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作業療法士で年収800万~900万円稼ぐ6つの働き方と注意点

作業療法士 年収800万 900万円

作業療法士が年収800万円以上も稼げるようになるの?具体的な方法は?
20代の作業療法士でも年収800万円~900万円以上の高収入になれる?とにかくお金を稼ぎたい!

このような悩みを解決します。

作業療法士で年収800万円~900万円ときくと、夢のようだと思われるかもしれません。

【閲覧注意】作業療法士はやめとけと言われる理由|現役OTの見解は?で解説していますが、待遇の悪さが目に余りますからね。

このまま作業療法士を続けてもいいのかな…と不安になるのも無理ありません。

結論、作業療法士が年収800万円~900万円以上になることはできますが、かなり難しいです。

年収800万円超えとなると、順調にキャリアを重ねても到達できるか微妙なラインですし、役職に就けるのはほんの一部ですからね。

また、20代や30代といった子育てなどでお金がかかる世代での年収800万円越えは、ほとんど不可能といえるでしょう。

しかし、20代の若手であっても、作業療法士だからできる働き方をすれば、年収500万円~700万円ほどは現実的に狙えます。

年収800万円は壁が高いですが、年収700万円くらいまでなら働き方を工夫すればいけるんですよ。

本記事では、作業療法士が効率的に年収を上げる方法と注意点を解説します。

年収500万円くらいなら20代半ばでもいけるので、年収を上げたい方は最後までお付き合いくださいませ。

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作業療法士が年収800万円~900万円稼ぐのは難しい2つの理由

はじめに、作業療法士が年収800万円以上稼ぐことは難しい理由を解説します。

稼げないこともないですが、ごく一部の人しか到達できないワケは2つです。

1つずつ解説しますね。

給料が増える見込みがない

作業療法士が年収800万円以上稼ぐことは難しいと理由の1つ目が、給料が増える見込みがないというためです。

詳細は、理学療法士と作業療法士の給料が安い5つの理由【給料を上げる方法は?】で解説していますが、診療報酬の仕組み上、稼げないようになっています。

しかも、今後は超高齢社会に突入するため診療報酬の悪化が必至であり、今以上に稼げなくなるでしょう。

そのため、作業療法士が年収800万円超えという、世間的に見ても高収入になることは非常に難しいのです。

ちなみに、作業療法士の平均年収はご存知でしょうか?

求人サイト大手の求人ボックス(OT平均年収)によると、作業療法士の平均年収は357万円です。

2023年9月に国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によれば、現在の日本人の平均年収は約458万円なので、大きく下回っていますね。

