MENU

作業療法士に後悔する理由と対処法【4年目OTに聞いた】

作業療法士 後悔

作業療法士になったことを後悔しています…この先どうすればいいでしょうか?
作業療法士になって後悔してる人がいるの?目指しているから理由が知りたい

このような悩みを解決します。

作業療法士になったことを後悔している人は意外と多いです。

なんで作業療法士になっちゃったんだろう…
この先どうすればいいんだろう…
続けていく自信がない…

と不安な方もいるでしょう。

ですが、絶望する必要はありません。

作業療法士には選択肢があるためです。

本記事を読めば、作業療法士に後悔した時の対処法と、後悔する理由がわかります。

気になる内容をタップ

4年目の作業療法士が後悔した理由

ここでは、現役の作業療法士(4年目)に聞いた、作業療法士に後悔した理由をご紹介します。

生の意見なので参考になるかと。

給料が増えない

4年目の作業療法士が後悔している理由の1つ目は、給料が増えないことでした。

詳細は聞けませんでしたが、大卒(旧帝卒、女性)の地方回復期病院勤務の場合は、

  • 1年目→手取り18万くらい
  • 4年目→手取り19万くらい

とのことです。

残業は月に3時間程度しかつけられないと言っていました。

ほとんど「自己研鑽」扱いにされてサービス残業になるんですよね…

残業代よりもひどいのは昇給がほぼないこと。

1年で2000円程度の昇給はあったそうですが、まあ少ないですよね。

自己研鑽が多い

4年目の作業療法士が後悔している理由の2つ目は、自己研鑽が多いことです。

具体的には、

  • 休日の学会参加(自腹)
  • 定時後に始まる勉強会(サービス残業)
  • 症例発表のための資料作り(サービス残業)

上記が自己研鑽扱いで苦痛なんですよね。

学会に関しては、参加費は法人が持つ「こともある」という感じですが、交通費・宿泊費は自腹…

そして、週一で定時後に始まる勉強会…もちろん、任意の皮をかぶった強制参加です。

症例発表の資料作りも勤務時間内にはできないため、サービス残業。

人事としては耳が痛い問題ばかりです…

定時で上がれない

4年目の作業療法士が後悔している理由の3つ目は、定時で上がれないことです。

勉強会や症例発表の日はサービス残業ですが、定時で仕事を終えて帰宅しようとしても、できない空気なのがリハ転職。

基本的にサービス残業が多いとはいえ、週1・2日は定時で上がれるくらいの余裕があるそうです。

なのに、定時で上がろうとすると「もう帰るの?」という上司からの声…

定時で上がる理由なんて「定時だから」しかないだろ…とぶちぎれていました。

職場や上司にもよると思います。ですが、リハビリ職は基本的にブラックですね。

人事として他院に行くことがあったのですが、どこも似たような状況でした。

作業療法士として働くなら、病院は避けたほうが無難かもしれません。

作業療法士に後悔…みんなが悩むのは「人間関係」

前章では下記3つを挙げました。

お気づきでしょうか?

絶対あると思ってた「人間関係」がないんですよね。

おそらく、僕が聞く相手を間違えただけだと思います…

人事として退職・転職理由を聞くと、作業療法士で一番多いのは「人間関係」です。

  • 上司とそりが合わない
  • 指示をくれない
  • 質問しても怒鳴られる
  • 同僚とうまくやれない
  • 挨拶しても無視される

どんな職場でも聞きそうな理由ですが、このような理由で退職する人が多いです。

作業療法士はストレスがかかる職種ですし、人間関係がうまくいかないと、なおのこと退職したくなるんですよね。

作業療法士は転職に強いので、「ここじゃなくてもいい」と考える人が多いのです。

詳細は、「作業療法士はやめとけ」に反対できる3つの理由でまとめています。

作業療法士のメリット、強みを活かしたい方はご覧ください。

作業療法士になって後悔しない人の特徴

作業療法士になって後悔しない人には、下記3つの特徴があります。

どんな人が作業療法士に向いているのか見ていきましょう。

人に寄り添える人

作業療法士になって後悔しない人の特徴1つ目は、人により添える人です。

作業療法士は、患者さんの社会復帰・日常生活に戻るための手助けをする職種ですよね。

だからこそ、人の気持ちを理解し、人に寄り添得る人には向いています。

人により添える人は作業療法士に向いているといえるでしょう。

人を助けることに生きがいを感じる人

作業療法士になって後悔しない人の特徴2つ目は、人を助けることに生きがいを感じる人です。

作業療法士は奉仕の精神が根底にあります。

自分ではなく他者のために尽くすこと。

そして、感謝されることに喜びを覚える人は、作業療法士に向いているでしょう。

給料に執着がない人

作業療法士になって後悔しない人の特徴3つ目は、給料に執着がない人です。

作業療法士の給料は、5年経っても10年経ってもほとんど上がりません。

なぜなら、作業療法士の数が増えており、診療報酬制度も改悪されているから。

作業療法士としてスキルを身につけ、経験を積んでも、給料はほとんど変わりません。

そのため、給料に執着がなく、他者を助けることに喜びを覚える人に作業療法士は向いていると言えます。

作業療法士を続けながら給料を増やすなら、転職か副業しかありません。

詳しくは下記の記事でまとめているので参考にしてください。

作業療法士が稼ぐ方法はたくさんあります。

作業療法士になって後悔したときの対処法4つ

それでは、作業療法士になって後悔している人は、これからどうすればよいのでしょうか?

