士が生き残るためにすべき対策6選

それでは、作業療法士が生き残るためにはどうすればいいのでしょうか。

ここでは、10年後も作業療法士として生きていくために、今からできる対処法をご紹介します。

  1. 対処法①:認定作業療法士になる
  2. 対処法②:協会の活動に積極的に参加する
  3. 対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
  4. 対処法④:作業療法士以外のスキルを身につける
  5. 対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
  6. 対処法⑥:転職する

1つずつ解説しますね。

対処法①:「認定作業療法士」になる

作業療法士として生き残るための対処法の1つ目が、認定作業療法士になることです。

認定作業療法士とは、日本作業療法士協会が生涯学習の一環として作った資格制度のことをいいます。

認定作業療法士は、一定以上のスキルと実績がないとなれない作業療法士のスペシャリストです。

作業療法士協会によると、認定作業療法士は全国でも1300人程度しかいません。

つまり、認定作業療法士というだけで、より優れたOTの証明になるというメリットがあります。

認定作業療法士になるためには下記3つの条件を満たした上で、試験に合格する必要があります

  1. 満5年以上の臨床経験があること
  2. 生涯学習プログラムを修了すること
  3. 協会会員であること

詳しく知りたい方は、日本作業療法士協会を参照してください。

認定作業療法士になれば、将来も生き残れる可能性がぐっと高まるでしょう。

対処法②:協会の活動に積極的に参加する

対処法の2つ目が、作業療法士の協会活動に参加することです。

参加する目的は、知識や情報の収集。

これからの作業療法士に必要なものや、何が求められているのかわかります。

また、活動に参加することで人脈を作れる点もメリットでしょう。

生活できない作業療法士にならないために、自分ができることから始めたいですね。

参考:作業療法士は生活できないと言われる理由と対処法を解説

対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く

対処法の3つ目が、知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨くことです。

作業療法士としてのスキルを磨くことは、これからの時代では必須になります。

なんとなく作業療法士を続けることは難しくなるでしょう。

なんとなくOTを続けるのではなく、「なぜ」「どうやって」を意識しながら働きたいですね。

また、認定作業療法士になるために勉強することでも、必然的に知識や技術は身につきます。

IT化に備えてリハビリ×AIの現状を調べておくだけでも差別化になりますよ。

もし、今の環境で成長できなかったり、身につけたいスキルが身につかないなら、転職すべきですね

対処法④:作業療法士以外のスキルを身につける

4つ目の対処法が、作業療法士以外のスキルを身につけることです。

なぜなら、作業療法士以外の選択肢ができるためですね。

一見すると全く関係ないようなスキルであっても、作業療法士とかけ合わせれば需要があります。

例えば、WEBライターです。

言語聴覚士の知識をもとに記事を書くことが主な仕事になりますが、それだけでも需要があります。

なぜなら、医療従事者で記事をかける人はほとんどいないためです。

作業療法士としてのスキルを磨くことは大事ですが、OT以外のスキルを身につけておけば、生き方の幅が広がるでしょう。

ライティングスキルは、副業で身につきます

副業ブログというやつです。

ブログは誰でも始められる副業として大人気ですし、収益化できればブロガーの道もできます。

ブログのメリットやデメリットは、作業療法士の副業にブログ(アフィリエイト)をおすすめする7つの理由でまとめているので、参考にしてください。

対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ

5つ目の対処法が、副業をはじめて収入源を複数持っておくことです。

そもそも、作業療法士としての収入に頼らないという視点での対策ですね。

また、理学療法士と作業療法士の給料が安い5つの理由【給料を上げる方法は?】で解説している通り、作業療法士の給料は上がらないという理由もあります。

給料が増えないなら、副業で収入源を増やすしかありません。

作業療法士なら非常勤でも稼げますよ

週1勤務からでもできるので、本業だけに頼らない仕組みを作りたいですね。

作業療法士の資格を活かせる副業は、作業療法士におすすめの副業9選!注意点やメリット・デメリットも解説でまとめているので参考にしてください。

対処法⑥:転職する【別の道もアリ】

6つ目の対処法が、転職することです。

なぜなら、身を置く場所(職場環境)によっても、生き残れるかどうか変わるから。

転職するだけで年収が100万円以上アップすることもあるので、現時点で年収が400万円以下の方は転職を検討すべきでしょう。

作業療法士なら年収500万円環境次第です。