平均年収から見ても、年収800万円超えは難しいです。

そのうえ、超高齢社会という「社会現象」の影響をうけるので、より稼ぎにくくなります。

つまり、医療業界に属する時点で給料が増える見込みがないため、作業療法士が年収を増やすことは難しいということです。

作業療法士の年収の限界が800万円ほど

理学療法士が年収800万円以上稼ぐことは難しい理由の2つ目が、そもそもの年収の限界値が800万円くらいだからです。

医師やパイロットなら、平均年収の時点で1500万円くらいなので、限界値はもっと上だとわかりますよね。

作業療法士の場合は、どんなに頑張っても最高年収が800万円くらいで頭打ちです。

最高で年収800万円くらいということは、ほとんどの人はそこにたどり着けないといえます。

理学療法士・作業療法士で年収1000万円が難しい理由と劇的に収入アップする方法でも解説していますが、職種としての限界なんですよね。

もちろん、作業療法士で年収1000万円は超えしている人もいますし、方法もありますよ

ただ、本当に一握りの人しかなれないので、再現性がないのです。

そのため、作業療法士として年収800万円超えは、難易度として難しいといえます。

それでも、年収700万円くらいなら現実的に狙える方法がありますけどね。

作業療法士なら、訪問リハビリテーションに転職するだけでも、年収700万円は視野に入るためです。

20代であっても年収500万円は超えます。

年収アップのためには業界選びがポイントになりますが、「職場選び」でも年収は大きく変わるのです。

作業療法士が年収800万円~900万円以上稼げる6つの働き方

作業療法士が年収800万~900万円稼ぐ方法は下記の6つです。

どれも簡単ではありません。

しかし、実際に上記の方法で年収800万円を超えた作業療法士がいるのでご紹介しました。

1つずつ解説しますね。

訪問リハビリに転職する

1つ目の方法が、訪問リハビリに転職することです。

訪問リハビリが稼げる理由は、インセンティブ制度があるから。

インセンティブのおかげで、20代から年収500万円・600万円でも狙えます。

インセンティブ制度とは、歩合制のようなものです

やればやっただけ給料が増えます。

例として、下記の条件で計算してみますね。

  • 1件5000円
  • 50件以降インセンティブ発生

訪問件数が月に100件だった場合、51件目からインセンティブとして5000円×50件=25万円が給与に上乗せされます。

もとの給与が月30万円なら、月収55万円になります。

この時点で、ボーナス抜きで年収660万円ですね。

というわけで、インセンティブが導入されている訪問リハビリは稼げます。

訪問リハビリなら経験年数やスキル、実績に関係なく転職できるので、20代の若手が稼ぐにはもってこいなんです。

ただ、訪問リハビリだけで年収800万円越えは難しいです。

なぜなら、1日で回れる件数に限界があるから。

インセンティブがあるといっても、体は1つですし時間もかかりますからね。

何より疲れます。

ではどうするのかというと、訪問リハビリに転職したうえで、他の収入アップ手段を取る必要があります。

具体的には、下記の2つです。

  1. 副業を始める
  2. 投資を始める

本業の訪問リハビリで年収600万~700万円位を維持しつつ、副業+投資でも稼ぐイメージですね。

増税と物価高に備えるなら、副業と投資はもはや必須なので、早めに取り組んでおくと安心でしょう。

年収800万円にこだわらなくても、副業や投資で毎月+5万円あれば、余裕がある生活が遅れます。

やればできるものですよ。

副業と投資については、作業療法士におすすめの副業9選!注意点やメリット・デメリットも解説でまとめているので参考にしてください。

診療所(クリニック)に転職する

2つ目の方法が、診療所(クリニック)に転職することです。

病院ではたらくよりは、報酬が高いことが多いですね。

診療所が病院より稼げる理由は、設備のコストにあります。

病院では、設備維持のためだけに膨大なコストがかかっていますが、診療所では必要なものしかありません。

そのため、浮いた分が人件費に回りやすいのです。

しかし、診療所で働くためには、ある程度の実績やスキルが必要になります。

即戦力でないと、患者にリハビリを提供できないためですね。

また、診療所は条件が良い傾向にあるので、人はなかなかやめませんし、求人募集もすぐ締め切られます。

ある程度、病院などで経験を積んでから挑戦することをおすすめします。

開業したての事業所に転職する

3つ目の方法が、開業したての事業所に転職することです。

開業したての事業所が稼げる理由は、伸びしろがあるから。

開業したての事業所は、売上によって大きく給与が変わります。

初期メンバーとして働いていれば、一気に昇進&昇給できることもあるでしょう。

しかし、経営者の手腕や経営方針なども給与に響くので、そう簡単にはいかないと思っておいたほうが良いです。

起業(開業)する

4つ目の方法が、自身で起業することです。

経営者になるという意味なので、年収800万円どころか、1000万円以上も夢ではありません。

作業療法士として働くのではなく、経営者としての業務がメインになります。

ただ、起業にはリスクが伴うことは注意しましょう。

倒産するリスクはもちろんありますからね。

お金目当てで起業しても失敗する可能性が高いので、情熱がなければ避けるべきです。

大学教授・准教授になる

5つ目の方法が、大学教授か准教授になることです。

2019年度版の賃金構造基本統計調査によると、大学教授の平均年収は約1,100万円です。

また、准教授の平均年収においても872万円と高いので、800万円超えは固いでしょう。

ただし、研究者への道はかなり険しいです。

論文の執筆はもちろん、ある程度の結果も出さなければいけません。

なにより、教授や准教授のポストは、空きが出ないとなれないので、かなり狭き門です。

ある意味、起業よりも難しいので、現実的とは言えませんね。

海外で働く

6つ目の方法が、海外で働くことです。

2022年10月の歴史的な円安を受けて、海外に出稼ぎに行く日本人が増えました。

コメディカルにおいても例外ではありません。

実際に、海外の方が日本よりコメディカルが重視されているので、給与は高い傾向です。

しかし、海外で働くということは、言語の問題はもちろん、生活習慣や文化の違いといった壁があります。

スキルだけでなく、胆力も試されるのが海外で働くということです。

将来的に日本を脱出しようと思っているなら、良いタイミングかもしれませんね。

以上6つが、年収800万円以上になれる方法です。

また、作業療法士が年収700万円になる方法は、作業療法士が年収700万~800万円稼ぐ方法【20代でも目指せる】でまとめているので、参考にしてください。

基本のやり方は同じですが、「年収600万円くらいならできるじゃん!」と、思えるはずです。

作業療法士で年収800万~900万円稼ぐなら投資と副業のかけ合わせが効率的

作業療法士が年収800万円以上になることは難しいとお話しました。

しかし、不可能ではないということも、ご理解いただけたと思います。

そうはいっても、年収800万円までの道のりは遠いですよね。

ここまでご覧になった方の中でも、実際にできると思った方は少ないのではないでしょうか?