対処法は4つあります。

作業療法士を続けてみる

まずは、作業療法士を続けてみることが方法の1つです。

目的は「本当に作業療法士が嫌なのか」見極めること。

作業療法士ではなく、「今の職場環境」が嫌な可能性があるので、本当に作業療法士が嫌なのか見極めることが第一です。

方法は簡単。

1ヶ月など、具体的な期間を決め、その期間中は今の職場で作業療法士として勤務するだけです。

その際、「自分が何に対して嫌だと思っているのか」を意識して働くことがポイントになります。

作業療法士の業務が向いていないと思ったなら作業療法士を辞める。

上司や同僚など、環境がダメだとわかったなら、職場を変えるという道ができます。

転職する

作業療法士に後悔している人の対処法2つ目は、転職することです。

上では「もう少し続けてみてって言ったじゃん…」と思った方もいると思います。

違いは、「すでに今の職場、仕事が辛いと感じているか」です。

今は辛いと思っていない
思っているけど仕事はできる人
もう少しやってみる
毎日仕事が辛い
仕事に行くこと自体が苦痛でストレスを自覚している
転職する

イメージとしては上記の通りです。

今の職場で働いていて、ストレスがやばかったり、パワハラを受けていたりして、とにかく仕事が辛いと感じている人はすぐに転職してください。

辛い環境にい続けると、うつ病や不安障害などの精神疾患になってしまうためです。

筆者は人事として、頑張りすぎて心を壊した方をたくさん見てきました。

だからこそいえます。

辛い環境で頑張らないでください。

作業療法士は転職に強いです。

地方だろうが都心だろうが、どこでも働ける場所はあります。

今の辛い環境で無理して働く必要はなく、辛くない環境に移動できるのが作業療法士です。

副業を始めて選択肢を増やす

副業を始めて、作業療法士以外の職種になるという選択肢もあります。

副業を始めることで、その道のスキルが身につくためです。

2018年に副業が本格的に解禁されてから、副業で稼ぎつつ、培ったスキルで転職するという方は増え続けています。

つまり、副業で稼げるようになれば、

  • 副収入を得る
  • 専門スキルが身につく

ことになるので一石二鳥というです。

お金を稼ぎつつ、作業療法士以外でも食べていけるようにするための副業ですね。

おすすめの副業はブログです。

ブログは古いイメージがあると思いますが、2022年でもバリバリ稼げます。

稼げるからこそ廃れていないのです。

初期費用1000円で始められるのに、月収が100万円を軽く超える、ローリスクハイリターンな副業はブログくらいでしょう。

ちょっと気になりませんか?

実際に僕も2020年にブログを始めましたが、今では月20~30万円稼いでいます。

2020年という、圧倒的な後発にもかかわらず、ですよ?

今から副業としてブログを始めても、余裕で稼げます。

ブログについては、作業療法士の副業にブログ(アフィリエイト)をおすすめする7つの理由でまとめているので参考にどうぞ。

ブログ以外の副業は下記の記事でまとめています。

副業で収入を増やしつつ、作業療法士以外の選択肢が欲しい方のための記事です。

一般職に転職する

作業療法士は作業療法士として働くしかない、と思っている方は多いです。

ですが、作業療法士は一般企業に転職することもできます。

大きく分けると道は2つ。

  1. 作業療法士の資格を活かせる一般企業に転職すること
  2. 作業療法士の資格とは関係ない一般企業に転職すること

資格を使うか使わないか、ですね。

資格を使うというのは、医療備品メーカーなど、作業療法士の資格と経験があれば活躍できる職種です。

資格を使わないのは、それ以外の普通の一般職をイメージしてください。

作業療法士そのものが向いていないなら、一般職という選択肢もあります。

今の環境が辛くても道はあるということだけは頭に入れてほしいです。

作業療法士を1年目や2年目でやめたい…転職してもいいの?

作業療法士を転職するといっても、年次によってどうしていいのかわからないと思います。

特に、1年目や2年目にとっては。

結論、作業療法士を転職するなら、1年目や2年目の方が有利なことも多いです。

なぜなら、若い作業療法士が不足していて、どこでも需要が確保されているから。

若い作業療法士は、採用コストがかかっても維持コストが安く、将来性があるので人気です。

だから、1年目だからとか、2年目だからとかで躊躇しなくていいんです。

むしろ、先に動いた方が給料が増えやすいですし、人間関係のストレスからも解放されます。

1年目~3年目の方でやめてもしてもいいのか悩んでいる方は下記も参考にどうぞ

まとめ|作業療法士になって後悔しても道はある

作業療法士になって後悔する理由と対処法をまとめました。

作業療法士は転職も副業もできるので、選択肢が豊富という強みがあります。

向いていない人はつらいかもしれませんし、上司や同僚に恵まれていなければ辛いのは当然です。

そういう時こそOTの強みを活かして、働きやすい職場に移ってはいかがでしょうか。

人生100年時代。

無理して辛い環境にい続ける意味なんてありません。

せっかく作業療法士になったのなら、強みを存分に使いましょう。

今回は以上です。

SHARE
気になる内容をタップ