詳細は、作業療法士で年収500万~600万円は簡単?OTが効率的に収入アップする方法を参考にしてください。

また、作業療法士なら一般職という「別の道」もアリです

なぜなら、作業療法士は一般職でも需要が出てきている職種だから。

詳細は、作業療法士から一般企業への転職がおすすめな4つの理由【OTが転職する方法】でまとめていますが、OTはOTにこだわらなくていいんですよ。

上司や先輩の姿を見て、これじゃあ生活がきつそうだな…と思ったら転職のサインです

作業療法士が生き残るためのポイントは「適応力」【資格を活かした仕事を知ろう】

これからの時代、作業療法士が生き残るためのポイントは適応力です。

なぜなら、今はまさに時代が変遷していく過程にあるから。

5GやAI、メタバース、WEB3.0など、聞きなれないIT用語が飛び交っていますよね。

これらは100年に一度と言われる大変革期の影響ですが、リハビリ職においても無関係ではありません。

AIが良い例ですね

適切なリハビリ計画を立てるためのAI活用が考えられています。

人間が考えるよりも、AIのほうが早くて正確だからです。

また、残念なことに、ITの医療業界への浸透は止められません。

これは、ITをうまく活用できない人材は求められなくなることを意味します。

つまり、これからの時代に求められる作業療法士とは、AIやIoTなどが当たり前になる時代に適応できる人材です。

AIやIoTなどの最新技術が医療現場に導入されても、使えなければ意味がありませんからね。

企業が時代に適応した人材を求めることは明白でしょう。

ただ、すべての職場にAIやIoT機器が導入されるわけではないと思われます

政府から補助金が出ても、購入費や維持費が膨大になるためです。

最新技術は大病院に集まりますが、地方の個人クリニックではあまり見かけませんよね。

そのため、すべての作業療法士がITに適応する必要があるとはいえません。

どんな環境にいるのかによって求められる人材が違うので、自分がいる環境に適応することが重要なのです。

作業療法士は病院以外でも働けるので、自分が活躍できる職場を知っておくことで、自分に必要なことがわかりますよ

作業療法士の資格を生かした仕事は、作業療法士の資格を活かせる仕事一覧【病院以外の就職先ランキング】でまとめています。

病院以外の職場も視野に、将来を少しだけ考えてみてください。

これからの時代で求められる作業療法士になるためには「自己分析」が大事

前章では、適応力が大事だとお話しました。

もう1つポイントがあるので、付け加えさせてください。

将来も求められる作業療法士になるためには、自己分析して自分の強みを理解しておく必要があります。

なぜなら、強みがない作業療法士は生き残れないためですね。

特定分野に強みを持っているだけで差別化になるので、今のうちから分野を開拓したり、認定作業療法士資格を取っておくと安心です。

問題なのは、どの分野を選ぼう…という点ですよね

そこで大事なのが、自己分析して自分の強みを理解しておくということです。

なぜなら、自分が得意なジャンルを選んだ方が、少ない努力で最大限の成果に結びつけられるから。

生き残るためには努力が必須ですが、最小限で済ませられるなら越したことはないでしょう。

現時点で、自分が得意な分野がわかっているなら問題ありません。

また、自分が選びたい分野がある方においても同様です。

得意な分野がなく、選びたい分野もない方においては、自分の強みを活かせる分野を選ぶことをおすすめします。

強みがわからない方は、近しい人や上司に聞くとよいですよ

人に聞くことで、客観的に自分の強みがわかります。

主観で選んでしまうと実力が伴っていないケースが生まれがちですが、他者視点で語られた強みはその心配がありません。

自分の強みがわからない方は、周囲の人に聞くことをおすすめします。

作業療法士が合わないと感じている場合も自己分析してみてください

作業療法士を1年目で辞めたい…やめたほうがいい理由を人事が解説で解説していますが、やめても問題ありません。

自分にあった環境を、自分で選びましょう。

まとめ:作業療法士として生き残れる人は行動した人だけ

作業療法士が生き残るためにすべきことについてまとめました。

作業療法士そのものに将来性はあります。

飽和したといっても、社会に求められる職であることは変わりませんからね。

しかし、作業療法士としてやっていける人が限られてくるというのは事実です。

大事なのは、行動を起こすということ。

本記事で得た知識を「知って終わり」にするのではなく、行動に移せなければ宝の持ち腐れです。

  • 認定作業療法士になる
  • 転職活動をしてスキルアップ×収入アップを狙う
  • 副業を始めてスキルアップ×OT以外を選択肢に入れる

このような目的で行動を起こせると将来も安心ですね。

よくわからないけど給料が安いのは嫌だ!という方は、情報収集から始めてみてはいかがでしょうか

情報収集するだけでも、自分にふさわしい年収がわかったり、他にどんな職場で働けるのかわかるので、視野が広がります。

転職エージェントに無料で登録するだけですので、この機会にチャンレンジしてみてください。

今回は以上です。

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