だからこそ、副業と投資の掛け合わせが大事です。

本業だけの収入で年収800万円はかなり高い壁に感じられて当然です。

しかし、本業で年収600万円+副業と投資で100万円稼げれば、年収700万円になれます。

ここまでくれば、あと一息ですよね。

このように、収入源を複数持つことで、効率的にお金を増やせます。

大事なのは、本業と副業で稼いだお金を投資して、運用するということです。

自分で働くだけでは、お金を効率的に増やせません。

お金を働かせて、お金を増やしましょう。

これが投資です。

詳細は、作業療法士がお金持ちになる方法と稼ぎ方【ロードマップで解説】でまとめているので、ご覧になってください。

具体的な流れや、お金の増やし方がわかります。

作業療法士が年収800万円~900万円稼ぐために知っておくべき注意点

作業療法士が年収800万~900万円稼ぐためには、知っておくべき注意点があります。

当たり前のことかもしれませんが、サクッとご確認ください。

1つずつ解説します。

昇給昇進には期待しないこと

1つ目が、昇給昇進には期待しないことです。

理由は説明した通り、昇給昇進では給与が増える可能性がかなり低いから。

同じ職場に勤めても給与はほとんど上がりません。

収入を増やすなら、昇給や昇進には期待せず、転職や副業・投資で稼ぐ方が効率的で、確実です。

節約すること

2つ目が、節約することです。

収入を増やすだけではなく、支出を抑える習慣を作っておきましょう。

稼いだ分を無駄遣いしては、頑張った意味がありませんからね。

  1. コンビニに行く頻度を減らす
  2. 自販機で買わない
  3. 弁当を持参する
  4. 水筒を持参する
  5. 自炊する

上記のように、簡単にできることから始めましょう。

収入を増やすことより、支出を抑えることのほうが簡単にお金を増やせます。

マネーリテラシーを身につけること

3つ目が、マネーリテラシー(金融知識)を身につけることです。

年収を増やすためにはマネーリテラシーが必要ですが、増えたお金を守るためにも必要だからですね。

そもそも、これからの時代は、マネーリテラシーがないと生き残れません。

増税と物価高、資産運用が必須の時代になったためです。

  1. 税金のこと
  2. 投資のこと
  3. 保険のこと

上記3つは、最低限押さえておきたい部分です。

税金の仕組みを知れば、節税できるので手取りを増やせます。

投資を知れば、働かずにお金を増やせる方法がわかります。

保険を知れば、本当に必要な保険がわかるので無駄な出費をなくせます。

本屋さんに行けばいくらでも本がありますし、ユーチューブでもたくさん動画があるので、ぜひ勉強してください。

まとめ|作業療法士で年収800万円~900万円は難しいが不可能ではない

作業療法士が年収800万円~900万円以上稼ぐ方法をまとめました。

正直に言うと、理論上は可能ですが、かなり難しいといえます。

ほとんどの作業療法士はたどり着けないでしょうし、そこまで頑張って年収を増やしたい方も少ないでしょう。

あくまでも「作業療法士が年収800万円に到達するには、ここまでやらなければならない」ということをご理解いただければ幸いです。

とはいっても、年収500万円~600万円くらいなら、現実的に狙えます。

年収800万円クラスは、世間的に見ても高収入世帯です。

作業療法士でなくとも、このレベルで稼げる人はかなり限られてきます。

しかし、年収500万円くらいなら、作業療法士が無理なく狙える範囲です。

なぜなら、訪問リハビリに転職するだけで達成できる数字だから。

働く職場を変えるだけで、年収は激変します。

そのため、今の職場に不満があったり、将来が不安な方は行動することをおすすめします。

今ならライバルが少ない状況なので、比較的少ない努力で成功できるでしょう。

訪問リハビリなど、好条件の求人は数が限られているので、ライバルが少なく、採用されやすい今がチャンスです。

今後は、生き残る作業療法士になるために転職する人が増えると予想されるので、早く行動しないと競争が激しくなります。

今すぐ動けないなら、情報収集だけでも始めておけば、その時が来たらすぐ行動できますね。

今回は以上です。

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